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施設見学で「どこでも図書館構想」の確認

9名で施設見学でした。9人中5名が若い女性で楽しかった。韓国から日本の大学に来て、NPOでスカラーシップをしているUさんも一緒に回りました。出身は釜山(釜山)の近くの大邱(テグ)ということでした。

確か、あそこは朝鮮戦争での最終防衛ラインで烈しい戦争が行われた所です。それを話したら、韓国では、「朝鮮戦争」ではなく、「韓国戦争」と呼んでいるので、日本に来たときに最初分からなかったと話していました。ちなみにインターネットで調べたら、北朝鮮では、「大祖国戦争」(これはスターリンが独ソ戦で使ったのと同じですね)と呼ぶみたいです。

それとソニンとBOAの人気についても聞きました。ソニンは「在日」だから、ほとんど知らない。BOAは韓国で人気になって、日本に来たそうです。ソニンの主演している映画「バックダンサーズ」が9日から公開されています。一人で見に行くつもりでいます。

肝心の施設見学については、継続することの難しさを感じました。「でんきの科学館」は中電とか浜岡原発のお金があるから、2億円掛けてもリニューアルできるが、「エコパルなごや」のバーチャルは維持するのが大変そうです。それと「リサイクル推進センター」は6,7年前の当初のままで来ています。

この5年位の変化は激しいです。これからの5年も激しいものになるはずです。ならなければ、市民側の負けです。だから、変化を前提にして、企画をしないといけない。そのときにどこまで読めるかということと、最終的に企画会社は当てにはできないということです。

これは、それぞれに併設されている「図書室」についても同じです。開館時点で購入した本がそのままにそこにあって、新刊書を入れることは考えにくい状態になっている。当然、それぞれの施設での共同利用も検索も考えられていない。「エコパルなごや」が3千冊あるといっても循環されていないし、市民の立場(知の入り口)に立っていません。

本来は環境図書といっても幅が広いものです。偶々、その日に持ち歩いていたのは、『環境戦略のすすめ』519ウナと『ロハス・マーケティングのススメ』675アイです。図書分類では519は「公害、環境工学」、675は「マーケティング」です。519だけでは環境のことを知ったことにはならない。より膨大なバックボーンとつながっていないと、結局は待ち時間に読む「歯医者さんの待合室 」(これは実在する雑誌です)のような、単なる時間つぶしになってしまい、「知から行動」につながっていきません。

今回の環境学習施設は、もっと規模の小さなものでしょうが、そこに未来への仕掛けをどうつなげていくかです。そのために、もっと色々な偶然を起こしていかないといけません。
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中野さん、40歳ですね

とりあえず、おめでとうございます

あなたは私が係長になって、最初に向かえた新人さんです。商業学校を終えられた18歳でしたね。私の周りは、大学院出ばかりでした。何しろ、エンジンに関するプロ集団の真っ只中でしたから。後には、モータースポーツや研究部にも進出しましたね。

あなたの集中力と好奇心はそういう人たちがつまらなくなるほどでした。最初は事務的な仕事でしたが、すぐ終わってしまって、つまらない状態になってしまうので、思い切って、プログラム開発にシフトさせてもらいました。それも日本では使い手がいない『S言語』を。言語のバグが見つかると、メーカーと通して、バークレーとかAT&Tに問い合わせていました。

そのオブジェクト言語は、それまで200行あった燃焼圧解析プログラムを5行ぐらいにして、プラス2行でグラフまで作ってしまうものでした。そのかわりに、空間配置とかシンプルな思考が要求されました。それを"文句を言いながら"作り上げ、なかなか理解できない大学院出の技術者に説明しているのを思い出します。

そういうときにあなたからの強力な申し入れがあります。「私はこういう思いで仕事しているのに、あの同期の女性は「時間つぶし」にだけ、会社に来ているのに我慢できないので、会社を辞めたい」というものでした。その女性の問題ではなく、そういう存在を許す会社の問題という指摘でした。

その時は1時から7時まで、モータースポーツ部が引っ越して、空いたスペースに机一つと椅子2つで向き合って、話し合いました。そのときの結論として、プログラム専門部署への異動でした。無事、異動した後に、その部署から、明るいメールが届きました。

サックスが出来、利発で、感情的なNAKさん、おめでとうございます。あなたのおかげで、女性の能力のすばらしさを痛感しました。そして、それに頼ることも。また、自由ということも。あなたに会えてよかったです。
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