tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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大和文華館、5月26日(火)は入館無料です!(2015Topic)

2015年05月21日 | お知らせ
奈良市学園南1-11-6にある大和文華館は1960年(昭和35年)、近畿日本鉄道の創立50周年を記念して開館した美術館である。近鉄学園前駅から徒歩7分という好立地にある。その大和文華館は5月26日(火)、「ささゆりの無料招待デー」として、入館料(620円)が無料になる。同館のチラシ(PDF)によると、

平成27年5月26日(火)午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
大和文華館の大きな特色として、豊かな自然環境の中で作品鑑賞を楽しめる点が挙げられます。建物を取り囲む文華苑では四季折々の花が咲きますが、この時期にはささゆりの可憐な花を楽しむことができます。このたび、ささゆりに因んだ無料招待デーを実施いたします。みなさまのご来館をお待ちしております。

同館では今、「水にまつわる美術」展を開催中だ(6月28日まで)。同館のHPには《人々は大らかな水の流れや水辺の風景に安らぎを感じ、また水面に姿を映して思いを馳せるなど、水は潤いを与える以上に人々の身近に関わってきました。水や波、水中の動植物があらわされた画題や文様は数多く、多岐にわたります。水をめぐる絵画や工芸品を展示し、その表現から人々の水へ託した想いを見つめます》とある。

同館に隣接するのが「蛙股池」(かえるまたいけ)である。南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」によると、

日本最古のダム建設地
学園前の街なかにあり、その岸辺に中野美術館や大和文華館があることで知られる蛙股池。水位に変動はあるものの、二つの美術館の間に広がり、両館からの眺め風景の一部としても親しまれている。堤長180m、堤高14m、受益面積38ha、「く」の字形に、大きく曲がった特徴的な形をしたため池である。日本建築で用いられる部材の一つ、「蛙股」と呼ばれる支柱のようにも見える。

一見なんの変哲もないように見える蛙股池だが、実は知る人ぞ知る日本最古のダム。池がつくられたのは西暦100年頃とも、推古天皇の時代とも伝えられ、『日本書紀』には「倭国に高市池、藤原池、片岡池、菅原池をつくる」との記述があり、その後、菅原池が蛙股池と名を変えた。池の中央に綾女(あやめ)大橋がかかり、その西側には菖蒲池(あやめいけ)神社が鎮座している。この神社は、蛙股池の守護神として祀られている。


ぜひこの機会に、日本最古のダム・蛙股池、庭園のササユリの花と美術展をお楽しみいただきたい。

コメント (2)
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