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2年ぶりの前立腺の入院検査

未唯へ。あなたと奥さんは昨日から胃腸風邪ですね。食堂にあった、薬をみて、奥さんに問いただしたら、分かりました。

今日は年休で、前立腺の入院検査です。この検査は好きにはなれませんね。避けたかったけど、「定年」前の弱みで、受けることになりました。

2年前の時は、奮発して、「個室」にしてもらいましたが、今回は自主規制して、大部屋にしました。前回は、大量の本を持ち込んで、ひたすら読んでいたけど、今回は「未唯へ手紙」の再構成に絞りました。本は「正法眼蔵」一冊です。

3時からの検査なのに、11時には寝巻きを着て、寝ているように言われました。12時から点滴が始まったので、あまり、動けなくなりました。完全に入院モードです。「病人ではない」と自分に言い聞かせて、「未唯への手紙」の再構成に取り掛かりました。病院のベットに座りながらの作業は疲れます。寝ころぶと、入院モードになります。

点滴の管を真っ直ぐにするようにと警告を受けて、さらに入院モードへ。ついに作業を止めました。老人ホームの人が寝ているか、テレビを見ていることが多い理由がわかるような気がします。人間のやる気を削ぐのは簡単みたいです。寝ている間に、検査の時間になりました。

担当のナースは4月配属のIKEさんです。何をするにも、先輩がついて、チェックしていました。オペ室までは車椅子での移動ですが、押しにくそうです。「歩きましょうか」と言いそうになりました。検査のスタイルは「お産」と同じ恰好で行います。赤ちゃんを取り出す代わりに、前立腺の細胞の抽出です。検査が終わって、IKEさんがむかえに来たので、「元気な男の子でした」と親父ギャクを放ったが、彼女は緊張していたので、通じませんでした。

その後は、お尻が痛むので、「正法眼蔵」を読んでいたが、難しいので、地デジ録画番組を見て、過ごしました。寝てできることは限られますね。

朝、4時に起きて、服を着替えて、ラウンジへ行き、「未唯への手紙」再構成を本格化させました。頭が冴えて、いろいろな言葉が浮かんできました。6時半過ぎにベットに戻りました。夜勤ナースが来たので、退院時間を前出ししてもらうようにしました。朝食後、8時半に退院しました。

何も持たずに入院したので、箸もなければ、スリッパもなかったけど、どうにかなるものです。身軽に行動しましょう。
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