マル鉄・鉄道写真館

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奥羽本線 赤岩駅(スイッチバック時代)

2021-01-23 13:21:00 | 駅・停車場・操車場
奥羽本線 赤岩駅(スイッチバック時代)


奥羽本線にある赤岩駅(福島市)が、令和3年3月12日をもって廃止となることが発表されました。

明治32年5月15日に赤岩信号場として設置され、明治43年10月13日に駅に格上げ開業されたそうです。
4連続スイッチバック駅の玄関となっていた赤岩駅ですが、山形新幹線開業に向けた改軌等の工事のため、平成2年3月10日をもってスイッチバックを廃止。通過線上にホームを設置する形態となりました。

何度か通過したことがある赤岩駅ですが、実際に下車したのは1回だけ。スイッチバックが廃止される直前でした。


※撮影は、平成2年2月18日、赤岩駅(スイッチバック時代)にて。




EF71+50系

手前右側に駅ホームが2面2線。左奥の突っ込み線を介してホームへと向かいます。



EF715牽引 12系6連 団体列車?


キハ58系 団体列車「雪見列車」?

普通列車の本数は少ないですが、幹線だけあって臨時列車も運転されていました。複線区間なので、これらの列車はすべて本線を通過していきます。



455系 臨時快速「冬将軍」

この時期のみ運転された臨時列車。詳しくはリンク先へ。



EF716牽引 下りコンテナ列車



EF717牽引 下りコンテナ列車

既に専用貨物化された後のため本数は少ないですが、昼間でも一定数の本数はあったようです。

赤岩駅は秋田方にトンネルがあるためか、本線には列車接近警告音がなるようになっていました。そのため、時刻表に無い通過列車も撮り逃すことなく撮影することができました。


同じくスイッチバックが廃止された3駅では、ポイントメンテナンスの関係からスノーシェッドを設けていてクロス部の撮影はできなかったのですが、積雪が少ない赤岩駅のみが露出しているため、スイッチバックの様子が全貌できるロケーションの良い駅でした。

しかし、近所には家がある様子も人が行き交う様子も全くなく、実際にあまりにも利用客が無いことから、平成24年12月より冬季通過となり、平成29年3月改正からは全列車が通過する扱いになってしまいました。
おそらく、地元からの復活要望もなかったであろう状況から、正式な廃止が決定されたようです。


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