tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

長崎ちゃんぽん揃い踏み!「十鉄」「中央軒」「リンガーハット」

2021年09月13日 | グルメガイド
ちゃんぽんは奥が深い。「長崎ちゃんぽん」があると思えば、「近江ちゃんぽん」などのご当地ちゃんぽんもある。奈良のちゃんぽんのように、とろみがついたものもある。「イトメンのチャンポンめん」のような即席麺もあるしカップ麺もある。ちょっと頭を整理するため、近隣で「長崎ちゃんぽん」が食べられるお店を訪ねてみることにした。





まず1軒めは、「長崎ちゃんぽん十鉄(じゅってつ)大阪東住吉店」(大阪市東住吉区矢田1-8-1)、長崎ちゃんぽんの専門店だ。電車だと近鉄南大阪線「矢田駅」から徒歩5~10分だが、幹線道路(大阪府道26号)に面しているし駐車場が広いので、たいていは車で訪ねるのだろう。私は先々週の土曜日(20121.9.4)のランチタイムに電車でお邪魔した。



注文したのは「海鮮ちゃんぽん」税込み979円、セットの「餃子」同264円、締めて1,243円だ。ここは麺のかん水(アルカリ塩水溶液)に、本場長崎で使う「唐灰汁(とうあく)」を使っているところが特徴である。十鉄の公式HPには、



本場の旨味「特製唐灰汁麺(とうあくめん)」
本場の旨み特製唐灰汁麺 麺はつなぎに唐灰汁を使った特製唐灰汁麺を使用。本場長崎ちゃんぽんの独特の食感と風味をご堪能ください。



餃子も美味しい!


ご自慢の「唐灰汁」を使った麺、歯ごたえがとてもいい

豚骨と鶏ガラのWスープ 大釜で炊き出した熟成Wスープ
スープは大釜で丹念に炊き出した九州産豚骨と旨みたっぷり鶏ガラのWスープ。口当たりよく深みを感じるスープに仕上げました。



こってり味のスープは、豚骨をベースに鶏ガラを加えている、私には塩辛かったが…

海鮮にして良かった、たくさんの具材が載っている。麺は独特の太麺で、これが「唐灰汁」の歯ごたえかと楽しみながらいただいた。スープは美味しいが結構塩辛い。海鮮具材からしみ出たのかも知れないが、3軒のうちで最も辛かったので、水をたくさん飲んだ。途中から紅ショウガをトッピングしたところ、これはグッとうまさが引き立った。





2軒めは、「中央軒なんばCITY店」、9/4(土)の夜に訪ねた。ここの「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」は、「関西の元祖」なのだそうだ。創業は1958年(昭和33年)なので、今年で33年になる。注文したのは「特上ちゃんぽん」税込み1,200円だ。特上は「具材だけでなく、スープも違います」とのことだった。中央軒の公式HPには、



長崎出身の創業者がくいだおれの街大阪に店を構えて60有余年。郷土長崎の味を関西に広め、今では「長崎ちゃんぽん」「長崎皿うどん」の元祖として多くの方に愛され続けている中央軒。その美味しさの秘密は歴史と共に常に麺・素材・スープにこだわり続けた結果です。



麺 長崎と大阪の自社工場で製麺される自家製麺
中央軒で使用する麺は、美しい自然と風光明媚な長崎と大阪の自社工場で製造しています。小麦粉の調合やそのバランスを整える配合水、麺を熟成させるための温度管理等、長年の経験の中で培った技術と徹底した管理の元で作られる麺はスープとの相性抜群です。



汁 コクと深みのあるオリジナルスープ
コクと深みのあるスープは香味野菜、豚げんこつ、鶏ガラの髄からじっくり煮出したコラーゲンたっぷりの白湯スープ。12種類の具材から出た旨みの詰まった特製スープは最後の一滴まで味わいたくなる美味しさです。



「特上ちゃんぽん」専用のスープは、深いうま味があり、とても美味しい

具 国産にこだわった厳選素材
キャベツや玉ねぎ、もやしなど新鮮な国産野菜、海老やイカなどの魚介類、国産豚肉など、ボリューム満点・栄養豊富な素材を贅沢に使用しています。また、悪玉コレステロールや血中中性脂肪を下げる効能があると言われている「不飽和脂肪酸」を多く含んでいる100%キャノーラ油を使用しています。ビタミンやミネラル・食物繊維等栄養が豊富でヘルシーな味わいと、健康にこだわった素材選びで女性やお子様にも人気です。




麺は「唐灰汁」使用ではないようだが、太麺でシコシコと美味しい。ご自慢のスープは、確かに深い味わいだ。


リンガーハット ミ・ナーラ店。この写真のみ9/1(水)に撮影

3軒めは、おなじみ「リンガーハット ミ・ナーラ店」(奈良市二条大路南1丁目3−1 ミ・ナーラ 1階)。先週の日曜日(2021.9.5)に訪ねた。ここでは「彩り野菜のちゃんぽん」税込み890円とセットの「餃子」同270円を注文した。合計で1,160円。出てきたのが写真の料理である。



リンガーハットは低価格でヘルシーなイメージで勝負しているようで、海鮮などのトッピングは選べない。普通のちゃんぽんと、この「彩り野菜」載せがあるだけだ。ラードの代わりに植物油を使っている。公式HPには、



リンガーハットの「長崎ちゃんぽん」とは?
長崎の郷土料理「長崎ちゃんぽん」をアレンジ!
具材=国産野菜たっぷりのイメージへ

リンガーハットの長崎ちゃんぽんは、従来の「ちゃんぽん=魚介」のイメージを、野菜たっぷりのイメージへと変えていきました。 「厚生労働省『健康日本21』」で目標値として推奨されている1日の野菜摂取量350gに対し、リンガーハットの長崎ちゃんぽん1杯で255g(約7割)が摂取できます。



麺は中太麺


スープはあっさり味だ

また、スープに溶け込んだ栄養素も一緒に摂取できるため、ちゃんぽんの食べ方はとっても健康的です。1杯で 「野菜を食べた」という満足感が得られるボリューム感となっています。リンガーハットで使用している野菜は100%国産なので、安心してお召し上がりいただけます。シャキシャキの国産野菜に負けない、つるっともちもちの自家製太麺!野菜の甘みを引き立てる「オリジナルとんこつスープ」を使用!


プチトマトやきのこ類がたっぷり、これはヘルシーだ!


餃子もいい

ここは「長崎ちゃんぽんをアレンジ」ということで、具材を入れ替えて提供しているのだ。「長崎ちゃんぽんらしさ」は損なわれるが、「子どもにはヘルシーなものを食べさせたい」という親御さんの気持ちを反映させていると言える。


普通のちゃんぽんはこちら、税込み650円だ(9/1撮影)

麺に唐灰汁(とうあく)を使った「十鉄」、スープにもこだわった「中央軒」、野菜たっぷりが特徴の「リンガーハット」と、それぞれのコンセプトで提供する長崎ちゃんぽん、ぜひお好みの店に足をお運びください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする