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913.6アリ『図書館危機』で「自由」を守れ!

未唯へ。連休4日間だけど、なかなか「未唯への手紙」に取り掛かれません。

本当に今日は暑かった。スタバではハチミツを入れたアイス・トール・ラテにました。この前までは、オーストラリア帰りのREIさんの影響でホット・ラテにシナモンをまぶしていました。

帰りに、病院に寄ったけど、母親は相変わらず、気力がなさそうで、話すこともないので、すぐ帰ってきました。2日には「老人保健施設」に移ります。

昼寝してから、『図書館危機』を読みました。「図書館戦争」シリーズの第3巻です。最後の方は、泣きながら読んでいました。珍しく、食卓で読んでいました。反対側で奥さんがパソコンでゲームをしながら、テレビを見ていました。「たまには本ぐらい読めばいいのに」ということで、この本を薦めたら、速攻で「いや」

この本はフィクションですが、日本の将来を暗示しています。『図書館戦争』(公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館! 狩られる本を、明日を守れ! 正義の味方、図書館を駆ける!)、『図書館内乱』(武蔵野第一図書館の図書隊員・小牧が、耳の悪い少女に難聴者がヒロインの恋愛小説「レインツリーの国」を勧めたとの噂により、メディア良化委員会が検閲に抗う図書館を攻撃しはじめ…。)です。読み方によってはラブ・コメですが、日野の図書館とか茨城県立図書館での戦いは、私にとってはリアルです。

図書館の自由に関する宣言 『一、図書館は資料収集の自由を有する。 二、図書館は資料提供の自由を有する。 三、図書館は利用者の秘密を守る。 四、図書館はすべての不当な検閲に反対する。 図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。』が本当に必要な時が来ています。単なる暴力だけでなく、様々な力が『自由』を妨害しています。

「メディア良化法」にしても、皆が「無関心」であったがゆえに、通ってしまった。一度、通ってしまったものは力を得て、回っていく。その時点で「無関心」であったことに気づいても、力に対する力を持たないと方向は変えられない。これは「螺旋の論理」そのものです。本当に、監視・管理の世界の方向を変えられるかに、日本の将来はかかっている。

その時に「読書と市民参画」が武器になります。
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