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また、入院しました

この部署のの長期計画を聞いて、暗澹たる思いになっています。あまりにも「現実」との乖離が激しい。この「現実」は私が感じている将来からバックキャスティングしたものです。ポイントは2つです。一つは社会システムとの関係が考えられていない。もう一つはインフラとか将来からの観点、つまり理念の部分が感じられない。

2012年には、エネルギー問題も食糧問題も人口問題も今よりもはるかに市民は意識するようになっているはずです。それらの集約としての環境問題は、その時点では方向を明白にして、国として、地方として、地域として、個人として、いかに取り組むのかが課題なっているはずです。それらがまるで論じられていない。

ほかの部署がやるから、関係ないという論理は成り立たないはずです。市民参画的な発想なくして、この部署の最大のテーマであるマーケティングは成り立ちません。インフラにしても、なぜ、サファイアの最初にサスティナブルを持ってきたのか、まるで理解されていない。

13年前に、この部署に来た時に聞いた「分母」、「分子」の発想しかない。あれは過去の成功体験でしかない。お客様が消費者であった世界では、お客様は「分母」、「分子」であったかもしれない。現在のグーグルのようにお客様視点から発想し、コミュニケーションを基本として「複雑性」を含めたコントロールをしようとする社会に対して、ベースがあまりにも古すぎる。

この部署に対して、泣き言のように言ってもしょうがないので、私は「預言者」になります。「未唯への手紙」でシナリオを展開します。「あの時に、そうすれば日本は救われた」と。会社と個人の関係は、生まれてきた理由に比べるとほんの一瞬です。だから、とやかくは言わないけど、考えていた存在が居たことだけは残します。

だから、「未唯の世代」に言いたいのは、あなたの世代がどうなっていくかについて、あまり自信が持てなくなっています。本当にごめんなさい。だから、あなたたちは会社みたいなものを当てにせずに、もっと大きなところ、社会を変えていってもらいたい。

昨日は82歳の母親の誕生日で、実家には3回行きました。そのうち、2回は湿布の貼り替えです。今日も行く必要があるかと帰り道に奥さんにケータイで聞いたところ、「また、入院したから不用」とのこと。どうも、実態は入院させてもらったみたいです。
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