マル鉄・鉄道写真館

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C56160牽引:快速「SL一世紀」(武豊線)

2018-05-03 19:22:00 | 国鉄・JR蒸気機関車
C56160牽引:快速「SL一世紀」(武豊線)


前記事に続き、C56160牽引の臨時列車をご紹介いたします。

同機の前歴を調べてみると、年に1~2回は貸し出しが行われるほど頻繁に臨時列車が設定されていたようで、その人気振りに驚かされます。それもやはり小型でバック運転がしやすいC56の扱いやすさからなのでしょう。

昭和61年のゴールデンウィークに、中京地区で快速「SL一世紀」号が運転されました。
動態保存機を持たない同地域では、蒸気機関車は勿論貸出しとなり、C56160が使用されています。
列車名は快速「SL一世紀」号となっており、名前からして武豊線の100年を記念したものと思われます。
当時、同地区へ撮影に出掛けた経緯は殆ど記憶に残っておりませんが、やはり非電化であった武豊線にSLが走るという珍しさからであったと思われます。
調べて見ましたら、GW期間中の祝日は武豊線を走り、合間は東海道線を木曽川まで設定されていたようです。



昭和61年4月22日 C56160牽引 12系客車 下り試運転列車



昭和61年4月23日 C56160 武豊駅にて



昭和61年4月23日 C56160逆向き牽引 12系客車 上り試運転列車

プリントからのスキャンなのでちょっと不自然な画質はご容赦ください。
本運転は昭和61年4月29日からですが、これに先駆けて行われた試運転列車の模様です。
客車は12系客車5両編成となり、写真を見ると窓が多く開いています。おそらくは招待客が乗車しているものと思われます。


武豊線では転車台がありませんので、名古屋から武豊へ向かって正向き、折り返しはバック運転となります。区間が短く、これといった勾配もありませんので、あまり気を使わなくても良いような感じがしました。
しかし、逆に煙を期待できる区間も存在しないため、いわゆるショボい印象の運転でした。



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