ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.47 7.16 やっちゃった!いざタンナホスピタルへ!

2008-07-16 09:34:26 | Weblog
みなさんこんにちは!日本は夏が来た!!といった感じでしょうか。タンナはほぼ毎朝雨が降りますが日中はいい天気です。8月から始まるバヌアツ全州でのワークショップの準備を約1週間首都で行い、土曜日にタンナへ戻りました。やっぱりタンナはいいなぁ(^^)v

今日はタンナの病院について・・・というよりは私の体験記をお伝えします。今私は左手だけでメールを打っています。というのも、今朝ちょっとした不注意から右手の親指を切ってしまったのです。今日は私の任地ロカタイ小で地域の教員が集まり会議をしています。そのため今日は授業はなく、私は朝から畑へ行こうと思っていました。その準備でマイ ブッシュナイフを研いでいたときに恥ずかしいことに右手の親指を深く切ってしまったのです。切った瞬間にかなり深く切ってしまったことがわかりました。とりあえず消毒し、ガーゼで患部を圧迫止血しました。そして深呼吸。Stop,Thinking and Action. これが救命救急の基本です。私は深く開いた傷口を見ながら考えました。結論、「こりゃ、縫わなきゃダメだわな。」道へ出て病院へ行くための車を拾おうとしたのですが、今日はマーケットがない水曜なので車が走っていない!その上、こんな時に限って車は止まってくれないもので、3台もの車に振られがっかりしているところへバスが!バスに乗ってからものんびりバスなのでなかなか病院へは着かず・・・事故から約40分後、やっと病院へ到着。「指を切った」といったらすぐにバヌアツ人ドクターが診てくれました。ガーゼを取るとかなりのペースで出血が。ドクターはすぐに「麻酔をして縫おう」と言ってくれました。しかし!処置用の手袋が見つからずみんなで大捜索!!!無事手袋も見つかり、麻酔を打ち、縫合。結果、二針縫ってもらい処置終了。病院のみんなはやさしく、ドキドキしましたが無事縫い合わせてもらうことができました。治療費は500vt(約600円)。化膿止めと痛み止めをもらい家に帰りました。そして今こうしてばぬあ通信を書いているのですが、まだ麻酔が効いているのでこれが切れてからが痛みとの勝負になりそうです。うーん、だんだん痛くなってきたぞ~(*_*;

タンナの病院にはレントゲンもあり、設備は途上国の離島としては整っているのではないかと思いました。きっとこれも先進国からの援助によって設置、運営されているのだと思います。いやー病院があってよかったー^^先進国の援助の恩恵を私が受けるなんて思ってもみなかったなぁ。帰りのバスの中で隣に座っていた男の人に指のことを聞かれ、「切っちゃったから縫ってもらったんだ。」と言ったら、「病院よりもカスタムメディスン(主に葉っぱで作る薬。民間療法)が効くぞ!」と真顔で言われました。やっぱりここはタンナ(^^ゞ古きと新しきが混在している、それがタンナの現状だと言えます。タンナの病院は初体験でしたが、これもいい思い出になりそうです(^^;

おおーかなり痛くなってきたー(>_<)!みなさんも思いがけないケガに気をつけてくださいね!ではまた!Imam!

写真はタンナのレナケルホスピタルです。

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