ペットシッター日記

ペットシッター吉山のお仕事奮闘記!
動物との感動の日々。。。
ドタバタの毎日を日記にしてみました!

ミー子ちゃん

2008-07-27 | ペット
今日、ミー子ちゃんの一周忌法要に参列させて頂きました。
ミー子ちゃんが亡くなってから間もなく1年が経ちます。

ミー子ちゃんとの出会いは2006年の夏。
動物病院への送迎でした。
何も知らない私はいつも通りお迎えに行き
病院への道すがらミー子ちゃんの病気を知りました。
ガンでした。余命3ヶ月とのこと。

その日からミー子ちゃんとの時間が始まりました。
毎週土曜日13時45分
ミー子ちゃんをお迎えに行く時間です。
ニコニコ笑顔の飼い主さんとその横にくっ付き
ピョコピョコ歩いてくるミー子ちゃんの姿が大好きでした。

いつかお別れが来る。
それは覚悟のいる送迎でした。
それでも飼い主さんと私はいつも笑って話しました。
そんな日がいつの間にか3ヶ月を過ぎ季節は秋になりました。
このままクリスマスも越せるんじゃないか。と先生もビックリ。
そしてクリスマスを祝い、2007年お正月を無事迎えることができました。
いつの間にかミー子ちゃんがいなくなるなんで考えられなくなりました。
毎週土曜日13時45分
明るく優しい飼い主さんとミー子ちゃんに会いに行く感じでした。
あたたかな春が過ぎまた夏がやって来ました。
今年もクリスマスが越せるかもしれないね!と笑って話していました。

2007年8月11日(土)
いつも通り病院へ行き「また来週」とさよならしました。
その日の夕方、飼い主さんからの着信。
「忘れ物カナ?」と電話に出ると「ミー子が倒れた」と。
すぐに駆けつけました。
ドアを開けるとミー子ちゃんを抱きしめた飼い主さんの姿が
目に飛び込んで来ました。
ミー子ちゃんは飼い主さんの腕の中で静かに亡くなっていました。
初めて二人で涙を流しました。涙が止まりませんでした。

ミー子ちゃんとのお別れはあまりにも突然でした。

その後、飼い主さんは毎週末お参りに行っているそうです。
私もそばを通ったときにお参りさせていただくのですが
ミー子ちゃんのお墓はいつもピカピカです。
しばらくして一緒にお参りに行きたいと飼い主さんと約束した日は
偶然にもミー子ちゃんのお誕生日でした。

ミー子ちゃんは飼い主さんのお母様の大切なわんちゃんでした。
お母様が亡くなられたのち、東京につれて来たミー子ちゃんに
飼い主さんは本当に深い深い愛情を注いでいました。
毎週欠かすことなくミー子ちゃんが少しでも呼吸が楽になるようにと
病院へ通いました。

余命3ヶ月と言われたミー子ちゃん。
約1年、がんばりました。
きっと大好きな飼い主さんと一緒にいたかったんだと思います。
そして、今は大好きなお母様と一緒にいることと思います。

今でもあの夏の日は忘れられません。
ミー子ちゃんが亡くなってから飼い主さんに弱音をはいてしまいました。
亡くなってしまうことがこんなにも辛いことなのか…
私はこんなに辛いことは耐えられない…
「ペットハイヤーは続けられそうにありません…」と。
その時、飼い主さんが言ってくれました。
「続けてください」と。

今日の夕方、虹が出ていたのを知っていますか?
なんだかミー子ちゃんがお母様と手をつないで「またね~」と
空へ昇って行ったような気がしました。
ミー子ちゃんを思い出すときは涙ばかりの私でしたが
今日の虹を見て少し笑顔になれました。

飼い主さんへ感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、ミー子ちゃんありがとう。