マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 直流型電気機関車:EF5858(変形窓)

2016-11-27 00:09:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF5858(変形窓)


EF58シリーズ、今回は58号機です。

EF5858は、東海道本線にて特急「つばめ」を牽引した経歴を持ち、兄弟車のEF5857とともに青大将塗装にもなったことがあるカマです。
登場当時はもちろん原型大窓であった訳ですが、青大将時代にはHゴム化されている写真も見たことがあり、EF58の中でももっともHゴム化が早かったカマではないかと思われます。

しかも、Hゴム化の際、他車とは違って窓の下辺を基準に小窓にされてしまったようで、他のHゴム車とはかなり違った印象になっていたようです。



昭和51年 田端機関区にて

本当はEF57を捕まえに行ったのですが、この日は残念ながら不在でした。
その代わりに居たのがEF5858で、語呂の良い番号を見てちょっと得した気分で撮りました。



昭和51年 大宮駅にて

大宮駅9番線に停車中の、おそらく123レか125レ普通列車ではないかと思います。
ツララ切りがあって上端は見づらいですが、他のHゴム車より窓が下端方向になっているのが判ると思います。上端が見えないので、まるで大窓Hゴムみたいに見えますね。



昭和53年頃 蕨~西川口間にて 上り オールグリーン列車(再掲)

過去ログ『国鉄 スロ62:グリーン車』でご紹介した写真の再掲です。



昭和52年 蕨~西川口間にて 102レ 急行「八甲田」

こちらも『EF57・EF58牽引:急行「八甲田」(旧客時代)』からの再掲写真です。

宇都宮運転所では2ケタ機の配置が比較的に少なく、70番代以降だったように記憶しており、東京機関区から10号機が来た(実際には見た記憶が無い)以外は58号機は最若番車ではなかったかと思います。
そんな中でも58号機は形式と同番号であることから好きな号機でした。
当時はHゴム窓の特徴など全く知ることも無く、末期の頃も余り稼働していなかったのか、早いうちに目撃することが無くなってしまったようでした。

58号機

昭和28年5月2日落成 東芝製 初期配置は沼津区
            エアフィルタは原形、パンタグラフはPS15に換装済
昭和57年2月4日廃車 最終配置区は宇都宮運転所



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2 コメント

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Unknown (宮オオ)
2017-08-11 11:43:27
こんにちは。
先日、EF58に関する別サイトにて58号機の画像を拝見したところ、極めて珍しいレアな画像がありましたので、コチラを参照ください。

http://ef58.info/EF58/gazou/guest/EF58/okuno-ef5858b.JPG

この画像を当方ははじめて拝見したとき、原形大窓の水切りなしのEF58よりもツンツルテンの姿ゆえに、いっしゅん「?」と思いましたけど、何でも原形大窓→Hゴム改造後しばらくの間だけこの姿で走ってたものの、程なく水切りが取り付けられレアな時期は、ほんの少しの期間で終わったそうです。

以上をもちまして、当方はこの辺で失礼します。
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Unknown (キハ181つばさ)
2017-08-14 02:07:48
宮オオ様
確かにこの写真だと状態が良く分かりますが、水切りは無いし、窓下の手すりも無いし、のっぺりとして気持ち悪りぃですね。
オリジナルの方が良いに決まっているのがセオリーですが、この辺りは見慣れているかどうか、世代差があるかもしれませんね。
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