以前、介護施設で働いていた若者から、相談を受けたことがあるが、高齢者施設の従事者が結核に感染してしまうことがあるそうです。先日、都内病院で、認知症病棟の入院患者と職員計78人が集団感染したとの報道がありましたが、その際、こうした相談を受けたことを思い出しました。
原因となった高齢者の発症に施設側も気づかず、相談者の若者は、高齢者の介助にあたっていたことから、感染したとのことでした。その際の相談というのは、労災の適用がされるどうかというものでした。いくつかの関係機関に確認をしたところ、当然、適用されるはずだとのことで、そのような回答をしたわけですが、それ以上に、こうした高齢者施設における従事者の結核感染リスクの状況について、町田市内の施設はどうなのか、大変、気になったことがあります。
表現が、的確ではないかもしれませんが、関係機関に確認したところ、「あまり、珍しくない」というような状況のようです。今回は、何人かの方から、問い合わせがありましたので、若干ですが、ご返事するために、電話などで確認した程度ですが、具体的な数字などについては、確認していないので、この程度の報告にしたいと思います。町田市は、東京都から保健所行政を移管されているので、今後、もう少し、詳細な内容、具体的な発症数、予防対策、発症が確認された場合の対応などについて、ご報告したいと思います。
結核は、感染しても、90%以上の方が発症しないとのことですが、感染リスクが身近に存在する、そして、先ほどの事例のように、真面目に働く若者が感染してしまうということについて、国レベルでの対応策の充実は必要なのではないでしょうか。身近に存在するにも関わらず、あまり、注意喚起をするほど、知られていなのは、対策が不十分だと思います。