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未唯宇宙第4章歴史編 大枠の確認

第4章大枠の確認

 歴史編を4.6まで進めたけど、ピッタリこない。頭に残らない。もう一度、大枠の確認をします。

4.1「政治形態」

 4.1「政治形態」は政治経済と言うよりも、キッカケですね。歴史は広い。その中で何を問題にするのか。問題意識と言ってもいいです。やはり、戦間期になります。なぜ、あのドイツが民主主義という形態から、徹底的な全体主義に変わったのか。そこには、民族も感じるし、人間の弱さというのか、民主主義の弱さを感じる。そして、全体主義も共産主義も現在は衰退しているように感じます。

 民主主義から全体主義に行くのは、人間からしたら当たり前。それだけのポテンシャルは持てない。その大きな実験だったという気がします。では、やり直すとしたら、また、次の世代を考えるとしたら、何が必要なのか。それを考えてきた。そして、歴史哲学まで戻った。

 そこで出てきたキーワードは「自由と平等」。自由を追い求めてきた。その結果、国民国家を通り越して、全体主義になった。格差に対して、平等をいかに為すか。内に対する平等を徹底したために、方向もなくし、考え方をなくした。

 「自由と平等」という、フランス革命のモットーだったもの、その二つが、民主主義の状態ではトレードオフであることが実証された。

 民主主義を上からかぶせる場合はそうなる。個々から行なっていく場合は、全体の統制が取れなくなって、特異点が発生して、その特異点で全体が支配される。ナポレオンのように。そこまでのシナリオを資本論に書いておくべきだったのに、マルクスは途中で投げ出した。

4.2「国民国家」

 それに対して、4.2「国民国家」は割と単純です。国民国家という作りだした自由というモノが、大きな壁に突き当たっている。グローバル化と多様化にいかに対応するのか。グローバル化は国家を超国家にしていく。多様化は国家を地域化していく。そこにおいて。人間はどうなるか。

4.3「歴史認識」

 そこで戻って、歴史認識。今の歴史の雑多なモノをここでまとめていく。宗教の問題とか国境の問題が、戦争と平和の名の下に行なわれている。歴史とは何かをたぐるのが「歴史の歴史」でしょう。

4.4「歴史の動き」

 4.4「歴史の動き」は今の歴史です。歴史は変わろうとしている。従来のようなカリスマ(特異点)でもって、変わるわけではない。かといって、何となく、変わっていくものでもない。環境社会と同様に、人類を通しての意思がない以上、バラバラでは崩壊するだけです。そのためのモノとして、サファイア循環というポリシーが生まれた。それぞれが動きながら、方向をどう持って行くのか、どのように配置されていくのか。

 一つの国家ではなく、一つの地方ではなく、全体が変わっていく。エネルギーは各地域であり、モノを作るのは全体というカタチになる。それを表すのが、分化と統合。バラバラでありながら、全体をまとめて行くことで新しい政治形態ができる。

 4.4「歴史の動き」までが全体の流れです。4.5「未来の姿」から具体的なモノ、それぞれの細部に入ります。

4.5「未来の姿」

 4.5は未来に対しての方程式。方程式は作りたかった。情報共有から作りだしてきた。歴史はどう進化するのかというところで、137億年の物語に戻って、今を見た時にどうなるのか。一番、変わるモノは、従来、意思の力であったモノを存在の力にするという歴史認識の部分でしょう。

 意思の力は民族とかカリスマの力を使ったりしている。革命と同様に、バラすことはできるけど、統合することができない。存在の力が叫ばれているが、まとまっていない。全体のシナリオが見えない。ウロチョロしているだけです。

 端的なモノがアラブの春です。壊してみたけど、結局、破壊につながった。イスラム国というのは分化の状態から生まれた。統合するために国ではなく、もっと大きなモノ、ムスリムにすがった。それらを描くのが未来方程式。

4.6「歴史哲学」

 そして、歴史哲学は存在の力からいかに分化と統合で変わっていくという、哲学を表現したかった。ヘーゲルが途中で終わってしまったモノの後半を書いていきます。色々な現象を集めて、単体だけでも哲学に持って行く。個々までが一応、歴史編を辿ったところです。

4.7「大きな循環」

 4.7「大きな循環」を示します。これは縦の循環です。地域からいかに超国家に持って行くのか。それぞれの関係を描きます。グローバルの企業も関係してきます。超国家と市民の間に国家と地域を挟むカタチです。これは全体の結論に関わります。皆、同じようなトーンになっている。個々はまだ、チューニングが必要です。

4.8「市民=超国家」

 最後は数学から来ている、市民が超国家が結ばれる世界。それを歴史的にどう書くかです。市民と地域と国家と超国家の関係です。隣り合う関係は割と単純に賭けます。重要なのは市民と超国家が結びつく世界をどう描くかです。

 従来ならこんな関係はあり得なかった。情報共有がそれをメディアとして、可能にしようとしている。ムスリムの世界では、個人が共同体(ウンマ)でムスリムとつながっている。それはキリスト教ではあり得ない。

 そこには戒律もあるけど、自由がある。皆が平等の世界。これを解決するためにも、市民と超国家が結びつく世界をどう描くかという大きな問題です。
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