笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

篠笛の発表会が近づいて来ました

2018-03-28 20:42:11 | 日記

暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、今年はいつまでも寒かったのに、今度は急に暖かくなり、桜が満開になっています。

私が習っている篠笛の教室の発表会は、所属の教室の発表会と関連する全国の教室の合同の発表会が、1年おきに開催されます。

今年は、全国の教室の合同の発表会が、4月14日(土)、21日(土)、22日(日)の3日間にわたり、横浜能楽堂で開催されます。

現役時代「無芸大酒飲み」で過ごしてきた私が、退職後に一念奮起して「最も苦手な音楽」、それも人のやらない「篠笛」に挑戦して、

この4月で足かけ8年になります。

最初は、全く音が出ず、習い始めの曲「さくらさくら」も、ふうふう言いながらでした。

しかし、「優しい優しい」T洋子先生の薫陶の下、「石の上にもーーー」の気持ちで頑張り続けた結果、大峠である「江戸囃子」も、

笛については平成28年の発表会で「屋台―昇殿―鎌倉―四丁目―屋台」の「一つ吹き」を演奏して卒業し、太鼓についても難題の

「屋台」が終わりました。(今年の発表会の後、難しい四丁目の稽古があります)

おかげで、かなり長い曲を暗譜で吹けるまでになりました。

今回の発表会では、初日の14日に、「津軽山唄による幻想」(鯉沼廣行作曲)という約10分間の長い曲を、暗譜で吹かせていただきます。

「津軽山唄」は津軽地方ではお祝いの席で歌われる曲だそうです。Youtubeでもいろいろな方の歌うのが聴けます。その「津軽山唄」

を基にした篠笛の幻想曲です。

民謡「津軽山唄」の一節

エァ エデァ 

行丘 行丘 ヤェ  

源如林の 銀杏の木はヤェ 

枝は行丘 葉は黒石ヤェ 

花は門外の 城に咲くヤェ 

実は御城の 御典薬ヤェ

(行丘=浪岡)

青森市の浪岡城跡近くにある、樹齢1000年の大銀杏が、上の民謡の銀杏で、民謡「津軽山唄」の発祥地だそうです。

「津軽」といえば、弘前城の桜、弘前ねぷた、りんご、太宰治、高橋竹山、石坂洋二郎、吉幾三、三橋美智也や美空ひばりの歌、

岩木山、白神山地など次々と上げられます。歴史的には、安倍一族の流れをくむ十三湊の安東氏、北畠親房の流れをくむ浪岡氏、

そして津軽藩の始祖である津軽為信、更には津軽氏に庇護された石田三成の子孫などなど話題に尽きません。

個人的には、大変お世話になった故・MT先輩が、岩木山を望む弘前りんご園近くに眠っておられます。

そのような様々な思いや想いのある「津軽」の情感を込めて吹ければと、日々、稽古に励んでいます。

 

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