マル鉄・鉄道写真館

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初代「オホーツク流氷ノロッコ号」

2013-02-02 00:30:00 | 国鉄・JR快速列車
初代「オホーツク流氷ノロッコ号」


「オホーツク流氷ノロッコ号」は、余剰客車と貨車を改造した車両を使用し、平成2年に釧網本線で運転された列車です。
特に、通年でも一番気温が低いオホーツク海側。しかも、厳寒の真冬にオープンで走らせるという暴挙も、津軽のしばれ体験に通ずるものです。
メインはトラを改造したトロッコ客車で、避難用?にヨの改造車とスハフを連結し、専用の牽引機と合わせた塗装が施されていました。現在のJR北海道と同じですね。
当初の使用車両は、スハフ422245、トラ71422、ヨ4350でした。



平成2年3月11日 釧網本線 北浜~原生花園間にて

平成元年の夏、釧路湿原を走る「ノロッコ号」として運転されたのが最初でしたが、わざわざ極寒の中を野ざらし状態で走らせるという暴挙的企画を打ち立てたJR北海道。そのコンセプトは見事に当たり、大反響だったようです。

私は友人と冬の釧網本線の写真(メインは廃止が予告されていた貨物列車)を撮りに出掛けたもので、たまたま運転日が一致していたため、少し足を伸ばしてみました。
本当は流氷をバックに走る姿が撮りたかったのですが、このときは流氷が接岸していなかったので、普通の寒い写真になってしまいました。



平成2年3月11日 網走駅にて

網走駅にて一服中の編成。このときはデビューしたばかりなので、車両写真的にはこの1枚しか撮っていなかったのですが、機関車とか貨車とか、もっと詳細に撮っておけば良かったですね。まさかこの後、結婚して北海道に行く機会を失ってしまうことになるとは、夢にも思っていませんでした。

平成2年に運転が開始された「オホーツク流氷ノロッコ号」。
時刻表にも表示されていなく、DJ冬臨にも表示されていなかったのですが、DJのニュースページでようやっと見つけました。どうも、冬臨発表後の設定となったようです。

同編成は、平成10年初頭の運転を最後に、オハフ51、ワキ10000からなる改造車と交代して引退しました。


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