ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.83 6.29 タンナの愉快な仲間たち その7

2009-06-29 18:24:24 | Weblog
みなさんこんにちは!なんと7月にタンナのホワイトグラス空港とニューカレドニアのトントゥータ空港がつながり、ホワイトグラス空港は国際空港になります。それに伴って7月19日から25日まで、タンナでは空前絶後のスケールでのお祭りが計画されていて、現在全マンタンナがその準備に追われています。そのお祭りの準備・運営の資金として数千万vtがニューカレドニアからタンナヘ贈られたそうです。さーどうなるのかな??そのときに居合わせられる私はラッキーですが、ちょっと困るのはその期間、学校が休みになってしまうということ(>_<)私が教えられる時間はわずか!時間を大切に指導に当たりたいと思います。

さぁタンナの愉快な仲間たち第7回の主役は「ディクソン」です。彼はタンナでの私の父であり、一番の理解者。昨年のお正月には「Kouha」という彼の家に伝わるカスタムネームを私につけてくれて、私を本当の息子のようにかわいがってくれています。実は今、ディクソン一家はタンナにはいません。というのは、パパ(ディクソン)はバヌアツの与党であるバヌアク党という政党に所属していて、タンナでの活躍を買われ、今はユースアンドスポーツ大臣の第2政策秘書として首都で働いています。独立前は首都で働いていたそうなのですが、独立を機に故郷のタンナへ戻り、それから29年間村で生活していました。タンナでは畑仕事をしながら、村のビックマンとして他の地域との交渉をしたり、トラブルを解決したり、村のみんなを統率したりと活躍していました。そして、今首都で国政に関わっています。

パパは西洋文化に理解があり、そしてタンナのカスタム(古くからの風習)も大切にしています。そんなパパが国政に関わっていると言うのは、私にとっても誇りであるし、バヌアツにとってよいことだと思います。「今はホワイトマンの援助が必要だが、それに頼ってはいけない。それではバヌアツはだめになってしまう。」それがパパの考えです。

パパと出会えたことで、私はより深く彼らの生活に入ることができました。以前は毎晩のようにパパやママ、兄弟たちと一緒に食事をして話をしていましたが、今は離れているのでそうすることはできません。でも首都へ行ったときには必ずママのおいしいご飯を食べに行くし、パパや兄弟と一緒にカバを飲みます。そして時々電話で話をしています。やっぱり家族と話すと安心します^^8月になったら、私の出タンナに合わせてディクソン一家はタンナヘ戻ってきてくれるそうです♪タンナでの最後も家族と一緒に過ごせるし、そのあとみんなはまた首都へ戻るので、私がバヌアツを去るときも家族と一緒にいられそうです。パパはいつか日本へ行きたいと言ってくれているので、近い将来それが実現したらいいなぁと思っています^^

次回のばぬあ通信は「タンナの愉快な仲間たち」の最終回!さー最後を飾るのは誰だ!?ばぬあ通のあなたならもうお分かりですね^^では、また!Ale!(^o^)/



写真はパパとママです。この笑顔に何度救われたことか・・・。二人と出会えたことでタンナでの時間がより濃密で温かいものになりました(^^)v

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1 コメント

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オセアニアカラーからのお知らせ (オセアニアカラー)
2009-07-15 11:22:48
突然の投稿失礼致します。

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突然の投稿にも関わらず、最後までお読み頂き有難うございました。
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