モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ジャーマンダーセージ(Germander sage)の花

2009-05-14 08:41:41 | セージ&サルビア
(写真)ジャーマンダーセージの花


ジャーマンダーセージとして知られているサルビア・カマエドリオイデス(Salvia chamaedryoides Cav.)は、晩春5月頃からブルーの渋い花を咲かせる。
葉は銀灰緑色で、ブルーの花と一体になって“落ち着き”という調和をもたらしてくれる。

ブルー系の花でも昨日掲載したサルビア・ムエレリは、“ときめき”感があるが、ジャーマンダーセージのほうは、興奮を鎮める“沈静”感があり、枯れた大人の雰囲気がある花のようでもある。


メキシコの植物の主要な地域とシェラ・マドレ・オリエンタル山脈

    
1. Sierra de Baja California
2. Llanura Costera del Pacífico
3. Sierra Madre Occidental
4. Altiplanicie Mexicana
5. Sierra Madre Oriental
6. Llanura Costera del Golfo
7..SistemaVolcánico Transversal
8. Depresión de Balsas
9. Sierra Madre del Sur
10. Sierra Madre Oriental
11. Sierras de Chiapas
12. Plataforma Yucateca

このジャーマンダーセージは、メキシコのシェラ・マドレ・オリエンタル山脈に自生し、1878年にチェリーセージの仲間のミクロフィラ、そしてムエレリなどを発見したパリーとパルマーによって採取された。

メキシコには二本のレールのように南北に走る山脈がある。大西洋側にある山脈がシェラ・マドレ・オリエンタル、太平洋側がシェら・マドレ・オキシデンタルと呼ぶ。この二つの山脈が亜熱帯地方のメキシコに多様な環境をもたらし南アフリカ、ケープ地方と同じように植物の豊かな宝庫となっている。採取地の高度が記録されているのも気候条件に関係するメキシコならではだろう。

シェラ・マドレ・オリエンタルは、メキシコの北部から南に1000㎞もある長い山脈で、米国よりにNuevo León、San Luis Potosíがあり、パリーとパルマーはSan Luis Potosíでサルビア・ミクロフィラ、サルビア・ムエレリ、そしてジャーマンダーセージを発見・採取した。

このジャーマンダーセージは、サン・ルイス・ポトシの1800-2400mの山中の砂漠化した乾燥したところに自生していたという。
それにしても、真っ赤なサルビア・グレッギーとこのジャーマンダーセージの交雑して誕生したのがサルビア・ムエレリという説があるが、ありえると思ってしまうほど近くに自生している。

(写真)ジャーマンダーセージの葉と花
        

ジャーマンダーセージ(Germander sage)
・シソ科アキギリ属の常緑の多年草。
・学名は サルビア・カマエドリオイデス(Salvia chamaedryoides Cav.)。
・英名は、ジャーマンダーセージ(Germander sage)、メキシカンブルーセージ(Mexican blue sage)。
・原産地は、メキシコ北部からテキサス。発見された場所はメキシコ、シェラ・マドレ・オリエンタル山脈(Sierra Madre Oriental)の2100-2800mに自生している。
・-5℃以上の半耐寒性で、日当たりの良い乾燥した土壌を好む。
・草丈は、30~50cm程度で横に広がる。
・開花期は、5月から晩秋までと長く、濃い目の青紫の花が咲く。
・半日陰では花が減少するので日当たりが良い乾燥気味の土壌。
・銀白色或いは灰緑色の葉が美しい。ロックガーデン向きの植物。

命名者
Cavanilles, Antonio José(Joseph) (1745-1804)
カヴァニレスは、18世紀のスペインの著名な植物学者、1801年からはマドリッド王立植物園の園長で、メキシコ原産のダリアを1791年にヨーロッパで初めて開花させたことでも知られている。また、メキシカンブッシュセージの命名者でもある。

ジャーマンダーセージの主なコレクター
・Schaffner, Jose Guillermo(1830-1882)、1876年9月に San Luis Potosi でchamaedryoides var. isochroma を採取。
・C.C. Parry & Edward Palmer 、1878年にSan Luis Potosí の1800-2400mの山中で採取。
・C.G. Pringle(1838-1911)、1890年9月にMexico Zacatecasで採取。


コメント    この記事についてブログを書く
« サルビア・ムエレリ(Royal p... | トップ | ヒメフウロ(姫風露)の花 »

コメントを投稿

セージ&サルビア」カテゴリの最新記事