goo

OCR化した2冊

『WHAT HAPPEND 何が起きたのか?』

 調査網

 連邦政府のしたこと

 トランプのチームがしたこと

 ロシアがしたこと

 真実をめぐる争い

 そして今?

 ウォーターゲートよりも悪い

『競争戦略論』

 競争力と環境規制

  競争力と環境保護をめぐる誤解

  資源生産性から環境対応を考える

  環境対応が企業にもたらすメリット

  環境規制はなぜ必要なのか

  敵対的環境規制の弊害

  よい環境規制はイノベーションを誘発する

  これからの企業の環境対応

   自社の環境影響を把握する
   直接費用だけでなく機会費用を把握する
   イノベーションによって生産性を高める
   規制や環境保護主義に対する考え方を改める

  環境対応で過渡期にあるグローバル経済

 戦略とインターネット

  インターネットは何を変えたのか

  問うべき根本問題

  戦略の原則は変わらない

  ゆがめられる市場シグナル

   売上げのゆがみ
   コストのゆがみ
   株価のゆがみ
   財務指標のゆがみ

  戦略の原点に回帰する

   インターネットと業界構造
   インターネットの歓迎しがたい影響
   市場拡大・収益性低下
   ネットオークション事業の教訓

  インターネットの神話

   スイッチングコストの神話
   ネットワーク効果の神話
   ブランディングの神話
   補完型提携の神話
   アウトソーシング効果の神話

  インターネット競争の未来

  インターネットと競争優位

   業務効果
   戦略ポジショニング

  戦略の不在

  補完としてのインターネット

   誇張されすぎている対立
   補完性を活用して成功した企業
   相互補完性が生まれる理由
   独立した別事業とすることの弊害

  ニューエコノミーの終焉

   戦略の将来
   伝統的企業もドットコム企業も
   「どれぐらい同じなのか」を問う
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

何が起きたのか? ロシアがしたこと

『WHAT HAPPEND 何が起きたのか?』より ⇒ ヒラリー対トランプではなく、ロシアの陰謀

ロシアが何をしたのかという問題になる。ハッキングと盗んだメッセージを〈ウィキリークス〉を通じて公表したことは、すでに分かっている。だがそれははるかに大きな作戦行動の一部でしかなかった。民主党下院全国委員会もハッキングを受け、全国あちこちの下院地区でブロガーや記者たちに不利な情報を流されていた。精巧な作戦だ。これは始まりにすぎなかった。

公式のインテリジェンス・コミュニティーの報告によると、ロシアの宣伝工作の作戦は「秘密の情報作戦--サイバー攻撃など--と、ロシア政府の職員の秘密活動、公費を受けているメディア、第三者の媒介、有料のソーシャル・メディア利用者あるいは〝荒らし〟を混ぜ合わせることだった」という。それがどういう意味か、詳しく見ていこう。

最も単純なものは、伝統的な公費によるメディアだ。この場合は、RT(ロシア・トゥデイ)やスプートニクといったロシアのネットワークがこれにあたる。[クリントンとISISは同じ資金を受けている]というような悪意あるクレムリンの主張を、電波やソーシャル・メディアによって全世界に拡散する。スプートニクは頻繁にトランプと同じツイッターのハッシュタグ、#CrookedHillary(不正まみれのヒラリー)を用いた。RTの影響力がどの程度なのかは分からない。〈デイリー・ビースト〉(米のネットメディア)は、RTが影響力を誇張しているという記事を載せた。RTの影響力はわたしたちの想像以上なのかもしれないが(たぶん数十万ぐらいか)、選挙結果そのものを左右するほどではないだろう。だがRTの宣伝工作が、アメリカのFOXニュースやブライトバート、〈アレックス・ジョーンズのインフォウォーズ〉(訳注:アレックス・ジョーンズは先述の陰謀論者)などのメディアに取り上げられ、フェイスブックに載ったら、その影響力は格段に上がる。それが選挙運動中に頻繁に起きた。トランプとそのチームもロシア。の主張を大げさに広めるのに手を貸した。

ロシアはまた、あまり伝統的でない手段でも宣伝工作を行なった。何千ものフェイク・ニュースや、フェイスブックやツイッターで攻撃する、個人的な〝荒らし〟を使ったのだ。インテリジェンス・コミュニティーの報告によれば、「ロシアはクリントン長官の名誉を傷つけるための作戦の一部として、RTと同様にトロールも用いた……ロシアのプロのトロールと繋がっていると見られるソーシャル・メディアのアカウント--これらは、以前はロシアのウクライナでの行動を支援していた--が、二〇一五年一二月からはトランプ次期大統領を支持し始めた」トロールたちがでっちあげた話は、教皇がトランプを支持しているなどという見え透いた嘘もあったが、単なるわたしの悪口やトランプを称賛するものが多かった。その内容は再びRTの後援を受けて拡大し、FOXのようなアメリカのメディアに取り上げられた。

ロシアは鍵となる州の、投票先を決めていない有権者に働きかけようとして、インターネットを悪用することにした。

わたしたちがオンラインで見るものの大半は、フェイスブックやツイッター、グーグルの検索結果などにどんな内容が現われるかを決めるアルゴリズムに支配されている。これらのアルゴリズムの一つの要素が「人気」だ。たくさんの利用者が同じ投稿を見たり、同じリンクをクリックしたら--そして大規模な個人的ネットワークを持つ〝影響者〟がそのようにしたとしたら--それが画面に出てきやすくなる。このプロセスを操作するため、ロシアはアメリカの「投票先を決めていない有権者」と見せかけた偽のツイッターやフェイスブックのアカウントで「その場をあふれさせた」。トロール(実在の人物)によるアカウントもあれば、自動化されているものもあったが、いずれにしても目的は同じだ。口シアの右翼の宣伝工作の規模と人気を意図的に拡大することだ。自動化されたアカウントは、ロボットを略して「ポット(bot)」と呼ばれる。ロシアはこれを大々的に利用した。サザン・カリフォルニア大学の調査員たちは、二〇一六年九月一六日と一〇月二一日のあいだに送られた全ての政治的ツイー卜のうち二〇パーセント近くが、ボットによるものだったと突き止めた。それらの多くがおそらくロシアの仕掛けたもので、情報委員会の会長代理であるマーク・ワーナー上院議員によると、この戦略によってサーチエンジンが「圧倒」され、有権者たちへのニュース配信に「ヒラリー・クリントンは病気だ」とか「ヒラリー・クリントンは国務省から金を盗んでいる」などという情報が流れた可能性もあるとのことだった。

フェイスブックによると、もう一つの重要な戦略として、偽のアフィニティ・グループ(活動家集団)やコミュニティーのページを作り、オンラインで会話を誘導して、知識のない利用者を引きこむというものがあった。たとえば、偽の〈ブラック・ライヴズ・マター〉のグループが民主党をKKKや奴隷制と繋げるような悪意ある攻撃をし、アフリカ系アメリカ人の投票率を下げようとする。ロシアがしたのは、そういうことだ。たとえば、有名なトランプ支持者の福音主義的主教、オーブリー・シャインズは、民主党は「この国に奴隷制、KKK、人種差別法をもたらした」といってわたしを攻撃するオンラインのビデオを作った。これは保守的なメディア企業シンクレア・ブロードキャスト・グループによって、全国の一七三もの地方テレビ局で、右翼の宣伝とともに流された。シンクレアは今では二二三局に成長し、アメリカの世帯の七二パーセントで視聴されている。

こうした虚偽のグループが全国的に広がっているのを知って、インターネットで嫌がらせを受け、〈パンツスーツ・ネイション〉のようなオンラインでのコミュニティーを絶対に非公開にしている、何百万人もの支持者のことを考えざるを得なかった。彼らが、そして我が国が、こんな目に遭ってはいけない。

これらを足し合わせると、多面的な情報戦が見えてくる。マーク・ワーナー民主党上院議員が、うまく要約してくれた。「ロシアは何千人ものトロールやボット・ネットを雇って大々的に嘘の情報やフェイク・ニュースを広め、ソーシャルーメディアに誤情報をあふれさせた。それらがアメリカのマスコミやネットワークによって拡大され、何百万もの国民に影響を与えた」

事態は悪化した。『タイムズ』によると、ロシアは宣伝工作の目標を投票先を決めていない有権者に定め、投票所に行くな、あるいは第三の候補者に投票しろと訴えた--そのためにフェイスブックに広告を出資しさえした。候補者の応援に外国の資金を使うこと、選挙運動を外国の団体と協力することは法に反するので、連邦選挙委員会の長官はこの件を徹底的に調査するよう命じた。

投票先が未定の有権者たちが盛んな攻撃にあったのが分かっている。ワーナー上院議員によると、「ウィスコンシン州やミシガン州で、女性とアフリカ系アメリカ人が狙われた」という。ある研究で、ミシガン州だけで、選挙前の最終日のツイッター上の政治的ニュースの半分近くが嘘か宣伝工作のものだったことが分かった。いみじくも、ワーナー上院議員は言った。「どうしてこんな選挙区のことまで詳しく分かったのだろう?」

面白いことに、ロシアは予備選挙でバーニー・サンダースを支持した有権者を、特に狙おうとした。親サンダースのメッセージ・ボードやフェイスブックのグループに偽のニュースを載せ、いわゆ〝バーニー兄弟〟による攻撃を拡大した。ロシアのトロールたちはわたしが殺人やマネー・ロングリングをし、密かにパーキンソン病を患っているという話を広めた。フェイスブックで読んだからといって、誰がそんな話を信じるのかと思ったが--だがどれが正しいニラースで、どれがそうでないか、見極めるのが難しいこともある--ものすごく怒っていれば、自分の意見を裏づける話をすぐに信じてしまうだろう。元アメリカ国家安全保障局(NSA)のヘッドで、引退したキース・アレクサンダー大将は、下院議会に、ロシアの目的は明快だったと語った。「彼らがしようとしていたのは、民主党内のクリントン派とサンダース派に亀裂を生じさせ、アメリカ国内で共和党と民主党にも亀裂を生じさせることだ」たぶんこのせいで、第三政党の候補者が二○一六年には二○一二年より五〇〇万票も多くを獲得したのだろう。これがロシアと共和党の狙いで、実際にそうなった。

CNN、『タイム』、そして『マクラッチー』紙によると、司法省と下院議会は、トランプの選挙運動のデータ分析作業--クシュナーが先導した--が、全てを首尾よく進めるためにロシアと協力していたかどうかを調査中だという。下院情報委員会における民主党のトップである、アダム・シフ下院議員は、彼らが「誰を狙うかという点で協力していたのか、タイミングや、その他あらゆる点において協力していたのかどうか」を知りたいと発言した。もし協力していたのなら、これも不法行為だ。

酷い話はもっとある。選挙運動中、ロシアのハッカーは二つの州の選挙システムに侵入したことが分かっている。この作戦行動は、予想以上に大規模なものだった。二〇一七年六月、国家安全保障局の職員は下院議会で、二一もの州で選挙システムが狙われたと話した。ブルームバーグ・ニュースの報道によると、その数は三九にもなっていたそうだ。漏洩したNSAの報告書によると、全国の一〇〇人以上の選挙職員のアカウントに侵入があった。そのうえハッカーたちは、選挙日に投票所係員が使用したソフトウェアにまでアクセスしていた。投票者の選挙登録情報にアクセスしようとしたのだろう。特定の投票者の記録を消すか、改竄し、そのデータをさらなる宣伝工作に悪用した可能性もある。『タイム』によると、盗まれた投票者の情報がトランプ陣営に流れているかどうか、調査中だという。

こうした事柄が時間をかけて少しずつ明らかになるので、どれほど衝撃的なことか理解できない人も多いのではないかと思う。だがよく考えてみてほしい。ロシアが我が国の選挙システムに侵入し、投票者の情報を削除あるいは改宣しようとした。国民なら誰でも、背筋の凍る思いだろう。

そこで終わるはずはない。『ワシントン・ポスト』によると、ロシアは選挙に影響を及ぼそうとして、旧式の文書偽造という手段も利用した。『ポスト』は、モスクワが内密にFBIに、「民主党全国大会会長と、融資家や寄付者への補佐役であるジョージ・ソロスとのあいだで、司法長官リンチが電子メールの調査においてわたしに便宜を図るとする会話が交わされた」という偽文書を送りつけたと述べた。ありえない話だ。ジム・コミーはこの文書が偽物だと知っていたかもしれないが、『ポスト』には、彼はそれが公表されて非難の対象とされるのを心配したとある。偽造とはいえそのような文書があるという事実が、前の節で述べたように、長きにわたる手順を無視していいという言い訳となり、彼はわたしを貶める悪名高き七月の記者会見を開いたのだろうか。ロシアによってあんな愚行に導かれたとしたら、愕然とするばかりだ。

この物語にちょっとスパイ小説的な味つけを加えるなら、選挙以来、多くのロシアの職員が不運な事故に遭っている。選挙日当日、ニューヨークの領事館で一人の職員が死体で発見された。最初は、屋根から転落したという説明だったが、のちに心臓発作を起こしたという話になった。一二月二六日、トランプの狼雑な書類を集める手助けをしたと思われる元KGBスパイが、モスクワで、車内で死体で発見された。二月二〇日、アメリカに派遣されていたロシア大使が、これまた心臓発作で急死した。ロシア当局はサイバー作戦で働いたサイバーセキュリティー専門家と二人の情報職員を逮捕し、アメリカヘのスパイ行為で有罪とした。わたしに言えるのは、プーチンの下で働くのはストレスの多いことだろうというだけだ。

信じられない話だと言いたい気持ちは分かる。夫が夜更けまで読んでいるスパイ小説の中のようだ。ロシアがウクライナでした行為を知っていても、アメリカに対してこれほど大規模な秘密活動を行なうとは驚きだった。だが圧倒的な証拠があり、インテリジェンス・コミュニティーの調査は信頼できる。

それ以上に、今ではロシアが同じような作戦を他の西側の民主国で行なっていることが分かっている。アメリカの選挙のあと、フェイスブックはフランスとイギリスで何万もの偽のアカウントを発見して削除した。ドイツでは、議会のメンバーがハッキングされていた。デンマークとノルウェイでは重要な省が被害に遭ったという。オランダでは選挙でのコンピューターの使用をやめて、手作業で票を数えることに決めた。特筆すべきなのはフランスで、エマニュエル・マクロンの選挙運動が大統領選挙直前に大規模なサイバー攻撃に遭い、すぐにわたしに対する攻撃と比較された。だがフランスはアメリカでの出来事を見ていたので、多少の準備ができていた。マクロンのチームは偽のパスワードを用いてロシアの攻撃に対抗し、違うファイルで偽の文書を流して、ハッカーたちを混乱させ、その行動を阻止した。盗まれたマクロンの電子メールがオンラインに発表されたとき、フランスのマスコミはわたしのときのような衝撃的な記事にすることを拒否した。フランスの法律では選挙間近の報道が監視されるためだ。フランスの有権者たちも、わたしたちの過ちから学んでいたようだ。彼らは右翼の親モスクワ的候補者であるル・ペンを拒絶した。わたしたちの不運が、フランスその他の民主制を守る役に立ったのは嬉しいことだ。少なくとも、少しは意味があったということだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

NOGIMETAL

未唯空間2.4「空間の条件」

 2.4「空間の条件」は 当初のものから大幅に変わってきた。空間というのは、集合が点になること、不変なものがそれを可能にする。だから定義が逆になりました。これが数学の醍醐味なんでしょう。

 そこで判明したのは未唯宇宙は多重空間だということ。

自由と平等はトレードオフ

 国民国家においては自由と平等はトレードオフ。平等のために共産主義国家を産み出したが失敗した。

 ピラミッドは同時に逆ピラミッドがある。それゆえ中間の存在が重要。そこでクロスする。

トポロジーが証明したこと

 情報共有すなわちインターネットが 座標系の空間を 位相空間に生まれ変わらせる。それをトポロジーが証明した。

NOGIMETAL

 ナゴヤドーム1日目のいくメタルが見たかった。アミューズはきついから、映像が表に出ることはないでしょう。ひめたんが在籍していたら、ミュージックステーションでコラボできたのに。

 リリアンがもあメタルのように 徹底的に やるところも見たかった。

二歳児にとってのコンビニ

 コンビニの下段は 魅力的みたいです 二歳児にとっては欲しいものが全て揃っているし、それを手に取れる。未唯が生まれた頃は コンビニはほとんどなかった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )