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労働過剰時代

第六章「本と図書館」は未来を示している

 これを一つの単元にしたのは正解です。

 明日は図書館に行ってみよう。本ではなく、活用技術を探そう。

大人のフラペチーノ

 Rewardが貯まったので、ベンティサイズの「大人のフラペチーノ」を確保。「大人のフラペチーノ」は重たい。ストロベリーよりも合います。

労働過剰時代

 売る人よりも買う人を増やしたい。買うのではなく、使う人を増やしたい。売って利益が出る時代でなくなる。BIが妥当な世界に。
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未唯宇宙9.8

9.8 社会の様相

 ・環境社会において、持続可能な経済を高度サービス化で作り、モノつくりから脱却する。基本となるのは、個人の分化と公共意識で循環をイメージできるようにすることです。地域コミュニティで差別化して、社会保障、道路行政、公共施設などの優先順位を決定する。雇用に関しても、地域に儲かる仕組みを生み出す。
 ・社会の様相
 ・環境社会

1 地域主体

 ・社会保障と消費税:税金を集中させて、分配するのではなく、単位を小さくして、循環させるために、税金から変えていく。

1-1 地域の位相

 ・地域で市民のニーズは異なるので、地域コミュニティで優先順位を決めていく。図書館、自転車道、エネルギー対象のインフラ競争が始まります。地域の連携で、いいものは取り入れる。オープンソースなども使える。総務省から図書館クラウドで支援させる。多様化であり、全体効率のいいものが作られる。

1-1.1 ニーズの多元化

 ・デトロイトの二の舞では芸がない

1-1.2 図書館の活用

 ・生活研究所からクルマをみる

1-1.3 都市と田舎の位相

 ・東京オリンピック・パラリンピックでの活用に向けた環境整備の方向性
 ・新たな大都市圏形成のための公共投資と民間資本導入
 ・新たな大都市圏形成による日本の国土像
 ・新たな大都市圏のイメージ

1-1.4 市民レベルで支援

 ・本を読む人のレベルに応じた支援

1-2 地域財源

 ・地域では地産地消が基本で、自力がベースになっている。納税だけではなく労力・知恵での参加できる世界です。地域での差別化としては、地域貨幣の発行などもされている。地域主権で国民を幸せにする。

1-2.1 地域の配達請負

 ・宅配便ネットワークにおけるラストマイルネットワーク
 ・宅配便のラスト・ワンマイル
 ・北欧型の福祉政策

1-2.2 共同体エネルギー

 ・フィンランド ネウボラの誕生の歴史的背景
 ・攻撃欲動と性欲動
 ・物納の可能性

1-2.3 地域の幸せ追求

 ・自分たちの通貨でコミュニティを創る
 ・住民の絶大な力

1-2.4 幸福を規定

 ・専業主婦ははたして幸せか
 ・最大幸福原理 ベンサム
 ・地域主権で、国民は不幸になる?
 ・中央集権から地域主体にするには

1-3 社会保障

 ・社会保障は、国が税金で収集し、それを分配するというカタチを取っている。大きなことにお金を使えるが、一律な処理になる。共用が前提になっていない。東電ではないが、収入が減り、分配の効率が悪くなっている。ベーシックインカムのような社会保障を組み込む。
 ・垂直的財政不均衡と財源の偏在
 ・国と地方の税源配分 

1-3.1 一律保障は破綻

 ・民主主義が安全保障の戦略になりうるのか
 ・新しい社会保障の答
 ・社会保障制度の設計と実態
 ・税金だけでは格差をつくる仕組みは治せない
 ・恐怖抑止論を克服する
 ・日本の医療費など

1-3.2 安全と地球温暖化

 ・社会保障制度の持続可能性
 ・エネルギー安全保障と地球温暖化
 ・炭素税の目的は共用

1-3.3 共有意識の税制

 ・社会保障法と憲法の関わり
 ・アクセス保障の構想
 ・アクセス保障の制度
 ・アクセス保障のメリット

1-3.4 ベーシックインカム

 ・すべての人にベーシックインカムを支給する
 ・ベーシックインカムによる社会革命
 ・ベーシックインカムは組織にとって自然な発想
 ・『不平等を考える』
 ・ベーシック・インカムについて
 ・補完的な所得保障
 ・人的資本の近未来
 ・国家と個人のアイデンティティ
 ・苦労した分余計に受け取るという案
 ・世界を分ける
 ・ベーシックインカム論
 ・ベーシックインカム制度
 ・「労働からの解放」は本当に「解放」なのか
 ・BIに似ている制度
 ・ベーシック・インカム
 ・生活保護との違いとは?
 ・労働にしぱられない「自由」な生き方が可能に
 ・労働環境も改善される
 ・労働力が過剰になる成熟社会

1-4 国家を包含

 ・スウェーデンの消費税25%は社会のあり方を決めているが、日本の10%は単に補完にすぎない。先の社会が見えない。あまりにも、安易な設定になっている。スウェーデンはどういう社会を作るのかのビジョンがあるので、国を信頼して、国民は高負荷に対応できる。社会的合意で新しい民主主義の可能性をもつ。

1-4.1 新しい産業革命

 ・AI産業革命という幻想
 ・AI産業革命
 ・日本の消費税10%

1-4.2 移民に国境を開放

 ・不安定の中の安定
 ・なぜ人は祖国を捨てるのか?
 ・異国の地で生きる移民たち

1-4.3 機能としての国家

 ・ポートランドのパール・ディストリクト
 ・シアトルのパイク・マーケット・プレィス
 ・「消費」税の定義
 ・社会保障と消費税
 ・消費税は景気を悪化させるか

1-4.4 合意の民主主義

 ・米国大統領選の途中経過
 ・米国大統領選挙の影響
 ・社会の位相化の先のカタチ
 ・ネット選挙から日本を変える

2 寄り添う社会

 ・高度サービス化で変わる:サービスの基本はお互い様です。利益率を高めるには、スタバのように人間そのものを売っていくことです。

2-1 寄り添う

 ・行政とかインフラ構築に対しても、自分たちで作れるものは作る。コミュニティが分化して、個人に役割分担させていく。市民から、現実を理解した多様な専門家を育っていく。図書館コンシェルジュ等のイメージが重なる。内なる世界から外なる世界へ向かう。

2-1.1 自律が基本

 ・エイデンはダメ
 ・程度のいい学生
 ・自力で行う

2-1.2 寄り添う仏陀

 ・スタバのレジでの対応
 ・販売店に寄り添う
 ・夜汽車で寄り添う旅
 ・寄り添うこと

2-1.3 多様な専門家

 ・スタバの「クローバーネット」
 ・市民が職務とは別の専門家を目指す

2-1.4 内から世界の表現

 ・スタバの「レバノン」マグ
 ・内なるものと外なるものの関係
 ・内なる世界からの発信

2-2 利用中心の社会

 ・Googleのように、グローバルな環境を生かして、システム面の支援を行う。全体としての利益を想定して、効率のいいクラウド的なアプローチを行う。それによって、自由なローカルの活動を保障する。
 ・「消費生活」という生活はない

2-2.1 グローバルは支援

 ・グローバルに支援させる

2-2.2 利用に格差なし

 ・クラウドイノベーションの光と影
 ・自由に移動する資本と、地域性を帯びるローカリズム

2-2.3 利用は所有の10倍

 ・車は使うことで、所有の10倍の成果

2-2.4 地域活動を保障

 ・ライブ専用スタジアム
 ・官と民の両方を監督する第三者機関
 ・使うことは多様な行動になる
 ・図書館コミュニティでのイメージ

2-3 グリーン雇用

 ・道路行政なども専門家だけに任せるのではなく、市民コミュニティが請け負う仕組みが考えられる。そこから、雇用と財源を生み出す。地域の人を活かす、インフラの構築のために、市民の状況を理解する。そのために、バーチャル・コミュニティを最大限に活用する。
 ・NPOの金儲け

2-3.1 道路行政を担当

 ・ソーシャルの発想で道路工事

2-3.2 コミュニティ雇用

 ・「時給1500円」行動
 ・コペンハーゲンのニコルさん

2-3.3 バーチャルインフラ

 ・地域SNS 参加の促進

2-3.4 ネット放送

 ・ゲーム化からコミュニティ化

2-4 高度サービス

 ・日本では、かなり前からモノつくりでは労働力吸引は不可能になっている。その分を第三次産業が非専業でカバーしている。ITとネットワークを使ったゲーム化が進んでいる。サービス業そのものに夢を与えられる可能性が出てきている。スタバのように、付加価値が作成できる。

2-4.1 資本からサービス

 ・販売店システムは高度サービス
 ・新しいサービスの出現とエネルギー
 ・スターバックスの危機--イノベーター企業の悪夢
 ・進む製造業のサービス化
 ・グローバルでの労働者
 ・ブルーオーシャン
 ・高度サービス
 ・他の人が行かない、細い道だから行く
 ・貿易が成り立つということ
 ・民主主義と資本主義

2-4.2 サービスで生活

 ・ちゃんと取っておいてくれた
 ・高度サービス対応
 ・『図説 日本の都市問題』
 ・サービス業
 ・非正規労働者の増加
 ・スタバのプリン
 ・未唯にスタバのプリンを!
 ・カフェバッハを凌駕するスタバであって欲しい
 ・働く女子が高度サービスの中核
 ・多様な働き方の先
 ・朝一番の駅前スタバ
 ・スタバ
 ・カミコとアカリで300円

2-4.3 夢のあるもの

 ・ストレスを発散する社会
 ・卒業式後の中学生
 ・お客様の来店動機は希薄
 ・アイドル
 ・スタバ
 ・“働く”を通して人々に笑顔を
 ・忘れ物への対応
 ・ファンにする
 ・大学4年生のバリスタ
 ・土曜日の早朝に名古屋
 ・赤い服で待っていた
 ・ANNAなところで、ANNA人に
 ・「協調性」は時代遅れ
 ・500人相手にゲームをする
 ・スタバのIさん
 ・サービス業に夢を
 ・サービス業の分化
 ・スタバのモデル
 ・ディスプレイの指摘事項
 ・マクドナルドのスタッフは変われるか
 ・ラテチケット
 ・医療器具は格好いい
 ・元気づけの握手の仕方
 ・新しいコミュニケーション
 ・本は考えるキッカケ
 ・本屋の店員は高度サービス化

2-4.4 スタバの価値

 ・スタバの店舗
 ・スタバでのコンサル
 ・『スターバックス再生物語 つながりを育む経営
 ・スターバックス再々生計画
 ・スタバのカウンター
 ・スタバの食材
 ・ブルー・オーシャン戦略とは
 ・『シチュエーショナル・ストラテジー』
 ・スタバへの思い
 ・サービス業の情報共有
 ・スタバのアプリで注文
 ・スタバの儀式
 ・スタバの風景
 ・スタバの入金キャンペーン
 ・スタバのスタッフ
 ・バリスタにとって必要なスキルとは?
 ・スタバのIさん
 ・スタバの馴染み
 ・ナースの「10分前ルール」
 ・スタバの地味なキャンペーン
 ・スタバでのマーケティング
 ・スタバの文化
 ・スタバのサービス
 ・スタバのリニューアル・メッセージ
 ・スタバらしさ
 ・元町のスタバのスタッフ
 ・〈私〉たちの居場所:「心地よさ」の閉域から
 ・スタバからの誕生日メッセージ
 ・スタバのコミュニティ
 ・スタバのバナナ・フラペティーノ
 ・スタバの握手会
 ・スタバの特別なサービス
 ・スタバはコーヒーショップなのか
 ・スリーブアート
 ・どう見ても、甘えています
 ・メバエ
 ・現代の都市--郊外の自由と退屈:〈都市的なもの〉のフラット化
 ・出待ち
 ・進化するスタバのために
 ・大都市の不穏と魅惑:〈都市的なもの〉の居場所

3 シェア社会

 ・国の全体効率のクラウド:タブレットにみられるように、個人の分化すればするほど、クラウドでの支援が当たり前になる。

3-1 環境の事務局

 ・サファイア循環は地域の活性化から始まる。周縁のアイデアをコミュニティでの提案にして、個人、コミュニティ、行政の関係で、循環させることで、全体に入れ込む。行政へのインタープリテーション、コミュニティへのファシリテーションが循環のエネルギーです。
  

3-1.1 地域活性から循環

 ・国際競争に挑戦する独自のブランド化をめざして
 ・コーヒー産業の進化
 ・社会システムの持続可能性
 ・サステイナブル

3-1.2 周縁の知恵の集約

 ・環境社会というテーマ
 ・持続可能性という言葉
 ・社会を変えるには

3-1.3 行政はインフラ

 ・4番目のサファイアは提案型経済
 ・共有意識とサファイア循環

3-1.4 サファイア事務局

 ・ファシリテーションには事務局が必要
 ・環境社会はサファイア
 ・持続可能な世界

3-2 ムダの排除

 ・インフレーションなどがあれば、個人所有の限界が見えてくる。不合理である。地域規模のコミュニティで対応する。具体的には、街のコンパクト化を意識した、シェアハウスとか、車を有効利用する、カーシェア、自転車シェアがある。ともに、市民の意識と状況が分かることが前提です。

3-2.1 所有はムダ

 ・シェアの概念で考えれば、不要なモノは多い
 ・シェアすることが基本
 ・所有からシェアへ
 ・TV局、CD屋、そして、本屋に共通すること 
 ・私有をなくすことは正しい
 ・消費者至上主義
 ・格差は所有から始まる
 ・所有権
 ・共有地の悲劇
 ・一世帯=一住宅からの転換
 ・所有するムダをオープン

3-2.2 シェアする企業

 ・クルマ社会からシェア社会へ
 ・「所有か利用か」に影響する要因
 ・車を所有する
 ・所有と自由の関係

3-2.3 シェアリング

 ・シェアがキーワード
 ・思いのシェア、知のシェア
 ・シェアリングエコノミーからクルマの未来をつくる
 ・情報技術によって実現したシェアリングエコノミー
 ・シェアハウス
 ・ソーシャル・コミュニティング、相乗り

3-2.4 所有権を放棄

 ・「所有」の概念と「アナーキズム」 
 ・シェアリングの新段階--個人が供給者になる
 ・人間の欲動の放棄
 ・シェアリング・エコノミー
 ・分け与えること
 ・所有権を犯す海賊行為
 ・カーシェアリング専用車
 ・クルマを所有
 ・シェアを考えている
 ・所有から利用 カーシェアリング
 ・本とクルマをシェアする

3-3 お互い様の関係

 ・国は全体効率を追求してきた。多様化されたニーズに対応できなくなった。図書館クラウドサービスのようなソーシャルウェブが提供される。ソーシャルウェブを武器にすれば、地域ごとの利用方法が考えられる。共有化をクラウドでカタチにして、メリットを出し、国を動かしていく。

3-3.1 国はリソース提供

 ・クラウドの具体化
 ・国のエネルギー源を確保する

3-3.2 図書館クラウド

 ・クラウドというシェアの活用
 ・グローバルをこき使う

3-3.3 地域の利用形態

 ・『そして、暮らしは共同体になる。』
 ・どういう循環にしていくか

3-3.4 大きな概念

 ・大きな概念
 ・幸せなグーグルの共有価値観
 ・地域が主体になることは国の役割が変わる

3-4 多方面に展開

 ・企業は、生活者としての市民を取り込むことで、一緒に社会をうみだすことができる。行政についても、コンパクトシティに市民の意思は欠かせない。個人と行政の間でコミュニティが自立することで、個人は分化して、生活者として、提案者として、各方面に展開できる。

3-4.1 分化で発信

 ・分化という見方とシェアの見方

3-4.2 コミュニティで覚醒

 ・コミュニティが分化を促す

3-4.3 コンパクト志向

 ・国からの財源をシェア

3-4.4 企業を囲い込む

 ・監視システムの作り方
 ・境界線は意味を持たない
 ・企業は個人とその近傍系が核になり、多方面への支援が可能になる。

4 知の世界

 ・儲かる仕組みを考える:分化した市民が集まったコミュニティで多様な役割を果たすことで、行政の仕事もお互いさまで行える。

4-1 新しい歴史哲学

 ・哲学が時代を作り出す。ギリシャでは自然と融合した哲学であったが、デカルトの人間中心の二元論は機械化をうながした。意思の力から、存在に向けたカタチになる。現象学でコペルニクス的転換をカントが提唱した。

4-1.1 哲学が時代を反映

 ・人類に残された道
 ・デカルトの人間中心の文明

4-1.2 カリスマの意思の力

 ・環境社会のあり方
 ・環境社会に見合った哲学
 ・変化のための価値観

4-1.3 存在の力で配置

 ・手術で感じた、存在の力からのプロセス
 ・意志の力
 ・意志を持たない人間
 ・意志を捨てる発想
 ・意思の時代から存在の時代に変わる
 ・環境社会の哲学を探して

4-1.4 体現した戒律

 ・アドラー心理学 現象学
 ・コペルニクス的な転回
 ・環境社会の哲学
 ・逆コペルニクス的な転換
 ・現象から思考する
 ・現象そのものへ
 ・理性から意志、そして存在へ

4-2 知で変革

 ・ヨーロッパは公共図書館のように、公共の概念を市民は作り上げてきた。日本は国からの分配という行政だけで作り上げた。日本の場合は仕事中心のためか、日本のことしか見えていない。見えないものは存在しない。会社にしても、理念よりお効率と儲けが優先している。全体と先を見ていない。情報共有で知の世界を創ることが望まれる。
 ・コミュニティ心理学

4-2.1 シェア概念を包含

 ・なぜ社会変革が求められるのか
 ・社会変革とは何か
 ・第一次変革と第二次変革
 ・社会変革はなぜ失敗するのか
 ・シェアは公共の概念

4-2.2 持続可能な教育

 ・スキルを変え、教育環境を変える
 ・環境社会で知るということ
 ・似たような生活をしている人の倫理観は一致する

4-2.3 組織論理の破壊

 ・ロボットが働く時代の失業--「技術的失業」は加速するか?
 ・公共の利益と多元的主体との関係
 ・欲望は破壊を招く

4-2.4 家庭を変革

 ・マルシェの発想
 ・開発を放棄する試み
 ・私に見えないものは、存在しないもの

4-3 生活者主体

 ・公共意識を元にして、皆の意識を合わせる情報共有がシェアを保証します。ローカルでまとめた情報を循環させる。日本の意識を変えることで、メリットが発生する。企業の意識を作るから使うに変える。そのために、情報を共有することが基本。集中した都市から地方へ移動することも可能。

4-3.1 状況把握から行動

 ・ラスト1マイル問題
 ・状況把握からお互い様のシェアが可能になる

4-3.2 生活者資本主義

 ・コーヒー・カントリー
 ・共有意識で所有するリスク・コストを回避
 ・広告を減らす

4-3.3 <使う>意識

 ・企業は使うことで、直接的な利益を得る

4-3.4 安全の意識

 ・「つながりの世紀」の負の側面 
 ・暴露の世紀を生き抜くために
 ・自由と安全のジレンマ

4-4 地域から組立

 ・貧しさゆえのシェアではなく、シェアの方が儲かる仕組みを見せて、市民に意識づけを図る。シェアで個人の幸せの追及していく。シェアの前提は情報共有です。そのために、自然に集まれる場が必要です。。個人の分化を進めると、働くことそのものがシェアになる。それで、日本の新しい優位性を作る。

4-4.1 トリレンマ

 ・グローバリゼーションのトリレンマ 
 ・一億人いれば、一億のビジネスが誕生 
 ・共有の新ビジネス

4-4.2 コスト削減

 ・グローバリゼーションとエコロジカルな人種主義
 ・シェア社会の主人公

4-4.3 生物多様性

 ・すずめ
 ・特徴がたくさんあってわかりやすい鳥
 ・都市の新参者

4-4.4 ノマド

 ・儲かるコミュニティ
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未唯宇宙9.7

9.7 形態が変化

 ・次の世界では、サファイア循環がグローカルのベースになり、サファイア事務局で公共意識とパートナーを育成して、循環を見守る。市民主体で存在の力を発揮することで、新しい民主主義を志向する。グローバルは地域を支援する環境社会を設定するサファイア革命を実現し、体制を維持するシナリオを作る。
 ・形態が変わる
 ・サファイア革命
 ・共有意識

1 市民主体で動く

 ・137億年の観点から<今>を見ていく。破壊の後のギリギリな状態で進化が起こってきた。国民国家は中央集権のもとで成立してきた。多様化とグローバル化には、地域での活力で再生を図る。地方分権で多様な社会を作り、中央を再構成する。歴史の折り返しを意識したシナリオを内なる世界で作り上げる。
 ・配置の考え方
 ・2050年の未来予測
 ・歴史の折り返し

1-1 137億年の物語

 ・137億年の物語はできても、未来予測には至っていない。未来学者の役割です。LL=GGの概念を元に、宇宙のアナロジーから作り出す。地中海は三回生まれた。その後、大陸移動、氷河期などの地球規模の変革が続いた。歴史は変わるのが当たり前です。

1-1.1 存在と別次元

 ・『137億年の物語』から未来予測
 ・137億年9千万年の果てに
 ・137億年の将来像

1-1.2 破壊の後に進化

 ・スノーボールアース
 ・戦略的サバイバル
 ・破壊のあとの創造
 ・八回目の生命絶滅の危機

1-1.3 地中海は三回生成

 ・ジブラルタル海峡は見てみたい
 ・137億年の物語を話題に
 ・530万年前に地中海は生まれた
 ・ネアンデルタール人と原生人類の生存競争

1-1.4 歴史で見る範囲

 ・137億9000万年の歴史はあるのか
 ・人間活動とコロンブス交換で小氷期出現
 ・大きな枠が欲しい
 ・プラトンの哲学 宇宙への問い
 ・ネアンデルタールと現生人類
 ・気候変動は当たり前
 ・歴史という見方

1-2 国民国家に至る

 ・日本の民主制度は勝ち取ったものではなく、与えられたものです。明治維新は国民=国家でうまくいったが、狭い国民国家の意識のままで民主主義の限界にきている。日本の民主主義の基本は平和の希求であるが、願うだけです。市民主体と超国家を併存させることが必要。

1-2.1 精一杯の民主主義

 ・ファシズムの社会学 個人主義、民主主義、社会主義
 ・民主主義は国が自由を保証

1-2.2 中央集権化の権益

 ・近代を探して 大久保利通
 ・社会の分断/国民国家の病的解釈
 ・明治維新は中央集権のプロセス

1-2.3 憲法改正で瓦解

 ・国民性の存在

1-2.4 多様化への対応

 ・情報共有というパラメーター

1-3 国家から市民

 ・個人レベルでの改革は明治維新以来です。力を持った藩と民衆の感情で徳川幕府は崩壊した。その後は藩を瓦解させることで、地域の自主性がなくなった。地域から再生するシナリオが必要です。個人をコミュニティで分化させ、市民は新たな役割を持つ。新しい家族主義=共用の考えで、自分たちでインフラ構築をしていく。

1-3.1 農業立国

 ・地方創生の糸口 産業観光
 ・江戸時代は地方分権制度

1-3.2 依存体質

 ・国民国家の限界

1-3.3 国家の限界

 ・ハイアラキーの弊害
 ・地方分権のメリットとデメリット
 ・国民国家の限界を破るモノ

1-3.4 市民が主役

 ・課題先進地が地域づくリ先進地
 ・日本の地方分権
 ・ポスト国民国家

1-4 市民主体になる

 ・人間の意識次第で、歴史の変化速度は変化する。人口と歴史のコードは逆比例する。2050年に想定される、LL=GGは歴史の最終形になり、この先は未定です。歴史の変化をゆっくりさせるのが、サファイア循環の役割です。LL=GGの先がないのであれば、怖いものなし。内なる世界から作り上げましょう。

1-4.1 個人=超国家

 ・LL=GGは歴史の最終形
 ・LLとGGの直結
 ・歴史の最終形はLL=GGなのでしょう

1-4.2 配置で循環させる

 ・亀山市情報化の経緯
 ・Think Globally, Act Locally
 ・先例としてのEU

1-4.3 歴史の折り返し

 ・LL=GGの先がないことの証明
 ・LL=GGはインタープリテーションそのもの
 ・サファイア循環そのもの

1-4.4 改革の意味

 ・宗教改革と近代世界との関係
 ・世俗化理解の問題点
 ・世俗化の意味

2 配置の構造

 ・サファイア循環で全体を考え、先を見ることで、地域の自律を可能にして、社会の持続可能性を保証していく。コミュニティで有用なファシリテーター・インタープリターを育て、コミュニティを活性化する。サファイア事務局で全体のシステム設計を行い、政治にも参画して、制作を決定する。
 ・市民の覚醒
 ・サファイア循環の配置

2-1 分散自律

 ・多くのパターンを持つ、サファイア循環の配置を定義し、流れを見えるようにする。事務局は、内なる、多様なものを同時に動かして、連携をとる。関係するコミュニティに対して、支援し、コミュニティ間の意思統一を図る。その上で、行政・企業へ働きかける。

2-1.1 全体を考える

 ・未唯空間9.7「サファイア革命」
 ・サファイア革命の意味
 ・社会を持続可能性をめざしたい

2-1.2 先を見る

 ・事務局で循環を監視

2-1.3 持続可能性を追求

 ・循環の出発点はコミュニティ

2-1.4 市民の役割追求

 ・グローバルのエネルギー源は企業

2-2 伝播

 ・事務局は全体の動きを見ることが役割です。日本人の組織依存からの脱却させるための手段を考える。活動のベースとなる、個人の分化状況を見えるようにする。サファイアから生まれたアイデアを提案する。図書館など公共の場の確保し、新しい行政への提案と協働を行い、市民活用のルールを設定する。

2-2.1 内なる世界の確立

 ・個人が理念を持ち、覚醒すること
 ・依存せよ、そして依存するな

2-2.2 外なる世界に拡大

 ・ムスリムの伝播力
 ・天才と天然の間
 ・サファイア事務局

2-2.3 位相構造

 ・社会システムの革命
 ・存在の力から市民が主役

2-2.4 近傍系に拡大

 ・著作権を超えて、伝播する力
 ・人類の覚醒
 ・公共の利益を求めて
 ・公共圏の実現

2-3 パートナーは必須

 ・サファイアは皆に動いてもらうために存在する。パートナーの役割を深化させる。コミュニティで有用なファシリテーターを実践で育てる。コミュニティの意見をまとめて、企画として吸い上げるインタープリターを探し出し、構想を明確にする。カタチにするために、各コミュニティのエンパワーを支援する。

2-3.1 外なる世界の接点

 ・人との関係
 ・Nさんの役割
 ・ポータルの概念を伝える

2-3.2 皆を引き込む

 ・パートナーの拘り
 ・ポータル企画
 ・頭の整理を助ける

2-3.3 戒律の徹底

 ・パートナーの相談
 ・パートナーの相談

2-3.4 寄り添うジャンヌ

 ・『ナポレオンの直観』より
 ・サファイア革命
 ・ジャンヌ・ダルク
 ・パートナーとしての責任
 ・パートナーのテーマ
 ・パートナーの全体の枠組み

2-4 全体が変わる

 ・Sa-fireの日本語訳は「さあ!燃えよう」です。コミュニティを市民とともに、企業・NPOとともに活性化する。組織の分化を具体的なカタチにしていく。組織の分化で新しい議論方式を採用する。「サファイア事務局」という名前で政党活動して、政治へ参画する。地域主体の民主主義の地域活動と関連させていく。

2-4.1 全てを認識

 ・Sa-fireは「さあ!燃えよう」

2-4.2 歴史哲学

 ・メッセージ系の情報共有
 ・日本における政治哲学研究

2-4.3 教育・家庭・会社

 ・なぜ、エンパワーメントなのか
 ・新しい議論方式

2-4.4 環境社会の実現

 ・サファイア事務局という党名
 ・包括政党

3 超資本主義

 ・日本は国に対する信頼感が持てない。リーマンショックで市場バランスは崩れ、3.11で分配能力がなくなり、先が見えない。ソ連は資本主義に比べ、中央集権の頼って、瓦解した。新しい民主主義は個人所有の限界から、公共の概念が動かす。
 ・プロジェクト・ゼロ 解放されたネットワーク
 ・マーケティングの姿

3-1 所有からシェア

 ・リーマンショックまでは、市場でのバランスが民主主義だった。その後、国家が富を収集し、国民に分配するカタチが主流になり、大きな国家が前面に出た。フクシマで分配する能力が限界になり、先が見えなくなった。市民主体コミュニティにおいて、地域で実施項目の優先順位を決定する方向にシフトさせる。

3-1.1 市場メカニズム

 ・ネットとリアルの融合:オムニチャネル時代へ 
 ・「資本主義の中心的矛盾」?
 ・市場が制御する社会ではなく、社会が制御する市場
 ・市場メカニズムの作用

3-1.2 ハイアラキー

 ・国家資本主義
 ・イギリスの社会革命

3-1.3 意思の力

 ・語られなかったアメリカ史 お得意様はナチス
 ・「むき出しの資本主義」の残酷さを知る思想
 ・存在の力の集約
 ・幕長戦争と民衆

3-1.4 所有の意味

 ・交換の原理を超えるもの--コミューン主義のゆくえ
 ・問題の転換--「交換」概念の問題性
 ・資本主義の終焉 私的領有と共同の富
 ・資本主義の終焉 国家と私的所有の矛盾
 ・所有制形態への視点:「独自の道」を理解する出発点
 ・図書館からの発想
 ・目的から所有を問う
 ・コミュニティで革命を起こす
 ・サファイア革命との関係

3-2 共有で保障

 ・私にとっては、政治は、外なる世界だから、責任が持てない。北欧の国と比較すると、国に対する信頼感が持てない状態です。このままでは、社会保障制度で破たんするなどのクライシスが起こりうる。若者・女性が希望を持てない。先がどうなっていくのか、どうしたいのかが考えられていない。サファイア循環で政治を再構成する。

3-2.1 経済の持続可能性

 ・経済制度の選択を規定する政治制度
 ・長期低迷
 ・外なる世界には責任を持たない

3-2.2 政治に不信感

 ・「看板に偽り」の消費税
 ・国民はなぜ、高負担を受け入れるのか
 ・民主党の孤城落日

3-2.3 社会保障破綻

 ・日本は若者の社会保障がほとんどない国
 ・日本の財政は社会保障(=年金・医療・介護)で破たんする!
 ・社会システム
 ・企業保証から社会保障へ

3-2.4 若者・女性が生きる

 ・オフショアリングが招いた収入格差
 ・メーカーは売ることでの賃金体系
 ・若年層の力が高度サービス化を推進

3-3 多様な資本主義

 ・資本論をベースにソ連ができたわけではない。中央集権の能力で、瓦解した。中国の共産主義は資本主義の論理です。民主主義は国民国家と資本主義を前提として、作られている。消費者から生活者に変わることで、マーケティングが新しい民主主義を求めている。

3-3.1 資本主義の爆弾

 ・資本主義の行き詰まり
 ・資本主義的民主制の下で人類は生き残れるか
 ・資本主義と民主主義の両立を破壊するもの
 ・マルクス 革命
 ・資本主義の爆弾
 ・資本主義はモノを買わせることから成り立つ

3-3.2 様々な資本主義

 ・新・帝国主義
 ・マルクスの可能性
 ・国家資本主義

3-3.3 資本主義の柔軟性

 ・グローバリゼーションにともなう資本主義の変容
 ・コミュニケーション資本主義のメカニズム
 ・日本型資本主義の終わり
 ・資本主義のゆくえ
 ・危機にある資本主義
 ・資本主義3.0に向けて
 ・資本主義と民主主義を超えて
 ・持続可能な資本主義
 ・新・新自由主義
 ・超資本主義論 資本主義の未来像

3-3.4 共有資本主義

 ・新自由主義の矛盾・限界と多文化主義
 ・利己主義と利他精神が共存
 ・ポスト資本主義
 ・資本主義が終わった後
 ・資本主義の帰結としての消費社会
 ・資本主義の終わりの始まり
 ・超資本主義から超民主主義へ
 ・「シェア」が生み出す新しい資本主義
 ・世界精神マルクス

3-4 共同体主義

 ・フランス革命は社会を変えるという国民の熱情が動かした。国民国家が生まれ、意思の力で拡大していった。国民国家は国民を分化させた。そして、国民国家が破綻した以上は、国民が国家を分化させる時です。新しい民主主義は公共の概念が動かす。皆の平和をめざす。

3-4.1 配置で再構成

 ・個人主義者 VS 共同体主義者
 ・企業は「伴走者」になっていく
 ・乃木坂は先を見ている
 ・共同体という作り事
 ・グローバル型産業とローカル型産業
 ・革命家とは何者か
 ・国民国家の発明

3-4.2 国家の必要性

 ・西洋と東洋の案内人
 ・開くか消えるか
 ・ノマド
 ・新たな国家の役割 共同性
 ・共同体のあり方 目的の王国 カント
 ・共同体主義
 ・共同体主義
 ・地上資源文明 共同体主義

3-4.3 社会の位相化

 ・新たな共同体の再興
 ・ポスト国民国家
 ・位相化の為の革命
 ・革命が起るのは
 ・社会の位相化という結論

3-4.4 分化と統合

 ・キリスト教の神の国とイスラームのウンマ
 ・グローバリゼーションと生政治
 ・自由を生み出す究極の普通
 ・壊れゆく国民国家
 ・憲法を日本国民の指針にする

4 超民主主義

 ・革命の意思があれば、偶然が起こります。周縁のローカルから変える。地域の状況と理念は、本から伝播される。議論で個人の取込み、グループの作成できる議論方式。コミュニティで知識と意識を維持して、個人の分化を促す。
 ・革命を維持する

4-1 自由を確保

 ・いかにサファイア革命を起こすかのシナリオです。方向が正しければ、様々な偶然が起こります。民主主義のベースを変えることになるので、偶然でゆっくりした革命で確実なものにする。ムハンマドのように生活に即した戒律を求めます。組織は要らないが、柔軟なつながりは役に立つ。ソーシャル革命の展開を図る。

4-1.1 自由は確保

 ・国家と個人のアイデンティティ
 ・民主化と「公正な分配」
 ・サファイア革命につなげる
 ・サファイア革命の連携
 ・偶然で奇跡を起こす

4-1.2 ハイアラキー限界

 ・サファイア革命を!
 ・つなげていくことが目的
 ・偶然を生かすには

4-1.3 格差拡大

 ・民主主義はだめかもしれない
 ・民主主義ステージⅡ
 ・分化と統合のイメージ
 ・サファイア革命の意味
 ・共同体意識
 ・作成するタイミング

4-1.4 トレードオフ

 ・民主主義の再生について
 ・成長が見た目どおりとは限らないのはなぜか
 ・トクヴィル 市民的デモクラシーからデモクラシーによる独裁への発展
 ・民主主義と国民主権
 ・民主主義と立憲主義
 ・先端的展開

4-2 平等の実現

 ・グローバルは変わらないので、周縁のローカルから変えていく。地域の状況と理念は、本から伝播される。ローカルとグローバルの循環はライブラリにまとめて展開する伝播ルートを構築。サファイア革命はマニュアルなき革命です。ローカルの知恵で成り立つ。

4-2.1 内なる世界

 ・ムスリムの伝播の速度
 ・存在の力の伝播手段
 ・ローカルで変える

4-2.2 生まれてきた理由

 ・持続可能性概念の見直し

4-2.3 内から外に伝播

 ・「アラブの春」はもう起こらない
 ・サファイア循環を活かす

4-2.4 革命を認識

 ・サファイア革命のプロセス
 ・意図した通りにはならない

4-3 それぞれが頂点

 ・意見統一を図ろうとすると、グループは分裂する。議論で個人の取込み、グループの作成を行う。カリスマ的な指導者はいらない。それぞれの人が主体となれる議論方式です。組織を取り込む時は、共通部分だけを明確にする。グループ単独での行動の結果が全体の成果につながる。途中から入ってくる人の為にも、決定過程はログで残す。

4-3.1 多様な頂点がある

 ・平等を目指す政治
 ・ギリシャ デフォルト宣言
 ・ケナン 米国の平等主義

4-3.2 市民を配置

 ・ネットワーク社会と制御(コントロール)社会の結びつき
 ・未唯空間の8章・9章・10章のシナリオ

4-3.3 新しい平等

 ・分人民主主義
 ・存在の力と多数決論理
 ・直接民主制の原理の妥当性

4-3.4 小さな民主制

 ・民主主義の次の道
 ・憲法での「平等」
 ・超・民主主義
 ・日本の選挙

4-4 分化し、統合する

 ・エジプト革命を見ていると、革命を維持するのは難しい。組織に横取りされる。武力を使わずに、個人の分化を教育につなげる。教育と自由で、若者と女性に武器を与える。コミュニティで知識と意識を維持して、LL=GGの内なる世界を維持していく。

4-4.1 配置で分化

 ・監視社会への警戒心
 ・自由のあるデモクラシーの可能
 ・なぜ女性は結婚相手の男性に〔経済力〕を求めるのだろうか
 ・なぜ〔家事・育児への協力〕的な男性が女性の結婚条件になるのか?
 ・性別役割分業という壁 
 ・個人の力をどう使うか
 ・ネットでの教育環境

4-4.2 循環で統合

 ・AIへの政権委譲に至る現実的な手順
 ・革命後を見据えた制度づくり

4-4.3 女性が主導権

 ・「土曜日はバイト」の意識
 ・教育・職業訓練・若者支援
 ・女性から変革が起こる

4-4.4 知の世界を維持

 ・ビルマ教育改革--従順な人間から自分で考える人間へ
 ・存在の力と意思の力
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未唯宇宙9.6

9.6 外なる変革

 ・環境社会では、地域インフラを組み合わせていく形になる。ネットワークでのLANとWANの概念を地域で有効活用していく。市民の分化に対して、企業・行政での統合の力を使って、スマートに拡張させていく。分化することで、多くの人が生きていける仕組みを作り上げる。地域を活かして、企業を変え、政治を動かす。
 ・外なる変革
 ・サファイア構造
 ・地域インフラ

1 配置で再構成

 ・LAN/WAN発想の支配力:インターネットが現在の社会を占めている。ローカルとグローバルの役割を定義している。
 ・再配置

1-1 共有意識で配置

 ・車が渋滞といっても、そこに居る人の数はしれている。人間の何十倍の土地を有する車の存在が無限を有限に変えた。家庭の花壇の多くを自家用車で埋めている。公共の概念で有効活用できるものに変えていく。ベルギーでは、地下に車を隠している。家の前の道路も駐車場です。クルマを町から追い出して、コンパクトな町を心がけている。

1-1.1 皆で作るインフラ

 ・豊田市の地域インフラはムダばかり
 ・車はエリアをムダにしている
 ・商品は動いていない

1-1.2 共有意識

 ・クルマを共有する
 ・車から所有権を抜いたら

1-1.3 駐車場を花壇

 ・ダニーデンの町は駐車場ではなく、花壇になっている
 ・ブラッセルのアパートの地価は共有の駐車場
 ・ローマの駐車場は路上

1-1.4 公共交通体系

 ・企業はインフラまで責任を持つ

1-2 地域要望に対応

 ・地域で発電すれば、電信柱は不要になる。中央から分配するやり方を見直していく。2030年の社会の環境社会を皆で考える。ゲッティンゲンでは石畳の下にインフラを設置。専門技術は不用です。皆で維持できるインフラは災害時に有効になる。電信柱などを物理的になくすことから始める。

1-2.1 コミュニティ

 ・逆境に立つ日本漁業の中で、なぜ高収益を上げ続けられるのか?
 ・豊富な情報は人間をどこへ導いているのか

1-2.2 要望を選択

 ・インフラ構築の発想をまず変える
 ・サムスンが躍進した理由を探る ローカライズ
 ・日本の社会インフラ

1-2.3 インフラを創出

 ・ゲッティンゲンの街の掘り返し
 ・電信柱の一本目

1-2.4 電柱と車は地下

 ・電柱・駐車場をなくしたい
 ・電柱をなくさないと

1-3 LAN構成

 ・ある地域を近傍系と情報共有でカバーしていく。地域ネットで自主性を保証していく。そのために、税体系を地方に持ってくる。その上で、地域ネットを連鎖していく。基本型は決める。多様な地域全体を制御し、支援するために、WANを位置づける。

1-3.1 地域アドレス

 ・フライブルグは歩いて暮らせる街

1-3.2 ネットの単位

 ・LANの発想をいかす

1-3.3 ネットの連鎖

 ・近傍系の連鎖

1-3.4 地域の完結性

 ・IPアドレスでつながる世界
 ・市民と地域

1-4 WAN構成

 ・地域の多様性を生かした交通体系を作り出す。農村なら農村の、都市なら都市の独立であり、多層的な姿です。それを地域を超えて、大きな単位でつなぎ合わせる。EUのTGALに従って、指令は出すが、実施は地域の判断で行う。公共交通機関を生かした、ハイブリッドなカタチができる。

1-4.1 地域をカバー

 ・欧州の自転車は主役
 ・自転車をあなどることなかれ
 ・道の優先順位

1-4.2 位相で接続

 ・位相空間として扱う
 ・多層化構造

1-4.3 環境を定義

 ・ドイツの駐車場
 ・自転車を悪役にしない
 ・列車風景

1-4.4 統合の指令

 ・津軽鉄道の決算
 ・津軽鉄道利用者の内訳
 ・日本に自転車道を

2 家族のあり方

 ・分化と統合のコンセプト:市民から拡張したコミュニティでの活性化とそれを全体効率で支援し、統合するグローバルの形をとり。
 ・「使う」のが人間の仕事

2-1 自律した社会

 ・公共を意識した社会インフラを地域で再構成していく。わが町として、道路行政とも一体化して、優先順位を決めていく。地域と国の関係はLANに対するWANの関係に似ている。主役はLANでの活動であり、WANはそれを支援して、空間をカバーする。

2-1.1 衣食住をシェア

 ・ソフトパスの発想
 ・街で公共を感じない
 ・社会インフラを変えるには
 ・日本の集団性とIT活用

2-1.2 移動の目的化

 ・社会インフラの拡張
 ・車のための道路から脱却
 ・車線を三分割する

2-1.3 地域の接続

 ・地域社会・家族の変容
 ・LAN/WANの発想
 ・「グローカル」概念の成熟
 ・IT活用で社会を変える
 ・LANとWANの関係

2-1.4 ネット放送

 ・グローバルなネットワーク社会の諸層を捉えるために
 ・ネット社会の明日
 ・「経路依存性」

2-2 地域と家族

 ・国を信頼できず、地域が育っていない日本では国からの分配が主になっている。欧州の社会インフラは生活に根差して作られている。社会保障制度は地域でポイントを絞って作られる。コミュニティ中心の政治形態に変えていく必要がある。

2-2.1 家族の変革

 ・家族は目的ではない
 ・政治体制は家族をターゲットにする
 ・家族制度への関心
 ・家族制度の変革
 ・婚約--結婚の自由を拘束するか
 ・結婚と戸籍
 ・家族制度の変革に向けての基礎資料
 ・家事・育児の無償労働の価値は年220万円
 ・家庭の変革

2-2.2 未婚率

 ・エコロジカルなヨーロッパの存在理由
 ・多様な視点を獲得して自分を知るということ

2-2.3 食事の供給

 ・家族の負担を減らそう
 ・ソーシャル・プラットフォーム
 ・雇用機会としての農業
 ・社会分化という考え方

2-2.4 社会保障制度

 ・全ての問題は家族制度に帰する

2-3 宇宙の旅人の感覚

 ・地域主体のインフラで近傍系を作り、有機的につなげることで、柔軟性が生まれる。企業・行政の考え方を見直し、地域に取り込む。近傍系から作ることで、連鎖は自由です。将来への拡張が保証される。地域コミュニティで利益を得られる。具体的には、自転車でインフラを作り、スマートな地域にする。

2-3.1 個人が最小単位

 ・最小単位としての家族制度
 ・集合知の可能性
 ・山林の中を走る三輪

2-3.2 個人が変わる

 ・「家族の多様性」ということについて
 ・個人が変わることで全体が変わる
 ・民主主義社会における企業 ハイエク
 ・スマートシティは企業寄り

2-3.3 どこでもつながる

 ・家庭のトイレにも新風
 ・分化と統合のトポロジー
 ・分化と統合の最小サイクル

2-3.4 グリーン雇用

 ・インフラを共有にすれば、タダ乗りできる


2-4 教育・仕事の変革

 ・インフラで風景が変われば、社会の雰囲気が変わる。拡張から縮小に向かう日本は、コンパクトな生活に変えていく。そのためには、市民が自立しながら、共有の考えを育てる。市民・コミュニティ・国のネットワークの発想で空間を作っていく。

2-4.1 教育・仕事と直結

 ・統一化と過疎化から家族制度ができた
 ・低経済成長期に家族主義的社会保障政策が結婚に与えた影響
 ・「夢追い」と「現実適応」のあいだで翻弄される子ども・若者たち
 ・なにを大切にし、どう生きるのかのなかに仕事を位置づける
 ・教育-仕事-家庭の循環を変える
 ・教育、仕事、家庭の循環
 ・共有思想で日本の国民性は変わるか
 ・教育・仕事・家庭の日本的循環
 ・社会インフラで国民性を変える


2-4.2 生涯学習の場

 ・空間の発想を生かす
 ・未唯空間の9章と10章の振り分け

2-4.3 宗教と家族

 ・宗教と家族の関係
 ・社会インフラを身近にする

2-4.4 自律を保障

 ・日本を混成国家にする
 ・トポロジーは分化と統合の理論
 ・分化と統合

3 教育を変える

 ・多くの人が働ける仕掛け:環境社会の出発点は人が多ければ多いほど助かる社会作りです。そのためには、個人が分化することです。
 ・〝富の源泉〟と税の意味

3-1 教育インフラ

 ・グリーン・コンシューマのように、ローテクで確実なインフラを皆で作る。高所作業でなく、管路工事にすれば、雇用が生まれる。地域インフラをシンプルにすると同時に、エネルギーの自給体制などで、配線そのものをなくす発想をする。

3-1.1 ローテク活用

 ・意思の力から存在の力
 ・皆の思いを実現する
 ・自分たちで道路工事

3-1.2 インフラの再構成

 ・グリーン・コンシューマ
 ・ゲッティンゲンの管路工事

3-1.3 NPOという形態

 ・市民が参加できるインフラ
 ・住民-行政関係の非協力問題
 ・地域インフラ

3-1.4 自ら考える

 ・エネルギーの地産地消

3-2 家庭での教育

 ・生まれてきた理由から発想すると、組織は使うものになる。組織を分化させて、時間の内、半分は公私、半分は利益にする。作る人と使う人を一緒にさせていくことで、誰でもできるカタチになる。組織の基本になっているコスト意識を変えていく。

3-2.1 存在の力を発揮

 ・ダンダリンから見た、存在の力
 ・市民が主役の世界
 ・生まれてきた理由

3-2.2 覚醒の支援

 ・教育変革から始める
 ・肚が据わった公務員

3-2.3 教育インフラ

 ・学校の民営化?
 ・親にすべての権力を?
 ・市民がインフラを作り出す

3-2.4 組織を超える

 ・ボランティアが企業の体質を変えていく

3-3 教育の一貫性

 ・一つの組織でいくつもの形態に分化させる。上位に対しては、一つの組織を保持し、下位に対して、多様な役割を想定して、多面的な対応を行う。組織の最大の目的は、利益追求と同時に、個人の分化を促し、市民生活の受け皿とする。

3-3.1 学校である必要性

 ・個と組織とコミュニティ

3-3.2 哲学と数学

 ・企業と国との関係

3-3.3 多様性の追求

 ・企業は地域に対して支援する立場

3-3.4 真理を問う

 ・クエスチョニング(質問していく)
 ・NPOの役割

3-4 全体を為す

 ・市役所に任せることは、コストがかかり、ニーズに対応できない。グループでの自在な分配で、自分でできることはやる。生まれてきた理由で個人の分化を促す。多くの人が生きていける仕組みができる。市役所の公平性の弊害から脱却。

3-4.1 コミュニティ

 ・コミュニティのグループ分け

3-4.2 好き嫌いで判断

 ・個人の分化で存在の力を引き出す
 ・個人の分化の進め方

3-4.3 人を徹底的に生かす

 ・ボランティアの基本は知識労働者
 ・日本人の特性と遷移

3-4.4 幸せにする

 ・人類という観点で教育を見る
 ・愛知万博の西ゲートでの応対
 ・市役所は一律的な支援

4 仕事が変わる

 ・企業を変える存在の力:組織の人間が分化した時に、組織は弾圧できない。企業も分化して、多くの役割得お果たすことになる。

4-1 家族・教育に対応

 ・生活の目的を消費者から生活者に変えることで、マーケティングの主導権を得て、生き抜くことです。新交通機関で風景を変えないと無駄が多すぎる。生活のなかにイスラームのように戒律を入れることで、コミュニティの中で自律できる。生活者として発信していく。

4-1.1 生き抜く生活者

 ・雇用環境の変容、働く母親は過去最多
 ・広い範囲で考える
 ・黙っていることは了承したとみなされる

4-1.2 風景を変える

 ・勝手にやっていては、世界は破綻する
 ・地下の共同駐車場
 ・地下の共同駐車場

4-1.3 生活に戒律

 ・社会を安定的に変える戒律
 ・南無阿弥陀仏で何が変わったのか

4-1.4 本質的な要望

 ・社会変革
 ・土俵ずらしを活用しよう

4-2 組織は分化する

 ・欧州の高速道路はフリーです。レクサスの本領発揮です。鉄道もさほど高くない。町への車の乗り入れ制限も増えている。欧州の生活中心に対して、車所有のわがままの日本の実態。歩いていても、車が命の傍を駆け抜けていく。

4-2.1 インフラの外部化

 ・ブリュージュの街まで
 ・都市間の高速道路は無料

4-2.2 企業の生き残り条件

 ・PCで逆転勝利したがスマホで地盤沈下
 ・包囲戦略が有効でなくなった要因
 ・マイクロソフトの戦略が崩壊
 ・オランダの街
 ・地下に潜る技術

4-2.3 多方面に展開

 ・コンテンツのマルチプラットフォーム性
 ・デバイスの多様化と構成比率の変化
 ・フィルタリング(選別していく)

4-2.4 正義を追求

 ・車が命のそばを駆け抜ける社会
 ・走ることの理解を変える
 ・命の側を駆け抜ける

4-3 企業をシェアする

 ・個人のエネルギーを地域の要望に変えて、企業に申し入れる。企業の支援を受けながら、コミュニティの公共を作り出す。商店街も個別とか、スーパー以外に、駐車場を取り巻く、マルシェを狙う。市民主体のコミュニティを経由して、企業が役割を持ち、組織の分化で変わって、シェア社会を示していく。

4-3.1 企業から申し入れ

 ・スティーブ・ジョブズに正面からぶつかれるか?
 ・トヨタは革新企業と言われない
 ・企業から変わる

4-3.2 使いこなすプロ

 ・車社会とコンパクトシティ
 ・新しいシェア
 ・新しいシェアのシステム設計

4-3.3 商店街はマルシェ

 ・メグリアはローマまでコンセプトを求めた

4-3.4 シェア社会へ移行

 ・メーカーの方向
 ・価格が低いということ
 ・業務にシェアという考え方
 ・仕事をシェアする

4-4 マーケティング

 ・地方政治を主体にして、Act Locallyの地域をつなぐ政策を行う。国レベルの政治家の意識はThink Globallyであくまでも、先を見て、考えて、方向を示す。地方単独でできない、大胆なインフラ提案は政治で責任を持って行う。そのためにも、テーマごとの海賊党のような、政党の存在が欠かせない。

4-4.1 地域優先の市場

 ・コマーシャルは間接的
 ・価格を知らないうちに上げている
 ・スターバックスのマーケティング戦略
 ・ドトールのマーケティング戦略
 ・大きな趨勢を見るな、小さな変化に乗れ
 ・迷ったら「後悔最小化フレーム」で決める
 ・意思の力に向かっていくか

4-4.2 社員=市民の追求

 ・科学技術教育のすすめ
 ・間接選挙の弊害

4-4.3 組織と個人のあり方

 ・組織と個人のあり方
 ・グーグルの企業文化
 ・車社会のインフラ

4-4.4 変革プロセス

 ・企業の中から変えていける
 ・この会社に聞きたいこと
 ・海賊党
 ・未唯空間で政治を考える
 ・要求を吸い上げるパーティの形態
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未唯宇宙9.5

9.5 内なる世界

 ・2030年までに、環境社会への移行を完了しないと、有限世界は持たなくなる。今までの生活で、技術依存での問題解決はムリで、市民主体が解決する。サファイア循環でNPO・市民・専門家・行政の配置を決めていく。合意形成は、多数決ではなく、皆が活きる論理を作り出す。環境社会は地域インフラの集合体です。
 ・内なる世界
 ・サファイア機能

1 内なる思考

 ・企業による社会インフラ:道路などは行政にただ乗りしてきたけど、今後のインフラは地域により多様になり、抱き合わせになる。

1-1 思考する

 ・産官学が連携するスマートコミュニティ・アライアンスが設立された。行政・企業と市民との双方向インフラを作り出す。従来のように、売るだけでなく、商品を使っている状況を企業が把握すると同時に、個別ユーザーの要望にも対応していくから、スマートというのでしょう。企業寄りの胡散臭さを感じる。

1-1.1 考える場

 ・内なる平和が世界を変える
 ・Smart City Week 2011
 ・自転車の街

1-1.2 ソーシャルツール

 ・「フレーム問題」とは?
 ・グーグル、フェイスブックは、なぜ莫大な費用を投資するのか
 ・エコタウン

1-1.3 スマートに接続

 ・スマートシティ・ウィーク
 ・分散型電力供給体制

1-1.4 連携

 ・アイデアを行動に移す際の二つのアドバイス
 ・新しい循環型
 ・日本経済の再生

1-2 他者とのつながり

 ・日本は環境変化に対応できる産業構造改革が遅れている。3.11クライシス後もさまざまな社会インフラが提案されているが、まるで動かない。壊されることを想定すると、市民に寄り添うサービスにシフトすることです。いかようにも対応できます。インフラは自然発生するものではなく、長期的な視野で作り出すものです。産業の周縁から再生する力で変えていく。
 ・他者における内なる世界はあるのか?

1-2.1 高度サービス

 ・アマゾンから新しい業態
 ・暗躍する人材紹介会社
 ・進まない産業・事業の新陳代謝

1-2.2 インフラ再構成

 ・アマゾンにパソコンを作ってほしい
 ・社会・経済の変更
 ・社会システムとインフラ
 ・地球温暖化対策予算

1-2.3 寄り添う

 ・自分の内側を観察する
 ・休日は家族そろって〝モーニング〟
 ・戦後の名古屋の発展と開店ブーム
 ・過当競争が生んだ独自のサービスとメニュー
 ・新たな販路は喫茶店
 ・輸入小麦とパンの消費を叶えたモーニングサービス
 ・スタバ
 ・サービスの高度化
 ・サードプレースはブルーオーシャン
 ・Iさんから見た、高度サービス化
 ・Iさんとの会話
 ・インフラ
 ・モノつくりから高度サービスへ
 ・新しいものづくり・サービスと共感--感性工学の枠組み

1-2.4 周縁から中核

 ・コンパクトシティの計画とデザイン
 ・コンパクトシティ像の明確化・・・

1-3 共有意識

 ・環境問題を社会の問題と捉えて、グループとして、意見集約して、提案する。各自の問題意識を展開することで幅を広げている。環境問題を率先する行政に対して、チームとしての総意として提案する。市民としての問題意識を展開する。その上で、個人としての活動の幅を広げていく。
 ・なぜ、スタバは集合場所になるのか

1-3.1 内なる世界をつくる

 ・内なる世界をいかに作るか
 ・環境技術の問題
 ・企業と生物多様性
 ・電力と環境問題・・・環境破壊の歴史

1-3.2 思いをカタチに

 ・環境社会と社会の位相化
 ・国のエネルギー政策
 ・社会というテーマ

1-3.3 危機意識を展開

 ・温暖化と二酸化炭素・・・温暖化はない
 ・環境と未唯空間
 ・環境社会に求められるもの
 ・環境問題は人間の問題
 ・数学・歴史からの発想
 ・有限の世界

1-3.4 意思統一

 ・アーキテクチャー
 ・近傍系を座標系
 ・講義からテーマ「社会」で言えること
 ・全てを社会の変化につなげる

1-4 活用技術を生かす

 ・省エネ技術にしても、海外に勝る技術が必要です。世界的な分業も含めて、日本の技術のソフト化が望まれる。グーグルは作らないモノつくりでローカルを支援して、成功している。企業から住民への双方向のつながりをつけ、市民からのインタープリターションに対して、企業・行政が支援できる。

1-4.1 AI産業革命

 ・技術に依存してはダメの意味
 ・技術革新の位置づけ
 ・民の力を信じる

1-4.2 女性中心の経済

 ・地域に必要な、女性中心の小さな経済
 ・地域に必要な新しい経済
 ・新マーケティング

1-4.3 技術のソフト化

 ・エコットの来店客フォロー
 ・日本にソフト産業ができない理由

1-4.4 技術革新

 ・グーグルの予測市場
 ・日本のモノつくり
 ・発想の転換

2 世界を構築

 ・合意形成の変革が変える:フィンランドとか古代アテネのように、決めたことを、それぞれは行動できるような合意形成を目指す。

2-1 近傍を創り出す

 ・充電スタンドのインフラつくりにしても、企業の思惑と資金だけで、インフラはできない。公共の概念の元で、市民の合意生成が必要になる。ノキア社は国との関係を決めて、市民をともにフィンランドを再生した。フィンランドは国を信頼している。その力がノキアのEUでの存在理由になった。

2-1.1 地域インフラ

 ・スマートセンサー
 ・スマートセンサーとかスマートシティの進め方
 ・三輪ビークルのインフラ

2-1.2 企業を巻き込む

 ・愛知県とトヨタの関係
 ・企業と行政の関係
 ・農村の復活

2-1.3 アウトリーチ

 ・グローバル化の波に乗り遅れる経済
 ・概念を言葉にすると難しい
 ・企業システムと社会インフラの関係

2-1.4 新しい公共

 ・集団における合意形成
 ・新しい公共
 ・直接民主主義による合意形成 
 ・率先して逃げる

2-2 ユニット活動

 ・チームでの理解とヒントをいかに生かすか。表現方法も考える。グループとのロジックと個人のロジックは分けて考える。チームの各自の問題意識、目的、表現方法に差がある。それを前提にロジックをまとめていく。結論よりも、コラボを通じての、各自の思考アップを狙う。

2-2.1 多様性

 ・トルコでの地域コミュニティ
 ・環境塾の講義の活用
 ・環境塾の進め方
 ・講義コメント 背景は不明
 ・困っていないなら、変える必要ないというロジック
 ・自分の意志を持つ
 ・集まってもしょうがない

2-2.2 ユニット単位

 ・チームでまとめる・・・意思統一はムリ
 ・チームのことを考えていた
 ・ツイッターみたいなカタチ

2-2.3 社会と融合

 ・意見を通さない
 ・何も困っていない人
 ・危機感を持っていない

2-2.4 展開

 ・グループでの討議の意味
 ・チームディスカッション
 ・チームでのディスカッション
 ・市民との合意形成
 ・即物的な質問

2-3 合意形成

 ・共通の認識は、メンバーの和なのか、積なのか。積にならざるを得ない。コミュニティでの合意形成の論理は、多数決ではなく、個人を生かすカタチにする。テーマごとにメンバーの輪にする方法です。これは民主主義の原則を変えることになる。

2-3.1 論理の明確化

 ・「多数決」の論理
 ・コラボと新しい合意形成
 ・チーム活動
 ・意思統一からつながりへ
 ・多数決でなく、つながること

2-3.2 意見重視

 ・個人ではダメな理由
 ・コミュニティの一員としてのアイデンティティのおぞましさ
 ・机上の空論
 ・市民の合意形成
 ・多数とは誰のことか
 ・変えることは当たり前なのに
 ・変わらないことは変えること

2-3.3 パーティ

 ・グループでの意思統一
 ・チームの意味
 ・個人の分化と合意形成

2-3.4 新しい民主制

 ・ウクライナの直接民主主義行動
 ・ギリシアの民主政とローマの共和政の違い
 ・まとめ
 ・議論の仕方
 ・社会モデル
 ・未唯空間との関係

2-4 専門家を生かす

 ・チーム「社会」で取り上げる項目を明確にして、深堀しているが、メンバーでの立場の違い、認識がばらばらである。専門家としてのチューターは、環境に対する領域からの見解を示して、参考資料などを含めて、先行してほしい。

2-4.1 関心事

 ・専門家による技術予測はなぜ外れるのか
 ・シナリオ
 ・環境塾のチームのテーマと内容との違和感

2-4.2 認識

 ・イメージでは思いを表現できない
 ・企業の動きと社会の動き
 ・社会モデルと社会インフラ
 ・社会を変える
 ・売るから使うへ
 ・話せる相手がいない

2-4.3 領域

 ・若者に夢を
 ・塾で分かったこと
 ・単純に共有することはムリ
 ・地域の人と専門職の〈共有の場〉

2-4.4 拡大

 ・ライフサポートセンター
 ・塾の合宿のイメージがつかめない
 ・人口減少問題
 ・討論の仕方

3 オープンな境界

 ・産業のソフト化イメージ:作って売ることから、一緒になって使うことにシフトするために、高度サービス業が利益を得るようになる。

3-1 知識と意識

 ・まずは、勝度の場となる、コミュニティに知識と意識を集約する。市民に対しては、環境社会に対する、危機感を分かりやすく、地域に即して説明する。コミュニティから、意見を発信し、市民の反応で力を実感できる。その上で、行政の中間組織の県を動かしていく。

3-1.1 コミュニティ

 ・知識とは何ですか?
 ・意識とは?
 ・行政・大学は当てにはできない
 ・専門家の絵に描いたモチ

3-1.2 ノウハウ展開

 ・プレゼンの4つのポイント
 ・何をすべきかを述べる

3-1.3 生涯学習の場

 ・IoTでサービスの概念が変わる
 ・インターネット・バイ・デザインの七つの要素 3-2インターネット
 ・シナリオを行政に示す
 ・提案にあたって

3-1.4 行政と協働

 ・県に求めるもの
 ・県の位置づけも指摘する
 ・行政の立場の理解

3-2 中間の存在

 ・個人が力を持って、国に方向を与えるのは、地域のまとまりです。新しいつながりをコミュニティで実現していく。課題はいかにして、地域社会の革新を図るかです。市民が分化して、様々な方面に関心を示し、意見を発信することから始まる。それで国自体に対しての方向を示したいく。

3-2.1 意思表示

 ・数だけが頼りの世界を壊す
 ・100年後、200年後の生活を考える
 ・エネルギーがあっても幸せになれない

3-2.2 市民の分化

 ・2030年が見えた
 ・2050年の環境社会
 ・フライブルグで環境社会の未来を見る
 ・未来へのシナリオ

3-2.3 地域に関心

 ・コミュセンの弊害
 ・コンパクトシティを提案する行政
 ・地域社会のスマートセンサー

3-2.4 ユニット結成

 ・塾の中間報告
 ・中間報告に社会モデルを入れる

3-3 つながる

 ・県は道州制で、意味を変える。Think Globallyで、行政は社会インフラの姿を示す。政治・行政・コミュニティ・市民の四者の社会モデルを想定し、SNS、OTTサービスなどのソーシャルネットでつなぐ形になる。

3-3.1 行政の独立

 ・グローバルの限界がきている
 ・県に何をやってもらうのか
 ・県の役割
 ・税金の単位と原発補助金

3-3.2 インフラに責任

 ・2030年の絵のベースは社会インフラ
 ・インフラは共有地
 ・ソーシャルという社会インフラ
 ・地域インフラ

3-3.3 ネットでつなぐ

 ・ネットでの配信待ち
 ・SNSによるコミュニティの再構築の可能性
 ・2035年のモバイル社会
 ・分散型ネットワーク

3-3.4 地域を越える

 ・「数の増大」がより精密な「実世界モデルの実現」を促進
 ・クルマでのシェア社会
 ・近傍系での考え方
 ・社会モデル

3-4 取り込む

 ・バラバラな動きをしている環境問題対策を、市民の立場から整理する。行政そのものを民生と公共がソフト化された産業として、協働で、新しい行政を作り出す。それでグリーン・コンシューマが生み出される。地域から、本格的な観光立国を示す時です。

3-4.1 影響を与える

 ・エネルギー問題のパターン
 ・サンデル教授の「日本の震災からの復興」
 ・環境問題とエネルギー問題
 ・環境問題に企業を入れ込む
 ・固定価格買取

3-4.2 生活者意識

 ・コンツェルン型市政
 ・メーカーとユーザーの共創
 ・日本の集団性のメリットは崩れかけている

3-4.3 地域に配置

 ・グローバル経済の位相化
 ・サステナビルツーリズムとエコツーリズム
 ・経済変化への抵抗
 ・持続可能な発展
 ・持続可能性って、何?
 ・循環型社会の再定義
 ・政治・経済の変化

3-4.4 企業のソフト化

 ・情報技術の進展とその社会的な役割
 ・グリーン・エコノミーとは何か?
 ・ジェンダーと経済学
 ・リアルタイムでの見える化

4 活動源

 ・環境社会への覚悟:エネルギー問題は世界を環境社会へ変革するキッカケに過ぎない。シェールガスの幻想で元に戻ることはできない。
 ・大きな循環
 ・内と外にすることで論理を飛躍

4-1 地域エネルギー

 ・環境問題と3.11クライシスをきっかけに社会の変化が加速化していく。意思の力でハイアラキーでの問題解決の限界です。格差も含めて、若者に希望が与えられる社会になっている。存在の力に変えていく。環境問題を解決するのに社会を変えないといけないのではなく、社会の問題のうち、人間の問題が環境問題で表裏一体です。

4-1.1 危機意識

 ・クライシスが起きても、日本人は変わらないのか

4-1.2 地域主体

 ・エネルギーがあれば、幸せになれない
 ・エネルギーと生活
 ・クライシスは進化を及ぼす
 ・社会の変化

4-1.3 地域に希望

 ・EUの若年層の失業
 ・憲法に環境条項

4-1.4 若者の雇用

 ・サファイア循環の発見
 ・エネルギーがあればいいのか

4-2 国のエネルギー

 ・テロ、貧困、感染症、気候変動、資源・エネルギーなどの地球規模課題の顕在化している。国家間の資源・エネルギーなどの争いも増している。このままでは、日本は超国家に取り込まれる。日本は世界の平和と国際秩序の安定があってはじめて発展が可能な国なので、地域コミュニティからの活性化で、存在を示さないといけない。

4-2.1 モノつくり

 ・露わになった新しい貧困
 ・もう一度「緑のサハラ」が生まれたら
 ・企業の社会的貢献活動
 ・地球規模の課題に日本は対応できない

4-2.2 エネルギー確保

 ・IPCCの結論に対する、NHKの対応
 ・環境問題と人口問題
 ・地球環境とエネルギー問題

4-2.3 超国家に働きかけ

 ・アタリの超民主主義国家
 ・日本の各国との調整能力

4-2.4 地域コミュニティ

 ・NPOの三つの役割
 ・愛知県の環境資料の確認
 ・京のアジェンダ21

4-3 外部エネルギー

 ・国境を越えたヒト・モノ・カネ・情報の流れが拡大し、EUやASEANなどにみられる経済統合や経済連携が進んでいる。日本人はグローバル化の中でアジア諸国と競い合い、共に生きていく覚悟で大きな変化に対応していく。特に、中国という巨大な国がいるアジアで、いかに存在感を出して、アジアを支えていくかが課題です。

4-3.1 国を超えた動き

 ・フランスはグローバル化に対応できる

4-2.2 経済圏の統合

 ・ASEANの影響力
 ・ASEANの可能性

4-3.3 地政学を打破

 ・中国原発の世界への影響
 ・日本は国を開くしかない
 ・明確に見えている危機

4-3.4 アジアと共存

 ・グローバル化の加速と新興諸国の台頭

4-4 クライシスに対応

 ・日本は超高齢化と生産年齢人口の急減が進んでいる、生活面では、孤独死などの社会の不安定化が進み、日本の財政、社会保障、経済成長にも深刻な悪影響をもたらす。モノつくりにしても、一人ひとりを生かす道を探る。

4-4.1 少子高齢化

 ・5人に2人が高齢者の国
 ・高齢化社会と人口の減少
 ・少子化と非婚化

4-4.2 経済成長低下

 ・2030年の超高齢時代の本
 ・エンパワメント ソーシャルクオリティ
 ・経済成長率の低下
 ・社会・経済的保障 ソーシャルクオリティ
 ・少子高齢化による消費構造の変化

4-4.3 自然災害

 ・配置に循環を加わった
 ・循環が何を意味しているのか
 ・危機を周りの人は感じていない
 ・人口減少における企業活動への影響

4-4.4 社会保障制度

 ・「欧州二〇二〇」三つの優先戦略
 ・「欧州二〇二〇」七つの旗艦イニシアティブ
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OCR化した9冊

『家庭と仕事の心理学』

 これからのワーク・ライフ・バランスに向けて

  時代の変化に応じた対応

  自己啓発と自己成長へ向けて

  ワーク・ライフ・バランスと夫婦関係満足

  ワーク・ライフ・バランスと子どもの成長・発達

  キャリア教育とワーク・ライフ・バランス

『みんな幸せってどんな世界』

 私たち人間はどこへ向かう? 自分・世界・地球・宇宙

  今を生きる意味--宇宙を人間が知るということ

   人間存在の新たな認識方法

  人間存在を問いなおす時代に

   内向的な豊かさへ

『社会のしくみが手に取るようにわかる哲学入門』

 なぜ哲学は社会のしくみを理解するための武器になるのか?

『より良き死のために』

 だれでも死は恐ろし

 旅立つ前にやっておきたい6つのこと

 愛する人をどう見送るか

 別れの悲しみを乗り越える

 新しい生命の始まりを信じて

『深夜のラジオッ子』

 ラジオの現在

『人生の武器として伝える技術』

 価値観で分断されている世界が生きるために

 リーダーシップをとるための技術

 建国の父たちはレトリックを使いこなしていた

 価値観によって分断された政治

 「ポスト事実」の時代

 いまこそ「議論」をしよう

 いまこそ伝える技術を身につけよう

 伝える技術 実践編

『現代ヨーロッパ経済』

 EU経済と産業 競争力強化に励む欧州産業

  EUの産業構造 ・ICT化に遅れたEU産業

   世界におけるEU産業の地位

   日米比較からみたEU産業の特徴

  EUの産業政策 ・垂直的政策から水平的政策へ

   産業政策の類型

   EU産業政策の歴史

   現代のEU産業政策

   多様化するEUの科学技術政策

  EU企業の欧州戦略 ・競争力強化を目指す域内投資交流

   生産フラグメンテーション

   EUにおけるコーポレート・ガバナンス

  EU産業の展望 ・強化されるかEU産業の競争力

   知識基盤型経済社会を目指したリスボン戦略

   新たに策定された「欧州2020」

   むすび

 EUの格差と移民・難民問題 ・多様な格差と新事態にとまどうEU

  EUの南北間格差の拡大 ・危機の負の遺産と国別の動き

   EU諸国の格差の動向

   イタリアとギリシャ--格差大幅拡大

  EUの失業と雇用政策 ・失業率引下げを目指す新政策

   EU米日の失業率の推移

   地域別・国別の失業率の推移と特徴

   中・東欧諸国の動向

   総括すると

   ヤミ労働(Undeclared Work:UDW)の増大

   EUの雇用政策(労働市場改革)

   Flextcurity(フレクシキュリティ)アプローチ

  労働者のクロスボーダー移動とモビリティ促進政策 ・中・東欧加盟でどう変わったのか

   EU域内の労働力移動の歴史(20世紀)

   モビリティ促進政策

   中・東欧諸国の新規加盟と労働力移動(21世紀)

   中・東欧からの移民流入規制

   短期労働移動

   中・東欧諸国からの流出移民の特徴

   配属労働者と「ソーシャル・ダンピング」問題

  難民の大量流入とEUの新しい挑戦 ・EU・トルコ協定と新たな対策

   難民流入危機と加盟国の対立

   EU・トルコ協定による流入抑制と現況

  地域的不均衡とEU地域政策 ・地域格差を是正するために

   南への拡大とEU地域政策の改革

   EU地域政策の改革

   21世紀のEU地域政策

   EIBによる地域政策の補完

   キャッチアップとその逆転

   地域政策の効果--統合への求心力を生み出す

『心理学』

 自己

  自己とは何か

   自己への関心の歴史的変遷

   自己の二重性と自己概念

   現代の自己研究の領域

  自己知識 ・自分についての情報の宝庫

   自己概念と自己知識

   認知構造としての自己知識自己知識

   自己知識の正確性

  自尊感情と自己評価

   自尊感情の概念と測定

   社会的比較

   自己評価維持モデル

  自己に関する動機

   自己に関わる動機(自己動機)にはさまざまなものがあるが、自己高揚動機、自己査定動機、自己一貫性動機の大きく3つに集約される。

   自己高揚動機

   自己一貫性動概

  自己制御

   自覚状態

   自己意識

  自己と他者

   重要他者と自己評価

   自己呈示と他者の目

  語られるものとしての自己

   自伝的記憶

   自己物語

『イランの歴史』

 アケメネス朝

  美名の為政者キュロス二世

  エジプトの征服者、カンビュセス二世

  世界最大の帝国を創り上げた人物

  ダレイオス一世の死からアケメネス朝の崩壊まで

  アケメネス朝時代イランの文化と文明

 イスラームの黎明

  アラビア半島

  アラビア半島に流布していた諸宗教(一神教の創出から多神教の衰退まで)

  ムハンマド【ソトゥーデ】の誕生

  イスラームの誕生

  エチオピア(アビシニア)への移住

  ムスリムに対する経済的・社会的締め付け

  アカバの誓いとメディナ聖遷の下準備

  預言者暗殺の企み

 メディナ時代のイスラーム

  イスラームに対するメッカとメディナの相違

  メディナヘの聖遷後における預言者の主な事績

  敵対者たちと敵対行為

  イスラームの礎の強化

  フダイビーヤ【ホダイビーエ】の和議、明らかな勝利

  世界に向けてのイスラームの宣教

  メッカ征服

  偶像崇拝の重要拠点の解放

  イスラームの成果と預言者の事績

  預言者の晩年にイスラーム共同体が直面した危機

  後継者問題
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心理学 自己

『心理学』より 自己

自己と他者

 人間の自己理解には、他者が深く関わっている。このような議論は、古くはジェームズの「社会的自己」やクーリー(Cooley, C. H.)の「鏡映的自己」の考え方においてすでに見られるが、最近は改めて自己と他者のより密接で多面的な関係のあり方が指摘されている。

 重要他者と自己評価

  自己評価は、自己に対して自分自身が下す評価である。しかし、そこには他者も関わっている。社会的比較理論が提唱するように、他者が自己との比較の対象となるだけでなく、他者はまた自己評価の視点や基準をも提供する。自分の愛する人が側にいたら何と言うかを考えながら行動するのは、重要な他者が提供する基準を参照しながら、自分のあり方を評価し制御していることを示唆している。

  ある実験ではカトリック教徒の学生を実験参加者として、ローマ法王の顔写真を見せる条件と見知らぬ人の写真を見せる条件下で、自己評定を求めた。その結果、ローマ法王の写真を見せた条件群では自己評価が低下した。これは、「法王がかりに私を評価するなら……」と、法王の視点で自己評価を下すからだと考えられる。

  さらに、恋愛カップルなど親密な関係がうまくいっている場合、相手から受けた高い評価を取り込んでその人自身の自己評価が高くなり、しかもそれを相互に交換するため、当事者双方が自分にも相手にも満足することが明らかにされている。

 自己呈示と他者の目

  就職活動の時期になるとそれまでカジュアルなスタイルだった学生が髪を短くし、スニーカーをビジネスシューズに履き替えて変身する光景は、毎年キ申ンパスで観察される。どの程度本人が意識しているかは別にして、人は多かれ少なかれ他者の目に映る自分の姿を操作し、ある印象を与えようとする。このことを自己呈示(self-presentation)という。自己呈示の究極の目的は、よい結果がもたらされるように他者とのやりとりを一定の方向に導こうとするものである。上の例では採用内定を得ることができるように、就職活動という場にふさわしいとされる形に外見を整え、有能なビジネスマン候補を演出しているのである。自己呈示の方略としては、服装や所有物で外見を飾り立てるなど、自分に焦点をあてた行動が思い浮かぶだろう。しかし、相手にお世辞を言う、相手の意見に同調するなど相手に焦点をあてた行動も、自分を受け入れてもらい好感度を上げようとすることの現われであり、とくに地位の高い相手に対して生じやすい。

  多くの場合、与えたい印象は社会的に望ましいイメージであろう。有能、やさしさ、魅力、寛容、このようなものをもった人と見なされることによって、他者から好意的な評価や利益を勝ち取ることができる。しかし、「恐い人」という印象を与えることによって、目的を達しようとする場合もある。ジョーンズほかは、5つの主張的自己呈示を挙げ、どのような行為でどのような印象を与えようとするかを整理している。

  自己呈示は正体を隠し人目を欺こうとする行為だとして、否定的にとらえられることがある。しかし最近の研究は、自己呈示が自己の正体を自らのうちに閉じ込め偽りの仮面をつけるのではなく、他者との交流のなかで自分のあり方を作り変える可能性をもった行為であると考え始めている。はじめは「ふり」をしているつもりでも、ある自分を演じて他者がそれを受け止めたと考えるうちに、いつのまにか自分自身の見方がそのように変化するからである。

  ある実験では、実験参加者に実際の自己概念に関わりなく、外向的な自己呈示をするように依頼した。その際、隣室で他者が見ていると思わせる「人前」条件と誰もいないと思わせる「無人」条件を設定した(本当はどちらも実験参加者1人だけである)。すると、「人前」で外向的な人間を演じた人たちは、外向性に関する自己評価が上昇しただけでなく、実際に他者と積極的に関わろうとする行動を示した。無人条件ではそのような変化は生じなかった。自己呈示はそのとき自分がそのような者として存在することを自己と他者に示す行為であり、それに合うように自己への見方を変化させると考えられる。

語られるものとしての自己

 自伝的記憶

  自分の人生の出来事の記憶を自伝的記憶(auto-biographical memory)という。自伝的記憶には戦争体験のように人生において決定的な意味をもつものから、子どもの頃ころんで泣いたなどのささいなものまでさまざまなエピソードが含まれる。私たちは、経験することのすべてを憶えているわけではない。自伝的記憶の特徴の1つは、さまざまなエピソードのなかから取捨選択されたものだということである。しかし、どのようなものが選択的に想起されるのか今のところ十分には解明されていない。自己高揚動機のところで述べたように、自分に都合のよいエピソードは記憶成績がよいという記憶バイアスが指摘されているが、逆に自分にとって不快な出来事の記憶の方がよいという報告もある。

  自伝的記憶のもう1つの特徴は、それが再構成(reconstruction)されたものだということである。記憶はけっして現実のコピーではない。いかに本人は事実を正確に思い出しているっもりであろうと、自伝的記憶ぱ想起時点での選択や解釈が加わっているため、いわば想起している時点で織り上げられた創作であると言っても過言ではない。M.ロスほかは、自分が過去と現在でどうであったかを評定させる実験結果から、過去はその特徴の現在の状態とある暗黙の理論に基づいて構成されると示唆している。たとえば、夫婦別姓について数年前は反対だったが現在は賛成へと態度が変化した人は「私はそれに関してはずっと以前から賛成だ」と考える傾向があるが、これは現在の「賛成」という状態とこの種の問題に対する態度は一貫しているものだという暗黙の理論によって作り上げられたものだという。

  近年、性的虐待など密室の2者間で起きた事件において、自伝的記憶として想起されたことの正確性の判定が、裁判にも関わる問題として関心を集めている。記憶研究者ロフタスらは、記憶が想像や他者の発言などによって容易に作り変えられてしまうことを指摘し、記憶に基づいて状況を詳細に語る場合でも、「偽りの記憶」(false memory)である可能性があると警告している(自伝的記憶や偽りの記憶については第4章も参照のこと)。

 自己物語

  映画「ブレードランナー」には、人間以上の体力と知力を備えた人造人間レプリカントが登場する。人間になりたいと願ったレプリカントは他人の写真を手に入れ、「これは私の幼い頃よ」と人に見せる。幼い頃の写真=過去の「証拠」を手にすることによって、自分がどこから来てどこへ向かう存在であるかを語ろうとしたのである。

  自己物語(self-narrative)は、ライフ・ストーリーとも称されるが、自分について語る物語である。過去の出来事が現在を規定するのはすべての生物に共通しているが、人間の場合はさらに過去の経験を再構成した記憶にも影響される。思い出された出来事がその人の人生の重要な部分を占めるなら、それは自伝的記憶となり、1つの物語を構成する。

  人は人生に意味を求める。無意味な人生は耐え難い。人生の意味が成立するためには、日々の経験や出来事などがパラパラな断片でなく、一定の筋をもつ形式に則った統合体のなかに組み込まれる必要がある。自己物語の作成を試みれば明らかなように、自分を語ることには社会・他者が必ず入り込む。自己物語は、言い換えれば、この社会で自分がどのような人間として生き、どのような人間関係を結んできたか、何をしてきたかを思い描くことである。さまざまな過去は、物語のなかに糸のように織り込まれ、織り上がった物語は、語り手である自分自身に対して、そして聞き手である他者に対して、自分が何者であるかを明確化する。自己物語がもつこうした力はナラティブ・セラピーなどのカウンセリングにも利用されている。自我同一性の構築とは。自己物語を作り上げることだともいえる。
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