猫下部尿路疾患（FLUTD）

今日も獣医大学の聴講に行ってきました
今日の授業内容は猫ちゃんに多い病気だったので
みなさんにお伝えしなきゃ！と思いますっ

『猫下部尿路疾患』（FLUTD）
言葉はよく聞くかと思いますが
これは病名ではなく排泄困難や血尿などの総称です。
（広範囲な臨床兆候を包含する疾病群）

排泄困難・頻尿・血尿・腹部痛などが症状にあらわれた場合は
ほとんどの飼い主さんは病院へ行くと思います。

猫ちゃんの症状でとってもわかりにくい（病気とは思わない）のが
『不適切な場所での排尿』だと思います。
トイレ以外の場所にオシッコをしてしまう場合
ストレスかな？と思う飼い主さんは多いと思います。

まずは…
○トイレを常に清潔に保つ
○トイレの砂の種類を替えてトイレをひとつ増やしてみる
○違う場所に（猫ちゃんが落ち着くような）増やしてみる
などがあげられると思います。
環境改善をしてトイレでするようになったなら問題はないのですが…

今日、私が伝えたいのは環境を改善しても治らない場合は
自己判断はせずに病気を疑ってください。ということです。
病院に行って検査をして病気じゃなかったらそれはそれで良いこと！

ほっておくとどんどん病状が進んでしまいます。
『オシッコの失敗』ではすまないこともあります。

『オシッコ』や『ウンチ』はペットの大切なバロメーターです。
よ～く見てあげてください！

常日頃、猫ちゃんにとってよりよい環境作りは大切なことだと思います。
猫ちゃんが落ち着ける場所（高いところなど）や清潔な寝床
新鮮なごはんとお水、清潔なトイレなどの良い環境は
病気を防ぐことともつながります。
ちなみに、トイレは猫ちゃんの数＋１がよいとされています。
スペース的に無理な場合はまめにお掃除してあげましょう！

みなさんのペットが健康で長生きできるよう
これからもリアルタイムな情報をUPしていきたいと思いま～す！