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オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)

2008-07-14 | 平成草木図説
ナデシコ科ミミナグサ属の「オランダミミナグサ」は明治時代に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物。各地に分布し、道端などで在来種のミミナグサを駆逐する勢いで繁殖しています。草丈10~50センチほどの茎や葉には灰色がかった黄色の毛が密生。5月から6月にかけて、茎の先端に密集した白い5弁の花を付けます。呼び名の頭に付いた「オランダ…」は、帰化植物の命名に良く使われ、「外国の…」というほどの意味。「…ミミナグサ」は、対生する葉の形をネズミの耳に見立てたものとのことです(「春の野草」山と渓谷社)。
よく似た在来種の「ミミナグサ」との見分けかたは少し難しそうですが、在来種は茎が赤紫色のものが優勢で、花の柄は約1センチと渡来種の2倍ほど長く、花の付き方は帰化種よりは疎らとのこと。
ミミナグサの花はハコベによく似ていますが、花弁の先の切れ込みはハコベに比べてずっと浅く、こちらの見分けは容易です。
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