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システム開発のデジャヴ

未唯へ。今日は金曜日です。図書館で新刊書が楽しみです。これと土曜日のオーガニックだけがフラストレーション解消につながっています。

beaという会社のWeb2.0の技術を企業で活用するというセミナーを受けました。講師はポータルのベースを作る時からの知り合いです。私はナレッジワーカーを対象にしていることに違和感を感じました。販売店も市民も非ナレッジワーカーです。彼らのツールにして、一人ひとりが知恵を活かし、活性化できるものが欲しいのです。

同じセミナーに出席した、同僚の感想は、「このシステムは、この会社には向かない」ということでした。私は「こういうシステムが必要な会社にしていかないといけない」と述べました。

システムの狙いはユーザが使えるシステムにしようというものです。
 ・計画し、設計し、時間を掛けて構築される ⇒ 自然発生的に作られる
 ・普遍的な要求、永続的⇒緊急な要求、状況に応じて変化
 ・事前に計画された機能だけを固定的に実装 ⇒ 必要に応じて、動的に機能を発展
 ・ほとんど利用されていない複雑な機能 ⇒ 使い込まれているシンプルな機能

これを見ていて、15年ぐらい前の風景を思い出しました。東富士でのR&Dでの検討結果を重役以下の技術者にプレゼンしているものです。

マックの画面をスライドに映して、技術者が実験結果を解析したり、データベースに入れたり、プレゼンするためのソフトを具体的にハンドリングしました。

その主旨は、技術者個人の環境を作れる世界がやってきたこと、皆でその世界に向かいましょう、というものです。重役からのコメントは「本当にこんな世界が作れるのか」というものでした。「2年でできます」と答えたら、「必ず達成してくれ!」と言われたので、異動希望を2年延ばして、達成しました。

「この会社に向かない」という言葉は、この会社の広さ・深さを理解した上で発言してもらいたい。我々の目標は販売店スタッフをナレッジワーカーにすることかもしれない。それができれば、この会社は強いものなります。

図書館に5時過ぎに着いたが、新刊書があまりにも少ない。知り合いの図書館の女性も少ないと言っていた。お目付け役のMIUさんが4月に定年退職しています。6月中の新刊書の冊数を確認後、豊田市中央図書館にクレームを付けます。
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