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退職後の生活

未唯へ

 エンジン掛けたまま、ドアロックする所でした。これができないようになっている。よかった。 40年前の独身寮の駐車場ではやってしまった。40年間の進化ですね。

 なんで、休みの日の10時に、町の駐車場は混んでいるのか。変な町ですね。

 それにしても、一日一日、目が悪くなってきます。車がきつい。

今、この一瞬の存在

 今しかない。その感覚。この瞬間だけしかない。

 中学のあの日に、ハタと気付いた。何という不条理!(こんな言葉も知らなかった)

 今、この一瞬の存在。やっと言葉にできた。恐い。

 5年間は全てを知りたいに費やす。70歳まで。主に体制作りです。そう覚悟決めたら、家庭も関係ないです。

 では、何を知らいたいのか? 広く知りたいのか? 昔のことを知りたいのか? もっと、深いところを知りたいのか?

 やはり、放り込まれた理由を知りたいのでしょう。それに応えることはできないでしょう。教えてくれる人はいない。自分で調べると言っても。狭いところから広いところに展開することの知恵はできた。それがモデルです。それにしても、他者との連係は見えてこない。

 今、この瞬間でやり抜くしかないのか。他の道は残されていない。もう、止めようか。意味があるかどうかも意味が分からない。あの恐怖に耐えれたものです。

退職後の生活

 朝5時に起きるとして、6時から動けるけど、どうしよう。

 スタバでの入力を始めました。考え事ではなく、書き起こしならば、自分の世界に入り込めます。自分の世界にはいれます。職場よりも周りが刺激になります。

 入力はフォルダー2だけど、登録はフォルダー3にしている。これができることはかなり、助かります。

 スタバで入力は成功です。退職後の生活パターンにします。あとは図書館のエリアの活用です。入力しながら、考えたことを録音させるのも、650で可能になりました。

 適当なスケジュール表がない。あえて言うと、モレスキンですけど、来年にならないと使えない。毎日を大切にするノートとなると、キンドルしかないか? 年内はキンドルにしよう。パートナーとの時間も入れ込みます。

スタバの拡がり

 豊田駅前のMさんはSVCCで朝の練習をするために、バリスタをやっていた。何か、感覚が違うのは気に入っています。

 チケットで、高いコーヒーを買いました。一杯790円です。ふつうの倍です。分からないわけではないけど、必要は感じない。

 Iさんとの会話を書き起こしました。かなりのことを話しています。7分以上、話しています。LINEではもの足りないでしょう。お互いに色々なネタを持っています。

1/3ロジック

 カンブリア紀が出てきたけど、1/3のロジックは使えますね。1/40は今一つ理解できない。私の感覚と同様に、歴史は等比級数で進化していく。これは人口に寄るのか、意識の問題なのか、それは分からない。時間は決して、平らではなく、ある時点に向かって、変わっていく。だって、1/40はすごい縮小です。

テーマ

 詳細からグローバルへ、グローバルから詳細。その繰り返しで何が得られるか。
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インナースピーチ

『心をつなげる』より 心の中を自覚する 意識の言語 脳は長話が苦手

インナースピーチを変え、より快適な生活や人生を送ることは誰にでも可能だ。しかしそのためにはまず「インナーイヤー(自己に内在する耳)」を使う術を体得しなければならない。インナーイヤーに関与する脳領域は、インナースピーチを制御するそれとは異なるものである。

ここで、肯定的なインナースピーチと否定的なインナースピーチとを聞き分ける方法を試してみよう。

まずは鉛筆と紙を手元に用意し、腰を下ろせる静かな環境を探してほしい。何度か深呼吸をしたらあくびをし、20~30秒間身体全体を使って大きく伸びをする。身体と心がリラックスしていればいるほど、インナースピーチの声が耳に入りやすくなる。

次に椅子に深く腰掛けたらしばらく沈黙してみよう。なるべく何も考えずに。すぐに何かのィメージや言葉が頭に浮かぶだろう。でもそれを打ち消して、もう一度深呼吸してみよう。そして目を閉じて、できるだけ長い間沈黙を守ってみる。

ほとんどの人は、意識の中に思考の断片が浮かんでは消えていくことにすぐ気づくだろう。その思考の断片に気づいたら、そこに付随する気持ちや身体の感覚を先ほど用意した紙に書き出してみよう。そして空に流れる雲を見送るように、思考が浮かんでは消えていくのをただ見守る。そうすることで、意識内に絶えず起きている変化に対して中庸の精神を保っていられるのだ。

頭に浮かんだ考えを書き終えたら、深呼吸し、リラックスした状態で次に何か起こるかに意識を向ける。次の思考を観察したら、書き出し、再び消えていくのをありのままに受け止める。沈黙する時間が短くなることもあれば長くなることもあり、気が変になってしまいそうな感覚に陥るかもしれない。なぜなら前述したとおり、脳は変化を嫌うからだ。それにインナースピーチも無視されることを嫌うのである。

しかし椅子に腰掛けたまま、次々と浮かび上がるインナースピーチに判断を加えることなく、ひたすら冷静に観察することで、心理学的に有効な方法を体得しているのだ。このエクササイズはストレス、不安、神経過敏、うつ状態を軽減させる早道のひとつなのである。

自分や他者の深層にある意識を理解する方法を身につければ、コミュニケーションカや共感力を妨げる否定的かつ感情的な状況に囚われる可能性も低くなるはずだ。

とはいえインナースピーチは必ずしも悪しき存在とは限らない。強い情動反応のコントロールだけでなく、不適切な行動を改める能力を与えてくれるのだ。不安、心配、極度のストレスに襲われている場合、ポジティブなインナースピーチは心を落ち着かせてくれる。またスポーツ選手が自身に肯定的な言葉を語りかけることで、パフォーマンスが向上することも明らかになっている。いわば応援してくれるコーチが内在しているようなものだが、その声を育てながら、ネガティブなアドバイスの芽を摘む術を身につけなければならない。

例えば、会社主催の野球大会でバッターボックスに立っている自分を想像してほしい。ポジティブなインナースピーチは、「自分ならできる!」とごくシンプルな応援、もしくはピッチャーにフェイントをかけろ、と多少複雑なアドバイスを送ってくるかもしれない。それでも結果は三振に終わったとしよう。そんな場合、ヒットを打てなかったのは自分のせいだ、と別のインナースピーチが囁く傾向がある。だがそんな言葉には耳を貸さずに、次の打順では挽回できるという前向きなインナースピーチにすり替えるのだ。

インナースピーチが否定的になると--そしてこれは世界的に活躍している人々にすら起こることなのだが--次第にさまざまな問題が発生することになる。摂食障害、物事に対する消極的な態度、不眠症、広場恐怖症、ギャンブル依存症、性機能障害、自尊心の低下、そしてうつ病などを引き起こすことにもなりかねない。まるで自滅するかのように仕事を辞職する可能性もあれば、家族を見下すような行動を起こすきっかけにもなり得る。

その一方で、ポジティブなインナースピーチは、注意力、自主性、自信、作業能率を向上させることが分かっていぞ自身にとって現実昧のあるポジティブな言葉の繰り返しであれば、選ぶ言葉はさほど重要ではない。今後の計画や目標につながる言葉を自ら紡ぎ出すのだ。

例えば、一億円が欲しいとただ願っているだけでは一銭も手にすることはできないが、ポジティブなインナースピーチを使って堅実な資金計画を立てれば、成功を手にするチャンスは格段に増えるだろう。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校で教鞭を執り、医療界では医師や患者間のコミュニケーション・コーチとして著名なサラーホワイト博士は、ネガティブなインナースピーチをポジティブに変える方法を次のように複数のステップに分けて提唱している。このステップを実践することで、職場での能率や充足感が向上するだけでなく仕事上での成功にもつながる。
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『ポアンカレ予想』

『お任せ!数学屋さん』より

「『ポアンカレ予想』も、『リーマン予想』みたいに、まだ誰も解いたことがないの?」

「いや、『ポアンカレ予想』は、すでに解かれた後だ。『未解決問題』だったのは、二〇世紀の話さ。二〇〇三年に、ロシアの数学者、グレゴリー・ペレルマンが証明に成功した」

「へえ。それって、どういう問題なの?」

臆することなく、遥は続けて質問する。電話の向こうで、宙が「ふむ」と小さくつぶやいた。二人の間に、一瞬の空白が生じる。ただ単に言葉を選んでいるだけのようにも、質問に意表を突かれたようにも聞こえる、妙に深みのある沈黙だった。

「飾らず、無骨なまま言うとね……」

宙が、ゆったりとした調子で口を開く。

語られた言葉は、遥の予想を軽々飛び越えたものだった。

「『単連結な三次元閉多様体は三次元球面と位相同型である』。それが、『ポアンカレ予想』だよ」

「……え?」

外国語、どころの話ではない。宇宙語でも聞いているかのごとく、脳は宙の言葉をまったく理解しなかった。

リーマン予想のときもそうだったが、どうも数学というのは、高度になればなるほど、普通の日本語からかけ離れていくらしい。

「そうだな……。簡単に説明しよう」

宙がそう言うと、電話の向こうで、カサカサと紙の擦れる音が聞こえてきた。ノートをめくったのだろうか。鉛筆のお尻で眼鏡を押し上げる姿が、目に浮かぶようだった。

だけど、宙がどんなに分かりやすい図や数式を書いてくれたとしても、遥にはそれが見えない。

もう、隣にはいないのだから。

「地球の形を調べるとき、どうやって調べればいいと思う?」

ゆっくりとした口調で、宙が言う。コツコツ、という硬質な音が、かすかに聞こえた。

「地球の形?」片手で髪をかき上げて、自信なさげに、遥は答える。「えぇと……。宇宙に行って、そこから眺める……とか?」

「それも、一つの方法だね」

突飛すぎる答えに、我ながら情けなく思ったが、そんな遥を、宙は決して笑わない。

「だけど、宇宙に行くというのは、とても大変なことだ。できれば地球から出ないで済む方法を考えたい」

いつだって、そうだった。根気よく、淡々と。数学が得意な人も、苦手な人も、誰もが納得できるように。真剣に、伝えようとしてくれる。

だからコイツの前では、無知な自分も全然恥ずかしくない。

「じゃあ、いったいどうすればいいの?」

「長い長いロープを用意するんだ」

遥の問いに、宙は即座に答える。始まった。そう確信して、遥は目を閉じた。

真っ暗な空間に、一本のロープが描き出される。宙が長いと言うのだから、きっと本当に長いのだろう。何度も何度も渦を巻き、実際に何メートルあるのかも、想像ができない。まるで、目の前にあるかのように。はっきりと、イメージする。

いつだって、宙の話は突然始まる。道が、唐突に現れる。

だけど必ず、その道はゴールヘとつながっている。だから、遥は何のためらいもなく、黙ってイメージを固めていく。

「その両端を一か所--たとえば、君の家の玄関に結びつけたまま、輪っかをどんどん広げていく。地面から離れないように、ゆっくりゆっくり。あ、木とか建物があったら、それは乗り越えていいことにする。だけど、基本的には地面にくっつけたまま広げていく」

宙は、そこで一旦言葉を区切る。遥の頭に、情報がしっかり染み込むのを待っているかのようだった。

頭の中のイメージに、色を付けていく。自宅の玄関に、遥はロープを結びつけた。固結びにした方がいいだろう。両手で引っ張ると、手のひらがジンと痛む。その痛みまでもが、現実のもののようにイメージされていく。

そして、遥は歩き出す。ロープの真ん中を持って、ズルズルと引きずりながら。建物や立木に引っかかったら、いちいち登って、乗り越える。宙の言うように、ゆっくりと、ゆっくりと。

「まっすぐ歩くだけじゃダメだよ? 右にも左にも、どんどん広げていくんだ。いくつもの山と、いくつもの海を越えて。君は、ひたすら『輪』を広げる。日本の外側にも出ていく。ジャングルも、砂漠も、氷の海も、ロープを引きずって通過する」

言われた通りに、遥はロープを左右にも広げていく。頭の中で、ロープを持って外国を渡り歩く。だけど、エベレストを登っている辺りで、そろそろ歩くのがしんどくなってきた。あまりリアルにイメージしすぎるのも考えものだ。

「そしていつの日か、君は地球を一周して、自分の家の裏側まで戻って……」

「え口ちょっと待って!」宙の言葉を、遥は慌てて遮った。「まだアジアから出られてないから!」

そう言ってしまってから、遥は顔を赤らめた。

何をやっているんだ、あたしは……。

このくらいはっきりとイメージしておかないと、宙の話にはついていけない。情けないけれど、それは仕方がない。だけどさすがに、もう少し言い方があっただろう。

電話口での沈黙が、ヒリヒリと肌に痛い。穴があったら入りたかった。いや、新たに穴を掘ってでも隠れたい気分だった。
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“町内会”地域の声を代表するには?

『“町内会”は義務ですか?』より 町内会は今後どうしたらいい?

町内会には地域課題を解決するという役目があります。

でも、これなら別に町内会でなくても、NPOなどでもできますよね。

私は、ボランティアでいま「無料塾」というのに参加しています。低所得などで塾に行けない子どもたちの学力問題を解決していこうと全国で始まった運動です。早い段階で勉強がわからなくなり、そのことが進学をさまたげ、貧困を再生産してしまうのを食い止めようというものです。知り合いが校区内で始めたのをきっかけに、私も小中学生を毎週1回教えています。

最近はソーシャル・ビジネスといって、社会問題の解決をビジネスの枠組みでやろうとする動きも目立っています。

地域課題の解決は別に町内会でなくてもできるものです。

こうした課題解決のために動いてくれる人を探そうとすれば、単位町内会の範囲にこだわる必要はありませんし、むしろ、そこにこだわっていると必要な人間を探せません。

私のいた団地自治会は300世帯ですが、このなかで無料塾の講師を探すのは至難です。2万人いるという校区、あるいは市全体、あるいは近くの市町村にまでアンテナをひろげて、ようやく仕事をしてもらえそうな人を探せます。

実際、私が参加している「無料塾」で教えているのは、私以外、市外から来ている人なのです。もし、これを単位町内会の範囲や校区だけに限ってしまったら、その人は協力ができなかったでしょう。

えっ? それなら前節で「校区ではなく単位町内会を基本にしろ」といったことはどうなるんだって?

本当に課題解決の仕事をしようと思えば、町内にこだわらず、広く人材を募らなければいけないことはまったくそのとおりです。

これに対して、ある課題を解決するために、その地域を代表して行政や企業などに対してモノを言うことは、まずは町内会にしかできない仕事です。

たとえば、近くに道路計画ができる、そのとき、地域住民の声を代表して発信するのが町内会の非常に重要な役割となります。本領とさえいえると私は思います。なぜなら、これはNPOなどにはできないことだからです。

町内会はなぜNPOや社会的企業などと違ってその地域を代表できるのでしょうか。

それは全員加入の原則をとっているからではないか、という意見があります。

町内会の役割を強調している人たちにとって、町内会の全員加入制原則は一番大事なものだと扱われてきました。

第1章で、町内会の5つの特性(①地域区画性、②世帯単位制、③全世帯加入制、④機能包括性、⑤地域代表性)というコミュニティー研究者の中田実氏の議論を紹介しました。中田氏はそのうち、「個人の自由との関係でもっとも批判をうけ、また同時に町内会の性格を一番よく示しているのが③の全世帯加入制と、それに基礎をおく⑤の地域代表性である」「町内会をめぐってなされてきた最大の論点」と書いています。

中田氏は、子ども会や消防団、商店街組織など他の地縁団体や、地域で活動するNPOが、どんなに大きくなっても、地域を代表する性格をもちえないのはなぜかとして、「この違いの核心をなすのが、全世帯加入制であった二と述べています。

全員が入っているからこそ、その地域を代表できるというわけです。

しかし、ここで問題が生じます。

全員加入制という原則は、「強制加入はよくない」とする最高裁判決とは矛盾するのではないでしょうか?
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