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待ってました!興福院(こんぶいん)6日間 予約なしで特別拝観 約20年ぶり!(2019 Topic)

2019年11月01日 | お知らせ
昨日(10/31)の奈良新聞2面に、こんな記事が出ていた。《「令和」記念 来月に特別拝観本堂や庭園、予約なしで 奈良・興福院》。今まで、事前にお願いしてもなかなか拝観できなかった興福院(奈良市法蓮町)が、本年(2019年)11月6日(水)~8日(金)と22日(金)~24日(日)の計6日間、予約なしで拝観できるというのだ、こんな時代が来るとは!記事全文を紹介すると、
※トップ写真は、奈良新聞のサイトから拝借

奈良市法連町の佐保路にたたずむ尼寺、興福院(=こんぶいん、谷村明英住職)が、皇位継承に伴う改元で令和時代を迎えたのを記念し、11月に特別拝観を実施する。普段は事前予約が必要だが、今回は約20年ぶりに、期間限定で予約なしでも本堂や庭園、本尊を拝観できる貴重な機会となる。

特別拝観の期間は、11月6~8日と同22~24日。前期は平日のみ、後期は週末から土日曜を含む日程となる。時間は午前9時から午後4時(受け付けは同3時半)まで。拝観料は大人1000円、中高生500円、小学生以下は無料。団体(30人以上)割引もある。令和特別拝観記念として同寺の江戸掛袱紗(ふくさ、国重要文化財)柄のクリアファイルを先着500人にプレゼントする。また拝観料は寺の文化財保存修復の費用に充てられる。

同寺は、平城京の右京四条二坊に当たる菅原伏見の里(現在の近鉄尼ケ辻駅東側付近)に創建され、平安時代の文献にも名が見える。その後、豊臣秀吉や徳川家光から寄進を受けて再興され、寛文5年(1665年)に現在地へ移転した。明治以降は幕府の庇護(ひご)を失ったが、浄土宗知恩院の所轄となり、今日まで由緒ある尼寺として法灯を保ってきた。

伽藍(がらん)は、大門(江戸時代、県指定文化財)、本堂(同、同)、客殿(同、国重要文化財)、御霊屋(同、奈良市指定文化財)など。本尊は阿弥陀三尊像(天平時代、国重要文化財)。また渡辺始興筆の襖(ふすま)絵(江戸時代、奈良市指定文化財)、小堀遠州好みの庭園なども拝観できる(御霊屋は外観のみ)。

特別拝観事務局は「後半日程なら木々も色づき始めるし、山沿いの境内からは素晴らしい眺望も楽しんでもらえる」と話している。問い合わせは興福院特別拝観事務局の鈴木さん、電話080(1023)4728。


「鈴木さん」とはどこの鈴木さんかと思ってたらもと「月刊ならら」編集長の鈴木元子さんのことだった。今はフリー編集者として、社寺関係の冊子や図録の編集をされているそうだ。

ご住職が1人でお寺を守られていて、到底不可能と思われていた予約なしの特別拝観ができる裏には、鈴木さんや檀家役員さんの多大なお骨折りがあったことだろうし、公開期間中には、たくさんの方がお手伝いされることだろう。

土日を含む後半(11/22~24)は相当混み合うことだろう。皆さんは多少ムリしてでも平日に休暇をお取りいただき、ぜひ前半(11/6~8)にお参りください!


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