
赤穂 美紀(歌手)
ACOON HIBINO(ピアノ)
12月9日(日)午後2:30~3:30
<開場:午後2:00>
[クリスマス音楽とメッセージの集い]
- 入場無料 -
どなたもお越しください。(駐車場有り)
私が高槻第一キリスト教会牧師 山口登久です。
先日ある方がこのように言われました。
「以前は、クリスマスが来るからクリスマスを祝っていた。
今はキリストが私たちの為に生まれてくださったので
クリスマスを祝えるようになった」
クリスマスは現在、日本で冬の祭りのように多くの方に祝われていますが、
本当のクリスマスはイエス・キリストのご生誕を記念して祝う
キリスト教会の祝祭です。
ですから、
教会でクリスマスを体験することが本当のクリスマスの祝い方です。
私たちは皆様に本当のクリスマスをご紹介したいと思います。
是非、今年のクリスマスは教会で・・如何でしょうか?
私は、戦前は中国武漢市で宣教師として、戦後は新潟県で牧師として伝道していた両親の長女として生まれました。幼い頃から、一生懸命に伝道に励み、祈る両親の姿を見て神の臨在を感じ、既に、小学生時代には伝道を手伝い、信徒宅を訪問していました。又、小学校の入学祝いに貰った真新しい旧新約聖書(文語訳)をいつも愛読している少女時代でした。
ある夏の夕方、いつものように聖書を読んでいました。「主は我が牧者なり。我、乏しきことあらじ」(詩篇23:1)を読んでいた時、このみことばが深く魂に入り込んで来ました。私にとって、初めてのみことば体験でした。
中学2年生の時、天幕伝道集会が開かれ、ヨハネ3:16のみことばにより、イエス様の救いを信じ、洗礼を受けました。しかし、開拓伝道中の牧師家庭は大変に貧しく、それゆえに、魂にいつも葛藤を覚え、「伝道者になるのは止めよう!」と主の聖前を避けるような青春時代を送っていました。
二十歳の時、成人式記念聖会に出席しました。その集会で「我は全能の神なり。汝、我前に歩み完全かれよ」(創世記17:1)とみことばをいただきました。私は次々と映し出される自分の不従順の罪を神様に悔い改めた後、真の平安を体験し、湧き出る喜び、感謝、そして、きよめの恵みに預かりました。私にはもうこの道しかない。主の道を歩もうと神様にお従いました。
やがて、神様により牧師である主人と導かれ結婚しました。けれども、その結婚式の翌日にガンで入院中の父が召され、その翌年には父の後を継いで牧会していた母が突然、脳溢血で召されました。毎日が涙、涙の連続。「きつねには穴があり、空の鳥には巣がある。しかし、人の子にはまくらする所がない」(マタイ8:20)とイエス様は言われましたが、このみことばを伝道者としての私の身に、深く実感する日々でした。
人生は涙の谷。しかし、そのどん底のただ中で神様の大きな恵みの業が起こりました。私には青山学院大学を卒業し、外資系会社に勤務していた兄がいました。兄は信徒として教会と家族を支える使命に立っていました。けれどもその時、神様は大きな展開を見せてくださいました。実は、兄は両親が宣教師時代の中国大陸で生まれていました。両親は異国の宣教の地で生まれた初穂である兄を愛していました。その為に、宣教を嗣ぐという意味で兄を「宣嗣(のぶつぐ)」と命名しました。神様へ様々な願いを込めて、自分達の信仰の証詞をしようとしたのだろうと思います。その兄が一切を投げ捨てて献身しました。そして、伝道者となる決心をして主の聖前に立ち上がったのです。
牧師であった生前の両親の祈りを今も感じつつ、今日も神様の恵みの中で、兄妹共にそれぞれの道で、主の為に奉仕している喜びを感謝しております。
山口 冨嘉美