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5.2 ローカルとグローバル 4/10

 (つづき)

 現場発想をまとめるポイントを述べます。

 すべてに聞きに行くわけにはいかない。先行する販売店をターゲットにしています。自分の中に仮説を立てて、訪問した時の感覚で、それを毎回、作り直していきます。ブラッシュアップすることで主流の考えができます。

 アンケートシステムのような機能を作り、入力してくれることを考えたが、何も考えていない人には不可能です。具体的な意見に対して、「賛同」「反対」するぐらいから始めると、意見がでやすくなる。

 ユーザーは見ないと、意見が言えない。個別に渡そうとすると、説明が必要になる。パンフレットのようなキッカケとなるモノを作り、ユーザーからアプローチしてもらう手段が有効。


 現場発想を企画につなげることをインタープリテーションと言います。

 私の理念なり、方法論を、現場をよく知っているインタープリターで検証してもらいたい。日々の中のアイデアの方が思考よりも上です。私は一つの現場での仮説・実証を得ることで先に進めます。

 インタープリターにとっては、自分が持っていない理念とか見解を得ることができ、将来の変化を待ち構えることができる。自分にない観点を、消化不良にならない程度で得ることは、強力な武器になりはずです。

 社会および会社としては、無思想ではなく、ある程度の読みと、偶然をプラスに生かすことができる。社会全体のインタープリターはローカルの活動を通じて、学習し、グループで意見交換した結果をグローバルに知らせる役割を保有する。

 (つづく)
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