tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

海をリスペクトすること

2007-09-01 22:10:57 | プチ放浪 海沿い編

水の惑星と言われるこの星には、海があり、ぼく等が住む大陸がある。長い年月をかけて、そこに生命の連鎖が形作られてきた。海水、岩、生命のかけらを含めた地球表層のすべては、「海溝」から地球内部へ落下していき、長い長い時を経た後、再び地球表層へ戻ってくる。海に抱かれて、人は太古の記憶をとりもどす。
海に抱かれているとさかなたちが語りかけてくる。海の時間を無視して、人間だけが何を急いでいるのかと。

求めること、あえて求めないこと。そんな世俗を超えて、母なる海に抱かれる。
目を閉じて、耳を澄ませば・・・・・・、 地上では決して聞こえることのない地球の鼓動が聞こえてくる。気ままに海底を散歩しながらダイビング独特の無重力感覚を楽んむ。見えること、見えないこと、そんなことはちっぽけなことなんだ。どうして、そんなことに気がつかないのだろう。求めないことが重要のではなく、そのまま抱かれることが礼儀だ。そうすれば、自然に海をリスペクトする。