みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

皐月の空と大濠公園の仔鴨

2018年05月20日 | 俳句日記


天気の良い日は、朝早くから鳥が啼く。
きょう日の都会で、一番鶏の声を聞く事
などついぞ無くなったが、仲春から当節
まではメジロがその役を担っている。

今朝も、朝刊の喧しい配達音が聞こえる
前からピチュピチュと鳴いていた。
すわ大濠へ!と朝食弁当をこしらえて、
朝一のバスに乗り込む。

満天の皐月の青空、ここでもメジロが賑
やかだった。
七時前だというのに、健康志向の日曜ラ
ンナーはもう駆けている。



逞しいったらありゃしない。
全ての総合病院の待合室に、この写真を
掲げれば、無理な医療改革なんぞしなく
ても良いだろうに、厚労省さん。

そんなおバカな思い付きよりも、今日は
まさか‼︎の大発見があった。



最初は、えっカルガモ⁈と思いもしたが
、パパラッチよろしく追い掛け回してい
ると、青首の亭主と合流した。



やはり真鴨の家族である。
その後、ママは子鴨を連れて社会科見学
を続けたが、常に子供達から目を離すこ
とはない。

後ろからも、


前からも、


岸に上がっても、


四六時中、雛を見ている。
その姿をこの池で最もデカイ青鷺が見守
っていた。


誕生を寿いでか、見たこともない石亀が
現れた。


水苔の付き具合といい、大きさといい、
公園の主なのではないかしら?

冬鳥の鴨は、樺太やシベリアで繁殖する
のが通例だ。
国内では、北海道、東北、稀に中部日本
の山岳地帯の例がある。

まして、九州でとなると稀有のことかも
知れない。
主が現れるのも頷ける。
兎に角、目出度いことだ。

帰り道で子連れの御家族に出会った。


人間様も頑張っている。

皐月の空を飛行機が行く。
心も晴れ晴れ今朝の大濠公園であった。



〈日本の 鴨も飛び立て 皐月空〉放浪子
季語・皐月空(夏)

5月20日〔日〕五月晴れ
真鴨の家族と出会った日に、英王室の婚
礼のニュースに引き続き、是枝監督のカ
ンヌ映画祭での最高賞受賞が流れた。

もうお気付きであろうが、双方共に人類
にとって画期的な意味合いを含んでる。
文化人類学と比較文化論的な意義のある
問題提議である。

くどくどとは書かない、どうせ明日は学
者、文化人が様々書くであろうから。
ただ人類の一人として、今の人類への神
の啓示が下されたような気がしている。

大変重い啓示である。















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