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図書館コミュニティ

キンドルの存在理由

 そして、キンドルで革命的に変わってくる可能性があります。各自の端末にコンテンツを展開できる。そして、読者自体をつなげていく。本の存在理由は行動に移すことができることです。要するに、つなげる手段を併せ持っていることが一番、違うところです。戦うためではなく、協調のためです。個人の分化を促し、自分の頭で色々なことを知ることになる。

 電子ブックの貸し出しサービスは、クラウドと合います。誰が何を持っているのか、本の権限は各図書館ではなく、クラウドで持ちます。それで個人の状況を把握していれば、どのレベルまで来ているか、次に何を読んだらいいのかもできます。コンテンツ中心型のネットワークです。

 飛行機乗る時に、貸し出して、降りたら消去することも、電子ブックで出来ます。一時的な貸出です。14年前に、ニューヨークに出張する時に、「10時間で英会話がマスターできる」という本を持って行ったことを思い出します。これを機内サービスと一緒にやることができます。

図書館コミュニティと出版業界

 図書館コミュニティの大きな力で、電子書籍の出版自体を変えさせます。テッド・ネルソンではないけど、著作権の考えそのものを公共化します。

 いつまでも出版が文化のような顔をしているだけでなく、彼らは設けるだけではなく、彼ら自身を変えていかないといけない。個人と本の間にコミュニティを置き、図書館も分化させます。

 キンドルを使う、巨大なユーザーグループと図書館の電子書籍貸出サービスを参画させることは、電子ブックサービスに大きな力を持ちます。それに方向を付ければ、市町村レベルの生涯学習のクラウドに対応できます。核になるのが、図書館コミュニティです。

私にはデジタルライブラリという武器がある

 そして、私には武器がある。16000冊の読書履歴と、そこから抽出したデジタル・ライブラリです。この抽出ライブラリは、キンドルを使えば、誰にでもメールで飛ばせます。

 その意味では、本の電子化は簡単です。皆がやって持ち寄ればいい。点字サークルのように、図書館グループでやるのも一つの手です。それで皆の問題意識を作り上げることです。

 本は全体が意味を持つのではなく、DNAの部分を抽出して、自分の問題意識として、考えをまとめて、皆に示して、カタチにしていくことです。行動とつなげることです。

考える生活

 考える生活と言った時に、何をどう考えればいいのか、どういう手段を使えばいいのか、そこまで立ち入ります。皆慣れていないし、我々も慣れてはいない。

 インフォメーション・コモンズという考え方。一連の情報サービスを一か所で提供する、情報リテラシーを育成すること、研究と学習を支援する。

岡崎図書館の10冊

 227.9『鉄の壁 下巻』イスラエルとアラブ世界

 134.9『哲学探究』

 147.3『人類の対話1』静けさの前の嵐

 493.7『分裂症と人類』

 289.3『ビスマルク』

 253.0『戦争のるつぼ』第一次世界大戦とアメリカニズム

 318.8『実践!コミュニティデザイン』地域を元気にする

 699.2『テレビジョンは状況である』劇的テレビマンユニオン史

 024『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』

 291.0『グローブトロッター』世界漫遊家が歩いた明治ニッポン 開国直後、神秘の国ニッポンを旅した外国人たちは何を見たのか?
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