☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

ギターのピッキング矯正・終了

2021年09月02日 23時14分32秒 | 日記
このひと月ほど、何度かSNSに「今、ギターのピッキングフォームの矯正中で、ピック自体も換えた。それを体になじませるため、毎日練習している」と書きました。
コロナ禍で家にいる時間を利用して充分練習し、やっとこの矯正もなじみ、一応終了したのでご報告(^O^)。

で、どんなフォーム矯正だったのか、どんなピックに換えたのか、誰もご興味はないと思いますが、自身への忘備録も兼ねて少し書きます。そもそも、ギターのピッキング方法も、愛用ピックの形状・厚み・素材も、100人ギタリストがいれば100通りなので、ほとんど参考になりませんが(≧◇≦)

まずピッキングフォームですが、正確に言うならば変えたのではなく、これまでもスイッチが入った時に無意識にやっていた方法を、意識して常に採用した、ということです。
これまで僕はピックを右手で持つ時は親指と人差し指を90度に交差させて持ち、親指は基本的には曲げずまっすくですが、コードストローク、ブルースフレーズ、ジャズフレーズ、速弾き時など、無意識にフォームが変化していました。写真をご覧ください。



改造フォームは、親指が曲がっています。実は今までも主に速弾きする時に無意識にしばしば実行していた持ち方ですが、こうすることでピッキングがブレなくなり、より正確なピッキングが可能に。また、親指と人差し指の屈伸運動がしやすくなって、手首の使い方と連動してより高速なピッキングが可能になります。
コード弾きの時は今も親指は曲げませんが、単音弾きの時はこの方法を標準とすることにしました。なお、人差し指と中指は接着しません。

次に、ピックです。僕はジャズギターの硬いフラット弦と、ライトゲージのラウンド弦を弾く時とではピックを使い分けていますが、今回はこのジャズ用弦を弾く時のピックを換えてみました。
ピッキングが変われば今までのピックが最適でなくなり、いろんなピックを入手して試し、これまでとは違う素材と厚みのものを使用しました。ところが、ある日ボーカルのあかりさんが僕の演奏を現場で聴いて「音がよくない。違う」とダメ出ししてくれたのです。その場では素直に従えませんでしたが、その後あかりさんの言葉をしっかり受け止めて研究し、結局ピックは変えず元に戻しました。
「ナイロンピックをホームベース型に自分で成型したもの」、これが僕の愛用ピックです。自分で成型すると個体差が出るし、何よりも面倒くさい。ありもののピックで行けるなら行きたい。という考えから一度「自家成型ピック」から離れてみましたが、改めてこのピックで弾いてみると、滑らかに弾けるし、甘くて太いサウンドが出るし、ピックノイズも小さい。そして「塩塚のジャズギターの音」がする。ギタリストとしての実力魅力が一番出せるピックでした。



ネックになっていた「個体差」をなくすため、成型サイズ・ヤスリのかけ方・どうやってピッキング面をつるつるにするか、などの決まり事をしっかり決め直して、その後ピックを数枚作りましたが、ほとんど個体差がなくしかも即戦力で使えるものができて、ひと安心です。
あかりさんには、直感的にズバッと指摘してくれたのでホントに感謝です。
信頼できる人からの助言・ダメ出しは、ありがたいプレゼント。素直に耳を傾けるべきだと改めて思いました。

というわけで、9月以降もさらにギタリストとして鍛錬・進化していきますので、皆さんよろしくお願いします
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