tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ゆら早生、宮川、はるみオレンジ/和歌山の美味しい柑橘類を堪能!

2020年01月22日 | グルメガイド
和歌山にあって奈良にないものは「早すし」(早ずし、早寿司)、とよく申し上げている。ラップでくるんだ大ぶりの鯖寿司のことで、うまい、安い、ボリュームたっぷりと3拍子揃っている。もう1つ、和歌山にあって奈良にないものは「美味しい柑橘類」。和歌山県は今や全国トップのミカン生産量(収穫量)を誇る。なお2位は愛媛県、3位は静岡県、4位は熊本県、5位は長崎県(奈良県は24位)。やはり温暖で海に面した県が強い。アメリカだとカリフォルニア州だ。
※トップ写真ははるみ(オレンジ)。ミカンのLサイズほど、伊予柑より少し小ぶり、うまい!

昨秋(2019年)、私は郷里の「道の駅 柿の郷(さと)くどやま」(和歌山県伊都郡九度山町)で、これまで食べたことのないほど美味しいミカン(温州みかん)に遭遇した。道の駅の店員さんに「ここで一番美味しいミカンを教えてください。友人・知人にどっさり送りたいので」とムリを申し上げた。そこでご推薦いただいたのが、森田邦男さん(和歌山県伊都郡かつらぎ町)の「ゆら早生(わせ)」だった。

5kgの箱入(Mサイズで2,000円ほど)を奈良の自宅用に買って帰り、早速いただいたところ、これは衝撃のウマさだった!ミカンの味は難しい。メロンや桃やイチゴは甘ければそれで良いのだが、ミカンはそこに適度な酸味が要求される。輸入物のバレンシアオレンジやネーブルのように、単に甘いだけだと物足りないのである。

早速、104で森田さんの電話番号(0736-22-1135)を調べて電話すると、「tetsudaさんですか?高野口のお父さんにはお世話になりました」。なんと!亡父の知人だった。「この番号はFAX兼用です。ご注文内容をFAXで送っていただけば、こちらから宅配便で送ります。代金はあとでお振り込みください」。このときは自家用を含め、親戚・友人・知人計8ヵ所に送っていただいた。


こちらは「宮川」(Sサイズ)。見た目は「ゆら早生」と違いはない

年が明け、ミカンは晩生(おくて)の収穫時期を迎えた。窓口になっておられる森田さんの娘さんに電話してみると、「ミカンなら今は『宮川』が収穫期に入っています。秋の運動会で出てくる青いミカンですが、樹上で完熟すると、とても甘いミカンになります。あと、『はるみ』も美味しいです。『清見』『ポンカン』を交配させたオレンジです」。

「はるみ」を調べてみると、「デコポン」と同じ種類の交配種で、いわばデコポンの姉妹オレンジ、これには驚いた。というのも、数年前にスーパーで偶然発見したデコポンは、あまりの甘さとジューシーさで、私の中では「柑橘類No.1」、名前を忘れないように、ずっと台所のホワイドードに書きとめているほど気に入ったオレンジだったのだ。なお「はるみ」は今回初めて名前を知った。それもそのはず、のま果樹園(愛媛県今治市)のサイトによると「市場にはほとんど出回らない貴重な柑橘」なのだそうだ。

なお私はハッサク(八朔)やグレープフルーツのような酸味や苦味の強い柑橘類も好きで、時々景気づけのためにいただいているが、普段使いにはやはり甘いのがいい。それで今回取り寄せたのが写真のオレンジ「はるみ」(8kg 3,000円+送料)とミカン「宮川」(Sサイズ5kg 1,500円+送料)だ。「宮川」(ミカンのLほどのサイズ、伊予柑より少し小さい)は「ゆら早生」同様、美味しいミカンだったが、「はるみ」はもっと味が濃厚だ。袋も薄いので、そのままバクバク食べられる(デコポンは、袋を剥かないと食べられない)。さすがデコポン・シスターズだけのことはある。

柑橘類は収穫のピークを過ぎたが、それでも「もっとミカンやオレンジを食べたい」という皆さん、ぜひお試しに取り寄せてみてください!
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