tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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大和かぶせ茶「千の露」 /初摘み一番茶のみ使用

2016年11月28日 | 奈良にこだわる
美味しい大和茶(やまとちゃ)をいただいた。大和かぶせ茶「千の露」(ティー・サポート合同会社)という三角型ティーバッグのお茶である。そもそも大和茶とはどんなお茶か。奈良特産品振興協会のHPによると、

わが国ではじめてお茶がお供えされたのは、天平元年(729年)のこと、聖武天皇の時代の記録に、「宮中に僧を召して茶を賜った」(公事根源より)と記されているのが最初といわれています。また、茶樹の栽培歴史においても、大同元年(806年)に弘法大師が唐より茶の種子を持ち帰り、弟子の堅恵大徳が宇陀市榛原赤埴の佛隆寺に播種され、その製法を伝えられたのが、「大和茶」のはじめといわれております。

以来、「ひむがしの野にかぎろひの立つみえて」の歌で知られる、大和高原(奈良市東部山間、天理市、山添村、宇陀市)、この地域は標高300m以上、朝晩の温度差が激しい高冷地です。平均気温や日照時間などがお茶が育つぎりぎりの条件なので、お茶はゆっくりと育っていき、その分香り高い良質な茶が出来ます。

また吉野川流域の大淀町、東吉野村においても、恵まれた自然条件を生かして茶栽培されており、奈良県の茶栽培は、かぶせ茶やてん茶、番茶が生産され、全国6~7番目の産地形成が成されています。
 
奈良「大和茶」は日本の「ハイランドティー」です。きびしい自然条件で栽培される大和茶は深みのある味わいを感じていただき、二煎・三煎まで美味しく、そして、より多くのカテキンをお飲みいただけます。他府県産銘柄茶より少し長めに急須のお湯に浸してお飲みいただくことが大和茶の美味しさをお口いっぱい感じていただける秘訣です。渋みの中に旨味を味わっていただき、「あと味すっきり」、お茶なら「大和茶」をぜひご愛飲ください。




大和茶の特徴は、鮮やかな色と深みのあるうま味である。2煎め、3煎めでも美味しくいただける。今は「深蒸(ふかむ)し煎茶」が大ブームだ。普通の煎茶の2倍の時間をかけて茶葉を蒸して作ったお茶で、色も味も濃い。手早く出し、これを1煎めだけで捨てるのが手軽なので、主にオフィス需要でもてはやされているが、私はこれは「効率主義」の弊害だと思っている。

オフィスでも家庭でも簡単に美味しくいただける大和茶として考案されたのが三角型ティーバッグ「千の露」である。茶葉は山添村の農事組合法人 緑茶工房まるやまが供給している。YAHOO!ショッピングのサイトには、



1.初摘み一番茶のみを使用 春5月に収穫した初摘みかぶせ茶の荒茶(※1)だけをぜいたくに使っています。他では類を見ないこだわりの逸品です。
2.玉露のような良質の茶葉 山間の茶畑は昼夜の温度差が大きく、茶葉は引き締まります。収穫前の2週間、寒冷紗をかぶせ直射日光を遮ることで、渋みをおさえた旨味のあるお茶になります。
3.三角型ティーバッグを採用 三角型なので茶葉が広がりやすく、茶葉の旨みをすべて引き出します。茶葉の後始末も不要。本格的な美味しい緑茶が堪能できます。

※1 荒茶(あらちゃ)茶とは、茶畑で収穫したままの茶葉のこと。通常、収穫された 荒茶は、その後いろんな産地の茶葉とブレンドされたり、茶葉を細かく刻まれたり、香りづけ(火入れ)といった二次加工が施されて市場に流通しています。


大和かぶせ茶「千の露」は、煎茶なのに上等の玉露のような味わいだ。それは《玉露と同じように収穫前の約2週間、直射日光を遮るために寒冷紗を茶葉にかぶせ手間ひまかけて育てます》(YAHOO!ショッピング)という手間をかけているからだろう。

ティー・サポート合同会社代表の牛島敏雄さんは、脱サラしてこの仕事に携わっている。ご自宅も京都市内から木津川市に引っ越して来られた。「過疎化が進む山添村のPRや村の活性化ができることにやりがいを感じ、村の人たちに受け入れていただいていることに感謝しています」とおっしゃる。

お買い求めは、ネットならYAHOO!ショッピングハーモネートショッピング(セキスイハイムサプライ)。実店舗の販売は映山紅(山添村大字伏拝888-1)。ぜひ、お買い求めいただき、おいしい大和茶を味わってください!

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