tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良まほろばソムリエ対策講座(クラブツーリズム奈良)は9月10日(日)開催!

2017年08月26日 | お知らせ
本年(2017年)9月10日(日)「奈良まほろばソムリエ検定!受験対策講座」のソムリエ受験者向け講座が、クラブツーリズム奈良旅行センター(近鉄奈良駅ビル5階)で実施される。講師は「奈良まほろばソムリエ」資格を持つNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員だ。なお検定試験は、2018年1月7日(日)に実施される。同センターのサイトから抜粋すると、
※写真は全て昨年の同講座の様子。2016年9月11日撮影



■奈良まほろばソムリエ対策講座
・開講日:9月10日(日)
10:00~12:00 傾向の分析
12:00~12:40 昼食(弁当付)
12:40~15:30 実地研修
15:30~17:30 400字問題の演習と講評
※受験には1級合格が要件となります。
・受講料:7,000円、詳細は、こちら







このお弁当が、また美味しいのだ。お寿司が文字通りすし詰め!

難関のソムリエ合格のためには、すでに勉強を始めていなければならない。勉強のコツは「奈良まほろばソムリエ合格をめざす皆さんへ」(当ブログ記事)を熟読していただきたい。ここで合格体験記および推薦図書を紹介しておられるYさんこと吉川和美さんが、これまでの傾向を徹底分析して、合格のコツを伝授する(午前中)。午後の「実地研修」では周辺を歩き、そのあと実際に400字の答案を書いてもらい、講評する(講評は私の担当)。



四択ではトリビアが出題されるし、記述問題は、やはり現地を知らないと書けないので、ソムリエ合格は至難の業である。そのあたりのコツをベテラン講師陣が分かりやすく解き明かす。

「奈良まほろばソムリエ」合格をめざす方は、ぜひご受講ください!
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誰でも60分以上スイスイ講演ができるコツ(釘山健一著)すばる舎刊

2017年08月25日 | ブック・レビュー
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は原則として年に1回、「講師養成講座」を開催している。NPO化した2013年頃から、たくさんの講師派遣依頼をいただき、少人数ではとても対応できないので、大々的に会員を講師に仕立て上げようとしているのだ。
※写真は、奈良まほろば館(東京・日本橋三越前)での講演風景。2017.6.25実施

最初「講師育成のプロをお招きし研修してもらおう」と思って打診したが「1回20万円」等々といわれて諦め、「それなら講師経験のある私が関連本を読み、養成講座をやってみよう」と思い立ったのである。講師の心得に関する本は何冊も読んだが、最もストンと胃の腑に落ちたのが、釘山健一(くぎやま・けんいち)著『誰でも60分以上スイスイ講演ができるコツ』だった。今も時々読み返し、初心を忘れないようにしている。版元のサイトの「内容」によると、

誰でもできてしっかり盛り上がる「講演のコツ」、あります! はじめて講演を頼まれた人や、経験はあるけれどなかなか手応えを感じられない人のための講演の実践ノウハウ。「話の組み立て方」から、話し方、事前準備のキモまで、バッチリ紹介。 話術に自信がない、何をどうしたら喜んでもらえるかわからない、そんな不安を吹き飛ばす、「60分あっという間!」のカンタンな方法が盛りだくさん!

 誰でも60分以上スイスイ講演ができるコツ
 釘山健一
 すばる舎

奈良まほろばソムリエの会は「PowerPoint」(パソコンのソフトで、プロジェクタを使って上映する)を必須としているし、講演は基本的に90分である。この本は通常の(パワポを使わない)講演について書かれているが、参考になることはたくさんある。私は何度も読み返し、付箋もたくさん貼ってあるのだが、本書の「目次」さえ読めばおおよそが分かるので、以下に列挙してみる(=青字。※私の注釈は黒字で書いた)。

第1章 どんな人でもうまくいく「講演のコツ」、あります!
1.「やるぞ」と決めたら、講演のはじまりです!
  「うまくできなかったら」なんて心配しなくて大丈夫
  誰でもムリなく実践できるコッがある
2.講演は段取り7分!「事前の準備」がモノを言う
  「当日話すこと」がすべてと思っていませんか?
  初回は準備に9日間見ておけばOK
3.主催者とのコミュニケーションは基本中の基本
  あなた以上に講演の成功を望んでいる人とは?
  主催者は、できる限りの協力をしてくれる強い味方!
4.まず「何のための講演か」を確認しよう
  じつは主催者も目的がわかっていない!?
  話し合うことで、だんだん意図が見えてくる


※主催者(主催者側の講演担当者)が「何のための講演か」分かっていないケースが案外多い。話し合いやメール交換を通じ、講演の真の意図を把握することが大切である。主催者が最初に提示してきた「演題」そのままでやるのは、とてもリスクが高い。

5.参加する人をあらかじめ把握しておく
  参加者によって「話し方」もガラッと変わる
6.どんなテーマでも、「参加者が興味を持つように」話す方法
  「主催者が聞かせたいこと」を、参加者が聞きたいとは限らない
  みんなの満足を引き出すためのテクニックとは?
7.時間いっぱい「話すことがない」ときはどうする?
  小一時間話せるくらいのネタは誰でももっている
  思いつく限りのことを、すべて紙に書き出そう
8.これで、ネタは無限につくり出すことができる!
  調べたことに、自分なりの解釈を加えるだけでOK
  「誰でも手に入れられる情報」を、オリジナルに変換する方法
9.ネタごとに「共感ポイント」を盛り込もう
  講演の中身は「7分ネタ」と「12分ネタ」の集合体
  参加者の「なるほど~」をどれだけ引き出せるか


※共感ポイントは「楽しい」「わくわく」「びっくり」「感動」「驚き」「発見」。このような要素を講演に盛り込もう。



最近、奈良まほろばソムリエの会では、こんな「講師リスト」を作成した(登録者数=約20人)

10.「気楽に、楽しく、中身濃く」は人気講師の合い言葉
  理屈を詰め込むほど、つまらない講演になっていく
  参加者を笑顔にすることが最優先
11.「話す側が主役にならない」ように心がける。
  一生懸命な人ほど陥りやすい4つの勘違い「①情熱を込めて話す②できるだけ多くのネタを話す③理路整然と話す④文字が主体の資料を使う」
  参加者の反応を予想して話す習慣をつけよう


※ダメな講演は「①情熱を込めて話す②できるだけ多くのネタを話す③理路整然と話す④文字が主体の資料を使う」。逆に「①少し抑え気味に話す(特にはじめの方)②ポイントは3つほどに絞る③『○○だから○○と思うでしょうが、じつは○○です』と持って行く④カラーの資料や現物を持って行くと印象に残る」。

第2章 この話の「組み立て方」で、みんなその気になってくる
1.話の流れがわかる「プログラム」をつくろう
  求められているのは、「情報」ではなく「ストーリー」
  講演を構成している5つの要素とは?


※講演を構成する5つの要素は「①ネタの洗い出し②つかみの工夫③ストーリーづくり④楽しい演出の工夫⑤まとめ方」。

2.出だしは「みんなが関心のあるネタ」で
  誰もが積極的に話を聴いてくれる、絶好のタイミング
  いきなり本題に入るのは避ける
3.まずは手堅く決めたい「つかみ」の基本
  その場の共通の話題なら、はずす心配なし「①その日の天気をネタにする②その日のニユースをネタにする③最近の話題をネタにする④会場の様子をネタにする」
4.一発で効果テキメンー「つかみ」の応用
  参加者の目が覚める簡単な仕掛け「①こんにちはと言わせる②驚くような情報を出す③突然問題を出す」


※とにかく大事なのは「つかみ」である。私はよく「今日は○○の日ですが…」とやる。○○とその日のテーマを結びつけて話すのである。話題のニュースネタやゴシップなども効果的だ。

5.「ストーリー」は、先が読めないように組み立てる 
  「わかりやすい」だけでは1歩たりない!①起承転結をひとひねりする②「結・起承転結」の流れで変化をつける③ネタの羅列はダメ
6.「思い」を人の心に落とし込む、いちばん簡単な方法とは?
  大切なのは「どのように」伝えるか
  話術よりダンゼン効果的なテクニックがある
7.共感がグンと深まる「楽しい演出―伝え方編」
  5分に1度は変化を起こそう
  ①クイズ形式を活用する②穴埋め問題(ワークシート)を使う③私生活を混ぜて語る
8.人の気持ちを一気に高める「楽しい演出-動きを出す編」
  参加者を「主役」にするための具体策①実物を用意する②体験させる③動かす
9.ラスト5分、印象に残る「まとめ方」のコツ
  あらかじめポイントを書いた紙を見せる―終了5分前
  「名言」にかぶせて終わりの言葉を言う―終了1分前
10.できたプログラムは、こんなふうに見直そう
  練り込み作業の繰り返しが大切
  参加者の立場に立ってチェックする
  プラス10分、マイナス10分のネタを決めておく
  プログラムは絶対ではない

第3章 参加者の心がはずむ、「話し方」のツボとは?
1.本番で実力を出し切るために必ずやっておくこと
 緊張で自分を見失わないために①まずはマイクを持って声を出す②主催者やスタッフと話をする③講師席の前に座った人に声をかける④「緊張するなぁ」と口に出さない
2.演台に上がったら、会場を一周見回す
  気持ちに余裕をつくるちょっとした動作
3.「うなずいている人」を見ながら話す
  「話し方しにはコツと練習の両方が必要」
4.それぞれのネタの最初はゆっくり話す
  単調な話し方が聴き手の眠気を誘ってしまう!
  話すスピードを上手に変える方法


※最も悪い話し方は「同じ調子で話すこと」、お経のように聞こえるのだ。これではお客さんは寝てしまう。

5.会場にいる誰かに、突然話しかける
  「いじる人」がいると、グッと楽しい雰囲気になる
  不安なときは「担当の若手スタッフ」を選べば失敗しない
6.慣れてきたら、あえて「間」を取る
  無言の瞬間が人を引きつける
7.簡単な質問を投げかけながら進める
  質問はつねに「事実確認」からはじめる
  質問に答えることができると、参加者は楽しい!
8.質疑応答で困らないための6つの極意
  とにかく難問が多いので油断は禁物①はじめはムリに質疑応答をやらなくてもいい②「その質問者限定の質問」はあとで個別に回答する③「講演のテーマと違う質問」はポイントをひとつ話す④「高度な貿問」はいったん打ち切る⑤質問の意味をゆっくり確認する⑥質問者の思いを否定しない



第4章 スムーズ&はずさない進行は、この「事前準備」から
1.講演先の下調べをしよう
  どんな人が何を期待しているのか、実態をリサーチ
2.「配付資料」は、ここまで考えて準備する
  限られた時間をムダにしないため、綿密な段取りを
3.大事な資料は、拡大してホワイトボードに貼りつける
  ひと手間で、あっという間に会場を一体化できる
  空白の時間」を大幅に節約できるのもメリット
4.座席の並べ方ひとつで、演出の幅がグッと広がる  心
  「講義型」か「クループ型」か
  できるだけ参加者の近くて話せる工夫を
  「お茶場」(お茶とコップを置いたテーブル)などのさりげない配慮が心をはずませる
5.ホワイトボードの位置と台数を決める
  「正面」をどこにするかがかなり重要
  必要台数を事前に把握しておく
6.ホワイトボードを使うときは、ここに注意!
  念のため持参すると安心な2つのクッズとは?
  文字の大きさ、見やすさに気を配る
7.先方に用意してもらうものは、きちんと伝えよう
  会場になんでも揃っていると思ったら大間違い
8.当日持参する「講演セット」の中身、大公開
  専用バッグに入れておくと安心
9.会場入りしたらおこなう最後のツメとは?
  主催者には当日早めに来てもらおう
  小さなことでつまずかないよう入念なチェックを
10.それでもトラブルが起きてしまったら
  内心うろたえていても、オモテに出さない!
  よくあるトラブルとその対処法

第5章 講演依頼が続々!人気講師になるヒント
1.はじめての人のための「講演料」の考え方
  お金の交渉はココがポイント
2.すぐ提出できる「プロフィール」を用意しておこう
  自分について手軽に知ってもらうツール
  アピールできることを整理しておくと便利
3.「講演チラシ」がないときは、自分でつくって活用してもらう
  チラシの有無は必ず確認しよう
  同じテーマでも、「切り口」ごとに内容は変わる
4.「ブログ」と「メルマガ」の意外な効用
  主催者にとっての情報源として役立つ
  「情報を発信する」ことで力量が上かる
5.「アンケート」のいちばん効果的な取り方はこれだ!
  記入時間で、たいたい成否がわかる
6.参加者からの「不満の声」に過敏にならない
  「ニーズに合わない」のはどうしようもない
  よく書かれる2つの要望とは?
7.講演はまだまだ続く! 本番終了後のフォローのすべて
 講演後1ヵ月間に何をやるかが決め手

付録 本番でバツグンの効果!実践トレーニングの心得

上記の全部をマスターしてやることは至難の業だが、ポイントを突いていることは確かである。釘山氏のようなベテランの域に少しでも近づけるよう、講演には十分な準備をして臨みたいものである。

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平城京天平祭2017夏「天平たなばた祭り」8月25日(金)~27日(日)開催!

2017年08月24日 | 奈良にこだわる


恒例の「平城京天平祭」、2017年の夏バージョンは「天平たなばた祭り」と銘打ち、8月25日(金)~27日(日)の3日間(16:00~21:00)、平城宮跡周辺で開催される。「旧暦の七夕」にちなんだ行事である。公式HPは、こちら。サイト「ORICON NEWS」から抜粋すると、
※トップ動画は朝日新聞DIGITALから拝借

奈良「天平たなばた祭り~平城京天平祭・夏~」で過ぎ行く夏を感じよう!
奈良・平城宮跡で行われる平城京天平祭は、2010年の平城京遷都1300年記念事業から2011年に平城京天平祭に名称変更されたものです。春はゴールデンウィーク、夏は8月、そして秋は11月と年3回開催されていて夏は「たなばた」をテーマに夜の平城宮跡で「燈火会@大極殿」や「天平七夕行列」などの灯りと光の幻想空間を楽しめます。また同時に過ぎ行く夏の終わりを感じる「天平たなばた祭り」に行ってみませんか?

「バサラ祭」が同時開催されることも
2017年「天平たなばた祭~平城京天平祭・夏~」の開催期間は8月25日(金)~27日(日)です。会場のアクセスは近鉄「大和西大寺」駅またはJR「奈良」駅から無料シャトルバスを利用するか、大和西大寺駅の南口から会場までの徒歩ルートになります。所要時間はシャトルバス、徒歩とも片道約15分です。

無料シャトルバスは近鉄「大和西大寺」駅の南側駅前広場または JR「奈良」駅西口ロータリーから会場行きが15時~20時までで、会場発の最終はそれぞれ21時30分です。

「天平たなばた祭り~平城京天平祭・夏~」では「バサラ祭りin天平祭」が開催されることがあります。2017年の開催予定は8月26日(土)の16時~19時までです。踊り隊の趣向を凝らした衣装とダンシングパフォーマンスを楽しみましょう。パフォーマンス終了後は、踊り隊の方が記念撮影に応じてくれることもあります。いろいろなリクエストにも応えてくれたりもします。ジャンプして写真を撮るのも流行りましたね。

圧巻の燈花会@大極殿、燈花会@朱雀門
「天平たなばた祭り」を代表する光景のひとつは第一次大極殿前の燈火会です。祭りの名称は、奈良時代に旧暦の7月7日(現在の8月頃)に平城宮で盛んに行われた祭りに依っています。大極殿前では天の川をモチーフにした約1万本のロウソクの柔らかな光が大極殿を包み込みます。平城宮最大の宮殿である第一次大極殿は平城京遷都1300年事業にあわせ2010年に約180億円の費用をかけて復元されました。

材木はすべて国産のヒノキやケヤキで、国産の木材だけを使った大規模建造物としては最後のものになるだろうと言われています。高さは約27mで使われた屋根瓦は約9万7千枚にも及びます。2017年には平城宮跡の朱雀門の北側でも「燈花会」が実施されます。朱雀門は平城宮の正門で、約34億円の費用をかけて1998年に復元されました。高さは約22mで夜間は毎日ライトアップされています。

ミラーボーラーやウォーターアートプロジェクションも楽しい
灯りと光を楽しむ幻想空間では、ほかにも第一次大極殿前の「宇宙のキラメキ・インドラの網:ミラーボーラー」があります。これは奈良時代に大陸より伝来した仏教の概念「インドラの網」を具現化したものです。インドラとは帝釈天のことで、インドラの宮殿にかかっている網の結び目にはそれぞれ宝珠がついていてめいめいの宝珠の中には宇宙が収まっているという深遠なものです。

さらに第一次朝堂院では「ウォーターアートプロジェクション」が。涼を呼ぶウォータースクリーンに投影される幻想映像を楽しめます。映像は、奈良時代の遣唐使「阿倍仲麻呂」の人生をモチーフにした「月」などです。阿倍仲麻呂は約35年ものあいだ中国にいて官途に就き累進し、約70歳で日本への帰国を果たせぬまま中国で客死した人物です。百人一首にもある仲麻呂の歌「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも」は故国への望郷の念を歌ったものとして有名ですね。

祭りのクライマックス「天平七夕行列」
「天平たなばた祭り」のクライマックスと言えるのが「天平七夕行列」です。2017年の開催日時は8月25日(金)と27日(日)の2日間で時間は18時30分~19時30分頃までです。スタート地点は第一次朝堂院で、会場内を時間をかけてゆっくりと進みます。天平七夕行列は万葉集に出てくる「天の海」「星の林」のロマンチックな歌の世界観を灯りと光で演出したものです。参加者はボランティアの方で、女性貴族15名、男性貴族10名、白丁(はくてい・はくちょう)28名で編成されます。

天平七夕行列のいちばんの撮影チャンスは大極殿を背景に勢ぞろいした時です。行列は第一次朝堂院~大極殿~平城宮跡資料館前と移動します。移動している行列をブレずに撮影するのは暗いこともあって至難の技です。大極殿前では撮影タイムをとってくれますので、ライトアップされて荘厳な大極殿とともに撮ってみましょう。

ほかのイベントも楽しみたい
いかがでしたか。本文ではご紹介できませんでしたが、会場内の第一次朝堂院の特設ステージでは「中国二胡の演奏」「太鼓×映画SONG×BMX」「スタジオジブリJAZZ」(いずれも8月25日)、「石見神楽」(8月26日)、「高千穂の夜神楽」(8月27日)などが行われます。メインのイベントとともに楽しんでみてはいかがでしょうか。


いかがだろう。関西では今年は猛暑だった。残暑もきびしいが、朝夕はようやく涼しくなってきた。シャトルバスなどを利用して、ぜひ平城宮跡をお訪ねください!
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泊瀬の語源は泊瀬石(とませいし)(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第29回)

2017年08月23日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載しています。7月27日付で掲載されたのは《「はせ」の語源 桜井市の泊瀬石(とませいし)》、執筆されたのは宇陀市榛原にお住まいの楠田英雄さんだ。泊瀬石が泊瀬(初瀬、長谷)の語源だったとは、初めて知った。全文を紹介する。
※トップ写真は長い谷が続く長谷寺参道の景色

ボタンの名所で知られる長谷寺のある桜井市初瀬は現在、「はせ」と言いますが、古くは「泊瀬(はつせ)」と呼ばれ、その地名の起源とされる「泊瀬(とませ)石」が、長谷寺参道の與喜(よき)天満神社下の河原にあります。


泊瀬石(桜井市初瀬764)

大昔、泊瀬川上流の瀧蔵権現のそばに天神が作ったとされるほこらがありました。ある時、雷が落ち、まつられていた毘沙門天の持っていた宝塔が流れ、この石の上にとまったことからそう呼ばれるようになったそうです。

また、長谷については、この地が長い谷の続く奥まった地形であり、山に囲まれ隠れているような地形から、隠れの国といわれ、万葉集では「隠口(こもりく)の」と枕詞が付いて詠まれます。そして、いつしか「はつせ」と読まれるようになり、現在は「はせ」と読みます。

■メモ 近鉄長谷寺駅から徒歩約15分。(奈良まほろばソムリエの会 楠田英雄)


長谷寺の門前には井谷屋(長谷寺 湯元)という老舗旅館があり、ここはお料理はもちろんだが地下600mから湧き出す温泉(千人風呂)がいい。弱アルカリ性単純温泉で、体の芯から温まる。ここに泊まれば、長谷寺の早朝のお勤めに参加することができるのだ。

楠田さん、興味深いお話をありがとうございました、皆さん、ぜひ初瀬をお訪ねください!

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中世を写す撮影講座 by 澤戢三さん/今井町で9月8日(金)開催!(2017 Topic)

2017年08月22日 | お知らせ
一般財団法人 奈良県ビジターズビューローが主催する「奈良楽講座」の1つに、「レンズを通じて中世を写す撮影講座」(No.F-0908)がある。奈良ファン倶楽部の会員だけでなく、一般の方も申し込みができる。同法人のHPによると、

伝統が生きる町、今井だからこそ出来るフォト講座・撮影会を開催します。今回は、普段撮影出来ない火の入った旧米谷家住宅のかまどの撮影や地産地消のこだわり料理など、生きた歴史・文化を体感いただきます。本物でしか出せない一枚がそこにある。ぜひこの機会に今井の魅力に触れてみませんか。

講 師 写真家 澤戢三(さわ・しゅうぞう)氏、今井町町並み保存会会長 若林稔 氏
日 程 平成29年9月8日(金)集合10:20 講座10:30~20:00
会 場 今井町(旧米谷家住宅 他)
行 程 今井町まちなみ交流センター「華甍」<今井町の紹介・撮影についての注意点>…旧米谷家住宅<撮影・昼食・フォト講座現地指導>…今井町撮影会…今井まちづくりセンター<写真選定>…一時解散…今井まちや館<写真発表・解説・夜咄(よばな)し>
定 員 20名
※定員になり次第締め切らせていただきます。
参加費
会員8,000円(昼食代等を含む)
一般8,500円(昼食代等を含む)
申し込み 往復ハガキにてお申し込みください。
詳細はこちら 4月3日(金)9:00より受付開始。応募締切は8月29日(火)


これは充実した講座だ、朝からたっぷり10時間。著名な写真家である澤戢三氏およびお弟子さんたちにご指導いただき、町内の案内は若林会長(今年の「Nara観光コンシェルジュアワード」で優秀賞を受賞)、ランチは重文の町家のかまどで炊いた「今井の茶粥」、被写体となる町の人々の撮影・公表も自由、という「今だけ、ここだけ、あなただけ」の至れり尽くせりの講座なのである。参加者が撮った写真の上位何点かは、来年5月の「今井町並み散歩」で展示される(東京での展示も検討中とのこと)。定員は20名だが、まだ残席がある。澤氏のFacebookには、

奈良ファン倶楽部「奈良楽講座」を、私と今井町町並み保存会の若林会長で担当させて戴くことになりました。長時間になりますが、中世の思いも含め、レンズから観た写真を通して、今井町を後世に伝える目的での撮影会(屋内は、重文旧米谷l家での勾玉かまどの火等)や、おもてなしの本格茶粥昼食・フォト講座・撮影写真の解説・呈茶等、他に類のない生活体験型撮影講座です。

・日程=平成29年9月8日(金)10:30〜20:00
 (夕食時間帯は、一時自由時間となります)
・お申込は、こちら(一般の方も歓迎です)
・奈良楽講座は、こちら


さらに若林会長のFacebookには、

奈良楽講座「レンズを通じて中世を写す撮影講座」は、重要文化財「旧米谷家住宅」の竈(かまど)で、町の人たちが応募カメラマンさん(受講生)に提供する「大和今井の茶粥」を製作段階から後片付けまで撮影できる講座。

というより、このシーンをあえて特別の被写体に選んだ「参加者だけしか撮影できない」「この日しか撮影できない」、そして登場の「茶粥製作スタッフはすべての人に被写体としての公表許可をとっています」という特別な場所で町の人たちが食事を昔風に竈で炊いて仕上げていく過程をモデルにした撮影講座です。

もちろん町並みの撮影時間も取れています。今回は奈良ファン倶楽部会員以外の方にも募集できるように範囲を広げられましたのでいまからでもご応募ください。




まる1日、中世の町・今井を満喫し、茶粥の炊飯の様子が撮影でき、指導もしてもらえるというスグレモノ、ぜひお申し込みください!

なお9月6日(水)、読売テレビの夕方のニュース番組「かんさい情報ネット ten.」 の「Let's Go!若一調査隊」のコーナー(17:30頃)で、今井町と若林会長が紹介されるので、ぜひこちらもご覧ください!
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