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1.5 未唯空間と活用 7/8

(つづく)

1.5.4 自分の戻る

 孤独と孤立で真理を求める以上、思考の利益を自分にもたらすことはできない。共感してくれた人のものです。私の利益は真理を得たという、自分への納得だけです。

 結局、何が変えたかったのか、というと、販売店を変えて、この会社を変えて、日本を変えたかった。

 会社を変えるための知恵は出したけど、それを受けるところが、この会社にはありません。販売店に知恵を出させることへの抵抗感が販売店本社にあります。成功事例を示すことで、多様なローカルを活性化することがグローバルを救うことを実証します。

 この会社を変えることを考えた。本来、理数系の会社であり、「なぜなぜ」のDNAを持っている。販売分野は、文系での「成功体験」から抜け切れていない。グローバルから支援する、マーケティングを販売店店舗を経由させることで、「売る」発想自体を変えさせていけば、突破口が広げる。

 日本を変えるには、外部(特にアメリカ)からの圧力がないと変わらない。グローバルを維持するための方策では、日本自体を潰すことになります。明治維新のように、内部の矛盾エネルギーに方向性を与えるしかないかも。


 自分の中では、新しい循環を考えている。

 基本は、考え続けることです。人間は、思春期や二〇歳頃に考えた〝原問題〟を、形を変えながら、一生考え続けるものなんですね。それにしても、私の場合は執念深いですね。このまま、最後まで行きそうです。

 自分の中での様々な関心が、原問題としての「コミュニティ」というテーマに収斂している。これは「孤立と孤独」の反対側にあるものです。だから、冷静に、客観的に見ることができます。

 結局、自分がやっていることは「人間についての探求」と「社会に関する構想」という二つに集約される。コミュニティというテーマは、この両者を架橋する、結節点のような主題です。ローカルとグローバルをつなぐものです。

 (つづく)
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