笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

房総の西行

2017-02-21 11:40:12 | 日記
房総に西行ゆかりの地があると、初めて知りました。


先に書きましたが、瓢箪から駒で、会社の地元OB会に「俳句同好会」が出来ました。


先輩に大ベテランがいて、その方を先生に、1月30日に十一名でスタートし、2月17日には、最初の句会を開きました。

先生から、テキストとして「俳句あるふぁ」(毎日新聞出版)が勧められました。

その2月・3月号の特集は、「芭蕉ー旅と生涯」です。

その中に、「西行の和歌における、宗祗の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、其の貫通するものは一なり」と言う芭蕉の言葉が有りました。

また、「おくのほそ道」の書き出しの「古人も多く旅に死せるあり」の古人について、萩原恭男氏は、「芭蕉の思慕した西行ーーー」と書いています。(岩波文庫)

こうなると、西行が千葉県に関わりがあるのかいなかを知らないと、落ち着きません。

そこで、お得意のネットサーフィンをしたら、三カ所有りました。

一つは、その名も「西行寺」(館山市)です。
西行の奥様が西行を探しに来て、この地で亡くなり、後から来てそれを知った西行が建てた寺だそうです。

古くは、東海道は、三浦半島から安房に海を渡っていたので、「なるほど?」と思いました。


二つ目は、東金市の薄墨桜です。
万葉集の編者の一人である山部赤人、世界三大美人の一人で歌人としても有名な小野小町の出身地を訪ねた西行が、使っていた杖を差した物が根を張り、枝を伸ばしたそうです。


三つ目は、佐倉の勝間田池と西行清水です。

今のように、高速道路や鉄道網のない中、藪を掻き分けつつ歩く僧の姿は、「おくのほそ道」の芭蕉の姿そのものです。

俳句の奥の深さを、早くも知り、面白さ半分、大変さ半分の今日この頃です。

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今日の一句

雛人形
飾りし妻の
顔若し



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私は、若手落語家・柳家吉緑さん(千葉県東金市出身)を応援しています。
http://ameblo.jp/y-kichiroku/
コメント
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