(写真) ゼフィランサス・ロゼアの花

「ゼフィランサス・ロゼア」は、草丈15cm程度の小型の球根植物で、葉はニラに似る線形で、その先に濃い目のピンクの花が咲く。
草丈のわりには大きめの花で、5cmはあり、黄色の雄しべが目立つようにピンクのグラデーションがかかっている。
英名では「レインリリー(Rain Lily)」と呼ばれ、雨の降った翌日に花穂を伸ばし、美しいピンクの花を咲かせるのでこんな名前がついたという。
早いものでは7月頃から咲くようだが、成長が遅く今頃やっと咲いた。
鉢植えが適しているようで、春先に4号の鉢に5個ぐらいの球根を浅く植え、乾燥させないように日当たりの良いところで管理する。
花後は、霜の降りる前に水遣りを中止して乾燥させて保存するとよいので、鉢上げをしないだけ手間が要らない。
「ゼフィランサス・ロゼア」の発見者と命名者
「ゼフィランサス・ロゼア」は、1823年にキューバ、ハバナでドン,ジョージ(Don, George 1798-1856)によって発見され英国に持って帰ったという。
ドン・ジョージは、彼が23歳の時の1821年に英国園芸協会からブラジル、西インド諸島、メキシコ・シエラレオネ(Sierra Leone.)に派遣され植物探索を行った。
このときに発見した多くの植物は、王立園芸協会の理事Joseph Sabine(1770-1837)によって発表されたが、シェラレオネで採取した植物に関しては彼が採取者として多くの植物の記録が残されていて、彼もそこで採取した新種を発表している。
初期のプラントハンターは、学問的な成果を残すことが出来なかったが、ドン・ジョージは、1832-1838年の期間に4分冊の「A General System of Gardening and Botany,」を出版しており、実践的な植物学者として成長した。
一方、命名者は、リンドレイ(Lindley, John 1799-1865)は、ロンドン大学の最初の植物学教授であり英国を代表する植物学者だが、スタート時は、バンクス卿のアシスタント司書から出発している。
1830年代後半に英国王立園芸協会が初めて主催したフラワーショーのプロデューサーとして成功に導き花卉植物の大衆化に貢献した。
キュー植物園が一般に公開されるようになったのは1841年ということであり、王侯・貴族の私有物としての庭園から、市民のための植物園になったのがちょうどリンドレイが活躍していた時代に当たる。
キュー植物園、園芸協会、リンネ協会などが世界の珍しい植物・花を育て、愛でるという新しい価値観を作り出したのがこの1700年代後半から1800年であり、英国の植物相が貧弱なことに気づいたリーダー達が組織的にアプローチした賜物でもあった。
欠落を知ることが出来れば、これを乗り越える知が出来てくる。欠点は決してマイナスではなさそうだ。
(写真)ゼフィランサス・ロゼアの葉と花

ゼフィランサス・ロゼア(Zephyranthes rosea)
・ ヒガンバナ科ゼフィランサス属の耐寒性がある球根。
・ 学名は、Zephyranthes rosea Lindl.(1824年)、属名はギリシャ語のZephyros(西風、ゼピュロス)とanthos(花)に由来する。英名はRain Lily Rose、Rosy zephyr lily。
・ 原産地はキューバ、中南米。
・ 草丈15-20㎝
・ 開花期は8月から10月。花弁が6枚のピンクの花が咲く。
・ 水はけのよい土壌に植え、日当たりのよいところで管理する。乾きすぎると花が咲かないので、湿り気味に保つ。
・ 鉢植えの場合は、霜の降りる前に水遣りを止めて腐葉土などでマルチングし軒下などで乾燥させて管理する。
命名者:Lindley, John (1799-1865)
コレクター;Don,George(1798-1856)

「ゼフィランサス・ロゼア」は、草丈15cm程度の小型の球根植物で、葉はニラに似る線形で、その先に濃い目のピンクの花が咲く。
草丈のわりには大きめの花で、5cmはあり、黄色の雄しべが目立つようにピンクのグラデーションがかかっている。
英名では「レインリリー(Rain Lily)」と呼ばれ、雨の降った翌日に花穂を伸ばし、美しいピンクの花を咲かせるのでこんな名前がついたという。
早いものでは7月頃から咲くようだが、成長が遅く今頃やっと咲いた。
鉢植えが適しているようで、春先に4号の鉢に5個ぐらいの球根を浅く植え、乾燥させないように日当たりの良いところで管理する。
花後は、霜の降りる前に水遣りを中止して乾燥させて保存するとよいので、鉢上げをしないだけ手間が要らない。
「ゼフィランサス・ロゼア」の発見者と命名者
「ゼフィランサス・ロゼア」は、1823年にキューバ、ハバナでドン,ジョージ(Don, George 1798-1856)によって発見され英国に持って帰ったという。
ドン・ジョージは、彼が23歳の時の1821年に英国園芸協会からブラジル、西インド諸島、メキシコ・シエラレオネ(Sierra Leone.)に派遣され植物探索を行った。
このときに発見した多くの植物は、王立園芸協会の理事Joseph Sabine(1770-1837)によって発表されたが、シェラレオネで採取した植物に関しては彼が採取者として多くの植物の記録が残されていて、彼もそこで採取した新種を発表している。
初期のプラントハンターは、学問的な成果を残すことが出来なかったが、ドン・ジョージは、1832-1838年の期間に4分冊の「A General System of Gardening and Botany,」を出版しており、実践的な植物学者として成長した。
一方、命名者は、リンドレイ(Lindley, John 1799-1865)は、ロンドン大学の最初の植物学教授であり英国を代表する植物学者だが、スタート時は、バンクス卿のアシスタント司書から出発している。
1830年代後半に英国王立園芸協会が初めて主催したフラワーショーのプロデューサーとして成功に導き花卉植物の大衆化に貢献した。
キュー植物園が一般に公開されるようになったのは1841年ということであり、王侯・貴族の私有物としての庭園から、市民のための植物園になったのがちょうどリンドレイが活躍していた時代に当たる。
キュー植物園、園芸協会、リンネ協会などが世界の珍しい植物・花を育て、愛でるという新しい価値観を作り出したのがこの1700年代後半から1800年であり、英国の植物相が貧弱なことに気づいたリーダー達が組織的にアプローチした賜物でもあった。
欠落を知ることが出来れば、これを乗り越える知が出来てくる。欠点は決してマイナスではなさそうだ。
(写真)ゼフィランサス・ロゼアの葉と花

ゼフィランサス・ロゼア(Zephyranthes rosea)
・ ヒガンバナ科ゼフィランサス属の耐寒性がある球根。
・ 学名は、Zephyranthes rosea Lindl.(1824年)、属名はギリシャ語のZephyros(西風、ゼピュロス)とanthos(花)に由来する。英名はRain Lily Rose、Rosy zephyr lily。
・ 原産地はキューバ、中南米。
・ 草丈15-20㎝
・ 開花期は8月から10月。花弁が6枚のピンクの花が咲く。
・ 水はけのよい土壌に植え、日当たりのよいところで管理する。乾きすぎると花が咲かないので、湿り気味に保つ。
・ 鉢植えの場合は、霜の降りる前に水遣りを止めて腐葉土などでマルチングし軒下などで乾燥させて管理する。
命名者:Lindley, John (1799-1865)
コレクター;Don,George(1798-1856)