EF15牽引:荷物列車
一旦終えたEF15シリーズですが、ちょっと特徴的な列車を残していたのでご紹介いたします。
まずはカマの方から。30号機です。
EF15の正面窓には基本的にヒサシがついています。一般的なヒサシや上越仕様のツララ切りタイプのものがありますが、上端が曲線になっているのが一般的です。
しかし、30号機は何故か上端が直線になっており、さらにやや高い位置に設置されているため、EF15一族の中でも非常に特徴的な顔をしていました。
昭和52年頃 上野駅にて EF1530牽引 荷2935レ
色違いの写真ですが、影の位置や汚れの状況から同じ時に撮影したもののようです。
EF15といえばれっきとした貨物用機であり、客車である荷物列車を日常的に牽くことがあるというのをこの時に初めて知りました。
これは、隅田川駅から常磐線を経由し、品川駅まで運転され、さらに品川駅から汐留駅発の荷物列車と併結し、東海道本線を下って行ったということです。
昭和52年頃 東京駅にて EF1530牽引 荷2935レ
こちらも同じ頃に撮影した荷2935レです。
やはり30号機が牽引しており、東京駅ではホームの無い11番線に一旦停車し、時間調整を行っていたようです。
12番線に停車中の153系は、急行「東海」のようです。
昭和51年頃 西川口~蕨間にて EF1530牽引 貨物列車
過去ログ『貨物列車で回送された旧型客車』でご紹介いたしました、旧客を併結回送する貨物列車を牽引する30号機です。
ブレブレでナンバーは全く判りませんが、特徴のあるヒサシ形状から30号機であることが判ります。
それくらい特徴のある顔をしたカマでした。
30号機
昭和22年 9月30日 三菱製 新製配置 水上機関区
昭和24年 4月10日 高崎第二機関区へ移動
昭和33年 8月 9日 新鶴見機関区へ移動
昭和38年 3月12日 宇都宮機関区へ移動(借入れにより37.8.11より在籍)
昭和43年10月 9日 再び新鶴見機関区へ移動
昭和47年 3月15日 東京機関区へ移動
昭和54年 5月 7日 廃車
一旦終えたEF15シリーズですが、ちょっと特徴的な列車を残していたのでご紹介いたします。
まずはカマの方から。30号機です。
EF15の正面窓には基本的にヒサシがついています。一般的なヒサシや上越仕様のツララ切りタイプのものがありますが、上端が曲線になっているのが一般的です。
しかし、30号機は何故か上端が直線になっており、さらにやや高い位置に設置されているため、EF15一族の中でも非常に特徴的な顔をしていました。
昭和52年頃 上野駅にて EF1530牽引 荷2935レ
色違いの写真ですが、影の位置や汚れの状況から同じ時に撮影したもののようです。
EF15といえばれっきとした貨物用機であり、客車である荷物列車を日常的に牽くことがあるというのをこの時に初めて知りました。
これは、隅田川駅から常磐線を経由し、品川駅まで運転され、さらに品川駅から汐留駅発の荷物列車と併結し、東海道本線を下って行ったということです。
昭和52年頃 東京駅にて EF1530牽引 荷2935レ
こちらも同じ頃に撮影した荷2935レです。
やはり30号機が牽引しており、東京駅ではホームの無い11番線に一旦停車し、時間調整を行っていたようです。
12番線に停車中の153系は、急行「東海」のようです。
昭和51年頃 西川口~蕨間にて EF1530牽引 貨物列車
過去ログ『貨物列車で回送された旧型客車』でご紹介いたしました、旧客を併結回送する貨物列車を牽引する30号機です。
ブレブレでナンバーは全く判りませんが、特徴のあるヒサシ形状から30号機であることが判ります。
それくらい特徴のある顔をしたカマでした。
30号機
昭和22年 9月30日 三菱製 新製配置 水上機関区
昭和24年 4月10日 高崎第二機関区へ移動
昭和33年 8月 9日 新鶴見機関区へ移動
昭和38年 3月12日 宇都宮機関区へ移動(借入れにより37.8.11より在籍)
昭和43年10月 9日 再び新鶴見機関区へ移動
昭和47年 3月15日 東京機関区へ移動
昭和54年 5月 7日 廃車
生まれた時代でかなり変わってしまいますね。
私が小学生の頃は、貨物列車の殆どが茶色のEF10、12、13、15といった面々でした。EF65なんて滅多に一般貨物で見ることは出来ず、状況が変わってきたのは新PFが登場してきた頃からだと思います。
私も隅田川に2度ほど行ったことがありますが、セメント工場の残骸があるくらいで、今の2倍以上あった構内の想像は付きません。荷物列車が発着していた頃を見ていれば、隅田川駅に対する印象もかなり違っていたと思いますね。
おっしゃる通り、鉄道の多様性という点では、昭和の時代と相当変化してしまったと思います。今の時代しか知らない若い鉄道ファンは可哀そうに思います。
お写真のようなスタイルの電気機関車は、水上に保存されているものを見たことがあるくらいですが、今の新しい機関車とはまた違った迫力があり気に入っています。
荷物車自体が今ではなくなってしまっていますが、往時には、人も物も運ぶために実に様々な列車が走っていたのだと実感しますし、見てみたかったと感じます。
数年前に隅田川駅を訪ねてみましたが、コンテナを効率的に捌くための施設に生まれ変わっているようで、荷物列車やセメントなど過去に発着していた列車の面影は殆ど残っていませんでした。鉄道の多様性がなくなっていくようで、感情的には少し寂しくも思えました。
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