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ナント・なら応援団、8年目に突入/奈良新聞に大きく紹介されました!

2017年02月10日 | 観光にまつわるエトセトラ
今朝(2/10)の奈良新聞に「ナント・なら応援団」の記事広告(最終面の全面)が掲載された。見出しは《南都銀行OB・OGのボランティア・グループ ナント・なら応援団 親切・丁寧なガイドに定評》である。2010年1月の発足から8年目を迎えた同応援団の活動が詳しく掲載されている。全文を紹介すると、

「観光立県」をめざす奈良県において、南都銀行(頭取:橋本隆史氏)は県観光の活性化に力を入れている。年に2回開催している観光振興のためのセミナー「観光力創造塾」は、1月30日の開催で7回目を迎えた。11年前に開設した地域ポータルサイト「ええ古都なら」は昨年7月に全面リニューアル。観光情報だけでなく、本県の優れた地域資源を紹介している。

このような同行の多彩な観光振興活動のなかでも特筆すべきは、同行OB・OG40人から構成されるボランティアガイド・グループ「ナント・なら応援団」(代表幹事:門口誠一氏)だ。社寺でのガイドに加え、最近では、大手旅行会社と連携し、バスツアーへの参画やガイドも行っている。結成から8年目を迎えた「ナント・なら応援団」の最近の動きを紹介しよう。


平城遷都1300年祭を契機にスタート
「ナント・なら応援団」の活動がスタートしたのは、平城遷都1300年祭が開催された平成22(2010)年1月。同祭の「祈りの回廊 奈良大和路秘宝・秘仏特別開帳」事業の対象寺院などにおいて、拝観者へのガイドを行うために結成された。同祭の2年前(平成20年)、同事業の担当者から「特別開帳を望む社寺は多いが、人手が足りなくて困っている」という声を耳にしたのがきっかけだった。

同行退職者に声をかけると28人のメンバーが集まった。平成21年夏、奈良大学から教授陣を招き、20時間(1時間は80分)の特別講義を受講し、また実際に寺院なども訪ねて、ピカピカのガイドに育て上げた。会期途中から8人の追加応募を受け、メンバーは計36人に。

最終的に22年中にガイドを行った寺院などは、1年間で延べ19ヵ所に上った。同団メンバーのガイドは元銀行員ならではの親切・丁寧な応対で好評を博し、新聞やテレビに大きく取り上げられた。



奈良の観光振興に貢献大
22年末には奈良県知事からも感謝状を受領。当初、同祭の1年間だけの予定だったが「23年以降も、継続してガイドをしてほしい」(県観光局)との依頼があり、その後も継続、今年で活動は8年目を迎えた。同団の代表幹事で、研修のインストラクターも務める門口誠一さんは「あっという間の7年でした。これからも、社寺や拝観者に喜んでいただけるガイドに努めます」と意欲を燃やす。

全国の金融機関で初、大手旅行会社との連携ツアーでガイドも
さらに昨年は大きな進展があった。同行はクラブツーリズム(代表取締役社長 小山佳延氏)と連携。奈良県南部・東部地域を巡る3本の日帰りバスツアー「南都銀行おすすめの奈良再発見ツアー」を実施したのだ。

同団メンバーはツアープランの策定段階から参画し、ガイドも同団メンバーのうち、奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の最上級である「奈良まほろばソムリエ」の有資格者4人が担当した。金融機関が旅行商品の企画やガイドにまで参画するツアーは、全国でも初の取組みである。

ツアーで県南部・東部地域の観光を振興
ツアーは大阪発着で、紅葉の天川村(11月7日)、丹生川上三社(11月21日)、桜井・纒向(12月12日)の3本。いずれも県南部・東部地域の観光振興をねらいとして実施された。大阪府下を中心に多くの参加者を集め、今後も継続して実施される予定だという。

クラブツーリズム関西テーマ旅行センターの宮本津由支店長は「企画・下見から添乗まで生みの苦しみを、パートナーとして共有できたことに感謝。今後も奈良の奥深い魅力発掘・発信を一緒にしてまいりたい」と語る。

他のボランティア団体と交流研修会を開催
このように活発に活動する「ナント・なら応援団」に対し昨年、「大津市生涯学習センターボランティア連絡協議会」から「交流研修会を実施したい」との依頼があった。同団の活動の実態を知り、今後の同会の活動の参考にしたいとの趣旨だ。

11月15日午前、大津市から約30人のメンバーを同行本店に迎え、「ナント・なら応援団」からは5人のメンバーが3グループに分かれて意見交換。午後からは奈良市内の寺院でガイドを実演、活動の一端を見てもらった。

大津からの参加者は「手元資料も見ずに流ちょうな説明をされたことに、とても驚きました。言葉の端々から地元愛が伝わってきて、説明を聞いた人は、きっと奈良が大好きになって帰られることでしょう」と話した。

奈良ならではの活動 今後の発展に期待
「ナント・なら応援団」には今後も大きな期待が寄せられている。同行の河井重順常務取締役は「他の銀行にはない、奈良に本拠を置く当行ならではのユニークな活動。社寺での定点ガイドのほか、ウォーキングツアーやバスツアーのガイド、講演活動など、これからも活動の幅を広げていってほしい」と期待を寄せる。

この活動は、拝観者や社寺に喜んでいただくだけではなく、同団メンバーであるOB・OG自身の生きがいづくりにも役立っている。また同行のCSR(企業の社会的責任)としても位置づけられている。まもなく10年目を迎える「ナント・なら応援団」の今後の発展に、大いに期待したい。

「ナント・なら応援団」とは
平成22年(2010年)1月、「平城遷都1300年祭」の「祈りの回廊 奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」事業の対象となる寺院などにおいて、拝観者へのボランティアガイドを行う団体として発足。メンバーはすべて南都銀行OB・OGで構成され、当初は28人でスタート。その後毎年団員の入れ替わりがあり、現在は40人・平均年齢は約65歳。事務局は、同行において観光振興支援を担当する「公務・地域活力創造部」に置かれている。
南都銀行 公務・地域活力創造部(電)0742-27-1611


私は同団の創設当初から関わっている。この仕組みを起案し、経営会議に諮った。承認を得てメンバーを募集。このあとが大変だった。カリキュラムを作り、奈良大学に出向いて教授陣の派遣をお願いした。夏休みの期間中、1日2時間(80分×2回)の座学を10日間と現地(寺院など)研修。2010年1月からは、希望する寺院などにメンバーを次々と派遣。人手が足りない日には私も出向いてガイドした。

予想以上に寺院などから派遣希望があったので、途中でメンバーを増員。同年末に知事さんから感謝状をいただいて「やれやれ、これで終わった!」と思ったのもつかの間、「ぜひ、2011年以降もお願いします」となり、現在に至っている。

同団メンバーの物故者は、これまでに2名。いずれも奥さんから「主人は常々、応援団でボランティア活動ができるのが一番の楽しみ、と言っていました」とおっしゃっていただき、感謝感激である。

メンバーの確保が第一の課題だが、退職者の(65歳までの)雇用延長制度ができたことで、入団者が減少の一途をたどっている。これからは機会を捉えては参加を呼びかけたいと思っている。

皆さん、お寺などで赤いベストを見かけられたら、ぜひ一声おかけください。団員の皆さん、これからも頑張りましょう!















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