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哲学のAnswerは常識的すぎる

『もう一度学びたい哲学』より Q&A

お金を儲けることは悪いことなのでしょうか?
 たくさんお金を稼げば、たくさんの人を助けることができます。

どうしてお金がほしくなるのでしょうか?
 お金は近代社会における神のようなもので、みんながその力を信じているからです。

お金持ちだけが得をしているのでないでしょうか?
 否定はできません。なぜなら、社会はお金持ちが得をするよできているからです。

お金持ちが人格者ではないのはなぜでしょうか?
 個人の自由のために経済活動に徹する人がお金持ちになりやすいからです。

どうして税金を払わないといけないのでしょうか?
 国民がしかるべき生活水準で暮らせる快適な社会の維持に必要だからです。

なぜギャンブルをしたくなるのでしょうか?
 偶然性に運命愛を感じるからです。

労働せずに投資で儲けてはいけないのでしょうか?
 人は、他人の役に立ち、承認を得るために働くので、労働は必要です。

どうして働かなければならないのでしょうか?
 秩序の保たれた社会では、労働こそが所有の根拠になるからです。

どうして会社に上司は必要なのでしょうか?
 上司という権力が存在しないと社員同士が弱肉強食の争いをはじめてしまうからです。

会社と社員はどちらが大事なのでしょうか?
 実際に存在する社員を大事にすることが自然な考えなのでは。

出世するといいことがあるのでしょうか?
 幸せになりたいと願うなら出世したいという欲望は捨てるべきでしょう。

どうして話が合わない人がいるのでしょうか?
 言葉という曖昧なものでは人間の感覚を共有するのが難しいからです。

なぜいじめはなくならないのでしょうか?
 少数派が多数派の幸福のために犠牲になる残酷な現実を受け入れてしまうからです。

リーダーシップとはなんでしょうか?
 表面上は正直に見せ、心に隠したズルさと強さで、部下に言うことを聞かす力です。

近所づき合いは必要なのでしょうか?
 近所づき合いなくして、近所に住むことはできません。

どんな愛が一番幸せなのでしょうか?
 愛の種類とそれを注ぐ対象を正確に結び付けることが幸せの近道です。

人はなぜ恋愛をするのでしょうか?
 愛とは理想を求めるものでそれを手に入れ充実感を得ようとするからです。

どうして結婚しなければいけないのでしょうか?
 女性の社会的地位がまだまだ低いため結婚しないと不利益を被るからです。

どうして不倫はいけないのでしょうか?
 他者の存在そのものが倫理であるため他者を自分のものにしてはいけません。

神様は存在しているのでしょうか?
 万物の根源は神であり、すべてのものに神が宿っていると考えることができます。

世の中の決まりごとは、どうやって作られたのでしょうか?
 もともと人間に備わっている自然の決まりごとに従って作るのが理想。

多数決はベストな決定手段なのでしょうか?
 限られた時間のなかで結論を出す場合には今のところベストな手段です。

なぜ人を殺してはいけないのでしょうか?
 人間の尊厳を根拠とする道徳観において殺人は人間性を無視する行為だからです。

どうして勉強しなければいけないのでしょうか?
 勉強の本来の意味である「知を愛する」という行為に人の心が惹かれるからです。

楽しいことばかりをするのはいけないのでしょうか?
 不安を退け、心の平穏を得る楽しみを追求するのは良いことです。

なぜ人は誘惑に負けてしまうのでしょうか?
 自分が心に抱く不安の表れが原因となり、現状を安定させられなくなって負けるのです。

計画的な人生の方が幸せなのでしょうか?
 その方が安全ですが、もっと幸せになれる可能性を捨ててしまうかも知れません。

社会を変えることが自分にできるのでしょうか?
 現実の高い壁を前にあきらめることなく、積極的にかかわっていく努力が大切。

強欲はいけないことなのでしょうか?
 欲望も中庸が肝心です。強欲は周りにも自分にも良くありません。
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いくちゃんのショールーム

いくちゃんのショールーム

 夕方5時半からいくちゃんのショールーム。6万人超えるかな。5万人超えだった。

 ハートのエースが出てきたときの表情の豊かさは素晴らしかった。
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プレゼン作りの演習問題「新手のコーヒーチェーンを作る」

『博報堂で学んだ負けないプレゼン』より プレゼン作りの演習問題「新手のコーヒーチェーンを作る」 ⇒ こんな喫茶店は流行らない。スタッフが見えてこない。場所だけの提供であれば、図書館の方が優れている。あくまでもサードプレイスを狙わないといけない。

本章では、これまでの作業のおさらいを行います。

「新手のコーヒーチェーンを作る」をテーマにプレゼンするという設定で、一緒にリボンフレームを埋めていきましょう。

・オリエンはこんな感じ

 あるベンチャー企業の方から、こんな依頼を受けたとします。

  「新しいコーヒーチェーンを作りたい。どんなコーヒーチェーンを作ったらいいか」

 そこで、まずは紙メモ作りです。

 頭に浮かんだことを吐き出しましょう。あなたも考えてみてください。書き終えたら、次のページの紙メモ例を見てみましょう。

 さて、どのくらいみなさんの考えたことと合致していましたか? 中にはみなさんの方が鋭い指摘をしているものもあるかもしれません。私はこれくらいしか思いつかなかったので、それはそれとして、次に進んでくださいね。

・次に世の中とのすり合わせ

 次にリサーチや取材をして、紙メモを充実させるのでした。ここで重視するのは、依頼主の想いです。

 依頼の背景をじっくり聞いてみると、この会社はITビジネスで稼いだ余剰資金を使って別事業を立ち上げ、第二の柱を作りたい、ついては、昨今のコーヒーブームに目を付け、外食事業に乗り出したいと考えていることがわかりました。

 取材したことは、次ページのような紙メモ・ファイナルにします。

・ロジック整理チャートヘの落とし込み

 今度はこれを「ロジック整理チャート」に落とし込んでいきます。

 私が依頼主の想いから考えたことをまとめます。

 私は、コーヒーブームに目を付けたことは素晴らしいと思いました。

 でも、サードウェイブブームだからといって、ただ流行に乗るだけでいいのでしょうか。それは誰でも思いつきます。

 大事なのは、コーヒーブームの真の理由を捉えて、時代の半歩先を行くものを提案することだと考えました。

 そしてこれをプレゼンの課題設定で述べようと思いました。

 ここまでの作業で、リボンフレームの材料は揃いました。

 リボンフレームの〈問題点や強み〉の部分はロジック整理チャートから書き写すだけなのでかんたんです。

 問題はロジック3点セットをどう作るかです。

 しかし、このような作業をしているうちに脳内では、どういうロジックで行こうか、大体方針が決まっているはずです。それを書き出します。

・私が考えたロジック3点セット

 ここで、私が考えたことは、〈課題〉は、「コーヒー市場のニーズの真ん中を捉えつつ、いかに市場のバキュームゾーンを狙うか」です。

 そして、〈戦略〉は、「リモートワーカー需要を取り込んだ新しいタイプの仕事喫茶店」です。

 その〈理由〉は、「働き方改革でリモートワーカーが今後急増する。それに対し、競合は彼らのニーズを十分取り切れていないと判断するから」です。

 「また、昨今の技術革新でマシンやAIを使って、十分、省力化投資が可能」とみました。これをリボンフレームに書き込んだのが図です。

・最後に解決策

 あとは具体的な〈解決策〉ですね。4つのポイントを考えました。

 一番の特徴は、座席をいわゆる図書館方式とすることです。

 対面ではなく、一方向で席を作り、隣との間に仕切り板を立てることで境にします。もちろん、Wi-Fi、各席に電源付きです。

 次に、時間制の採用です。

 利用時間を30分単位で設定し、利用時に何分利用するかを申告。

 フードやドリンクメニューの料金と合わせて、店頭で決済を済ませます(できれば自動販売機方式がいいですね)。

 メニューには、つまめるお菓子や眠気覚ましドリンクなども置きます。

・あなたの事例でやってみよう!

 さあ、どうでしょう。リボンフレームは意外と簡単に作成できるとわかったのではないでしょうか。

 この手法で1~2回作ってみれば、もっとコツがつかめると思います。

 あなたの身の回りの事例でやってみてください。
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豊田市図書館の21冊

332.53『アメリカ経済 成長の終焉 上』

332.53『アメリカ経済 成長の終焉 下』

336.1『競争戦略論 Ⅰ』

336.1『競争戦略論 Ⅱ』

913.6『ハレルヤ』

141.5『構想力の方法論』ビッグピクチャーを描け

383.8『キャンディと佐藤菓子の歴史物語』お菓子の図書館

126.04『インド思想との出会い』

130.4『もう一度学びたい 哲学

914.6『七〇歳年下の君たちへ』こころが挫けそうになった日に

146.8『対話のことば』オープンダイアローグに学ぶ問題解決のための対話の心得

336.49『博報堂で学んだ負けないプレゼン』3ステップで「刺さる」プレゼンができる!

253『アメリカ文化年表』文化・歴史・政治・経済

318.6『キーワードで読み解く地方創生』

289.1『ある樺太廳電信官の回想』

518.85『大阪万博が日本の都市を変えた』工業文明の功罪と「輝く森」の誕生

673.78『MUJIが生まれる「思考」と「言葉」』

331.1『現代社会と経済倫理』

675『コトラー競争力を高めるマーケティング』「デジタル消費者」の時代、アジアから世界へ!

916『工学部ヒラノ教授の研究所わたりある記』

312.53『WHAT HAPPENED 何が起きたのか?』
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