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中国の都市への移動

内なる世界からの発信

 社会の位相化を言う以上は、他のことには構っていられません。内なる世界から発信します。

世界歴史への思い

 大学の教養部の時に、金がないときに、岩波の「世界歴史」全巻を予約した。なぜなのか。それまで、私の中には、受験の世界史はあったけど、世界歴史という概念がなかった。何かを求めるものがあったんでしょう。今につながっています。

 大学入学前から、戦間期に、ワイマールがああなったのかという疑問を持っていた。教養部の歴史の授業が戦間期だったので、歴史に関心を持ち、教養部封鎖で、図書館に通学していたので、本を読み始めた。最初に読んだのは、「わが闘争」だったけど。

 歴史哲学は、ヘーゲルをもう一度、借りましょう。

多様体の概念から社会の位相化

 なぜ、多様体の概念が生まれたのか。それがすべてになっていないのか。それを一般の人は知ろうとしない。座標系のことは知っているけど、さらに単純な多様体は知らない。これは教育の問題なのか。

 サファイア革命との関係もあります。すべての社会生活を位相化するわけにはいかない。ローカルにとってみたら、従来通りに見えるものなのかもしれない。その方が、革命を成就できる。

 ムスリムがヨーロッパに進出したときに、彼らは自分たちの宗教を押し付けようとしなかった。それまでの支配者に比べると、はるかに安い税金だけをとった。それが故に、フランク帝国のような大きな力とぶつかるまで、ムスリムは勝てた。民衆にとって見たら、どちらでも同じだったから。

 全てを崩すような、モンゴル的なやり方では、民衆を巻き込んだ形で、反乱が起きるでしょう。そうではなくて、上の部分だけを変えてしまうというやり方です。民衆にとっては、今まで以上のことができ、ローカルでの自由と権限が拡張でき、全体の構造が変えらる世界になった。そこから、イスラム教の良さを横に伝播して、変えさせていく。自分たちのアイデアとして,変えさせていく。

中国の都市部への移動

 中国は農村部から都市部へ人口を移そうとしている。2005年に中国に行った時には、3億が都市で、10億が農村と捉えたけど、それを逆転させるつもりです。

 都市へ来た農民はどこに住むのか。高層マンションみたいです。では、何をするのか。都市での産業がそれほどの吸引力を持つのか。

 ペテルスブルグの風景をイメージします。ナチの前線ラインから、ペテルスブルグを眺めた時に、何もないところに、都市があり、周りに高層マンションが作られていた。都市の住民はそこに住んで、地下鉄で運ばれていった。ペテルスブルグの街の地下から、人が湧き出てきた風景は圧巻だった。

 都市への移動の動機は、社会保障です。都市部の人間だけに、国家が年金などを渡します。何のために、広大な土地を持っているのか? 都市に集めることで、どうしていくのか。地方都市でも、すぐに何千万と人が集まる土地柄だから。

 むしろ、地方分権させた方がいいに決まっている。中国には地方という考え方が強い。全体をまとめきれない。いまだに中央集権ができない。あるのは、中華思想だけです。

 農村は消費者にできないから、都市へ持って来て、消費者にしようという考え方でしょう。以前ハ、農村は豚一匹だけで生きていられたけど、今は、豚肉はアメリカから輸入する。そのためには、NBAとしての共産党としては、消費者はいるけど、生産者はいらないという考えでしょう。

位相化はインターネットで実験済み

 ネットワークもトポロジー構造を持っています。誰も意識していないのに、出てきて、それまでのやり方を変えてしまった。LAN・WNのように、ローカルとグローバルとその関係を持っている。つまり、位相化です。
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