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ワルナスビ(悪茄子)

2007-06-25 | 平成草木図説
「ワルナスビ」はナス科ナス属の仲間で、昭和の初めの頃に北アメリカから渡来した帰化植物です。
全体に鋭いトゲが生えていて、花の形が「ナス」のそれに似ているので、この名で呼ばれます。トゲは茎や葉の裏にもびっしり生えていて、刺されるとかなり痛いです(「夏の野草」山と渓谷社)。6~10月に開く薄紫の花はトゲに似合わず清楚な感じで、真ん中から突き出た数個の黄色い葯(雄しべ)は、小さいバナナのような形をしています。
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2 コメント

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ワルナスビ (赤い風車)
2007-07-02 22:22:43
この一月ほど私のブログにも時々顔を出していますけど、多摩川河川敷には小さな群落がいくつもありますね。
最初は白花だと思っていました。右の写真が白花ですよね。ある日薄紫の花を見つけて、あれ、これは紫じゃないって吃驚しました。
でも、薄紫が普通なのですね。
ナス科ナス属の仲間でした (tettsuan)
2007-07-03 10:29:33
お早うございます コメントを有難うございます。
花の色は仰るように白と薄紫の両方があるようですね。添付写真は、はじめ2枚とも同じ株(薄紫)のものでしたが、後日それよりははるかに優勢な別の株(白)を見つけたので、その写真と差し替えました(左上)。
白い花のものを「シロバナワルナスビ」と別名で呼んでいる文献もありましたが、とにかく猛烈な繁殖力で毒もあるという、文字通りの「ワル」のようですね。
はじめに参照した資料を鵜呑みにして、分類をナス科ホオズキ属の仲間と書きましたが、その後ナス科ナス属が正しいとわかり、修正しました。