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「情報の共有化」を超えた「思いの共有化」

未唯へ。20日ぶりに、会社のパソコンの修理が完了して、戻ってきました。家と同じ、モバイル用PCです。その間は大画面のPCを使っていた。パンフレットを作る時はいいけど、それ以外は使いにくかった。小さな、軽いパソコンなら、見えない時にパソコン自体を目に近づければいいけど、大きいと、見に行かないといけません。疲れます。考えるには向きません。

戻ってきたPCで、色々と考えました。「思いの共有化」という言葉を頻繁に使っています。なかなかいい言葉です。

技術会で「創造塾」というグループで、この会社の先行きを考えて、技術会にプレゼンしたことを思い出します。プレゼンの数日前に阪神大震災があり、「思い」を伝えることの重要さを感じたので、「思い」を中心テーマに切り替えました。「思いを蓄える」「思いを伝える」「思いを表す」、そして、「思いを共有する」。

では、「思い」はどのように伝わるのでしょうか。「思いを伝える」イメージも分かってきました。サファイア循環のグローバルを心臓として、ローカルを神経網とすることで、心臓から神経網へ行く動脈、神経網から心臓に集まっていく静脈系で伝えるイメージです。

メーカである「心臓」から力強いメッセージを販売店・店舗の「神経網」に渡すと同時に、現場としてのお客様からの要望を「心臓」に伝える仕組みがともに働いてこその「思いの共有化」になります。

「思い」は伝わってこそ、力になります。ローカルの世界だけで回っては、じり貧です。グローバルの世界だけで回っては横暴です。逆方向に回ると、全体主義になり、テロになります。

「思いの共有化」の対象をお客様にすると、仕組みはもっと大胆になり、ダイナミックになります。お客様だけでなく、クルマ自体との共有化を図らないといけません。

こんなシステムは本当にできるのかと思えます。だけど、「心臓」と「神経網」のシステムは体の中に存在して、動き続けています。それは意識の外側で動き続けています。自分の意識で、「心臓」とか「神経網」を止められる人はいません。人間は生きているように見せながら、実際、生かされている。

このモデルをB-B-Cの中に入れ込みます。生体システムのように自然に回るように考えます。お客様が変わり、クルマが変わり、スタッフがナレッジ化し、メーカーがソーシャル化していきます。
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