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アメリカフウロ(亜米利加風露)

2008-07-20 | 平成草木図説
フウロソウ科フウロソウ属の「アメリカフウロ」は北アメリカ原産の一年草。本州(関東以西)各地の日当たりのよい畦道や草原で見られます。草丈は50センチほどで、葉はカエデのように深く切れ込み、茎には細毛が生えています。薄紫色の花は小さく1センチほどで花期は4~9月ですが、ぽつぽつと咲き続けるので秋まで見られるとのこと(「夏の野草」山と渓谷社)。
呼び名の「…フウロ」は科名と属名のフウロソウ(風露草)から取っているようですが、「風露草」はゼラニウムなども含まれる数種の植物の総称だそうです(広辞苑)。学名“Geranium carolinianum”のゲラニウムは鳥のツルから来た言葉で、実の形がツルの嘴に似ているから。カロリニアヌムは米国カロライナ州のこと(「夏の野草」同前)。蛇足になりますが、「ゼラニウム」は上の“Geranium”の読みが訛ったもののようです。(3月下旬、近くの河川敷で)
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2 コメント

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勉強になります (cosmos)
2008-07-19 22:35:03
高橋さんのブログはとても勉強になります
花の名前だけではないですから・・・

水元公園もさすが素晴らしい・・・
同じ場所なのになんで私とこうも違うのかと思いながら拝見してました(笑)

暑くなりましたので、無理をしないようにしてください
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私のも受け売りです (tettsuan)
2008-07-20 21:04:54
ご存知お仲間のAさんが、BBSのやりとりの中で「すべて受け売りの私」などと仰ってましたけど、私の花談義も全くその通り。お褒めに預かるほどのものではありません。
こんな場末のブログにも、例の著作権法が及ぶの…?などと思いながらも、引用した文献やウェブサイトの名を付記したり、然るべきサイト主にはリンク敷設の挨拶を出したりしています。せめて映像だけは自分のオリジナルで…! とココロに誓いながら。
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