日がな一日のんびり暮らしています

のんびり暮らす中で、気になったことなんかを書き込んでみたいと思います。

年度途中で、学童保育が営利企業の指定管理下になります

2018-09-17 17:19:46 | 日記
先週、10月から指定管理者制度に移行する学童の指導員に現状を聞く機会があった
現在勤務している指導員は、この先どのように自分たちが勤務することになるのか不安で、どうしていいのかわからない状態だという

この10月から、ここ埼玉県の比企郡にあるR町の学童保育がS株式会社の指定管理者の運営に運営変更となります
年度途中の下期から、民間営利法人の運営に変更になってしまうということです
先日の現在そこの学童に勤務している指導員からの話では、「雇ってあげるから、契約しなさい」という流れで説明会が行われ、雇用契約書も提示されない状況下で勤務契約を行う流れになっていたと聞きます
説明会で配布された給与提示では、月給制で施設長20万円、副施設長18.5万円、常勤指導員17万円、パート時給900円が記入されていたと言います
殆どの正規職員は減収となり、更に新規採用となるために今年度の有給休暇は無いことになるとのこと
学童での保育については、今後やらなければならないことが書面に書かれているものの、今後どのような学童にしていくのかの提示はなく、現在実施しているイベントに関しては実施を検討していくという話になっていたとのことでした
年度の後半に入って、前半に行っていたイベントが削減されようとしていると困惑していると聞きました
これまでは、今後も継続して働こうと思っていたが、ここにきて1年契約の非正規で働くことへの不安が尽きないと話を聞きました
自分で希望した訳でもないのに、給料が減額となり、正規として採用されていたが非正規の1年契約職員という勤務になり、今までやっていたことが制限されるという環境になることでの不信感はぬぐえないと聞きました


この学童は、保護者会が運営していたが、保護者から運営が重荷になってどうにかならないかという話が出ていた
併せて、地域に4つある保護者会運営の学童では保育に一部独自な運営方法があることに対して、町銀から同一運営にしようという声が出ていた流れの中で、行政が指定管理者制度に舵を切った
この流れは、昨年末に運営していた保護者会にも打診もなく行政の長が急に議会で学童保育の指定管理者運営を公表し、このこの流れが出来て、年度の方針に書き込まれ、4月に間に合わなかったことから10月からの運営者変更になった
現在は委託先に決まった民間企業に丸投げされた状態で、行政は現在次年度から開設予定の施設に目が向いており、学童については業者任せの状態にあるようだ


本来、学童保育は子どもが真ん中にあって、そこから学童保育、児童館、図書館、公民館などサポートが始まり、学校が寄り添い、初めて子どもたちの放課後が保証されるはずなのに、「指定管理者ありきで学童保育を考える」という考え方には、個人的的に合点がいかない


行政が「利権」を、運営企業が「利益」を追求するだけでは、子どもたちの『安心』は紡げない
今後も、子どもたちの放課後の居場所をめぐる環境は、指定管理者制度下に置かれていく流れがあり、今の政治が企業の利益を最優先している流れの中では、その行く先には企業による運営(利益追求の事業化)に向かって行くのではないかと感じられる
その流れの中にあって、そこに身を置いて子どもたちに寄り添う指導員は、正規雇用から非正規の短期雇用に移行され、益々先が見えない環境に置き換えられていく
明日が見えない環境で、スキルアップなど出来るはずもなく、保育内容の低下は否めない
安心して働ける環境に指導員があって、初めて子どもたちの居場所が放課後に築けていくものだと思います

2003年の地方自治法の改定から始まった規制緩和の流れは、多くのに非正規職員を作り出し、次第に拍車がかかり現在に至っている
子どもが過ごす放課後は、「子どもたちが育つ大切な時間」であることから、そこには子どもが育てる環境を保証する専門職の存在が必須のはずなのに、低賃金でスキルアップもない非専門職がケガだけはしないようにいるだけの場所になっていくように思えてならない
子どもたちが、単にいち労働力として育つことを目的に教育を受け、上司となる者のいうことを素直に受け入れ、時には銃を持って第三国で戦うことだけのモノであることが目的であるのならそれでもいいかもしれないが、この国が好ましい形で発展し、他の国と協調して好ましい世の中になっていけるような行動が出来るように育っていくことを託すためには、私たちが今どのような考えで行動しなければならないのかの岐路に立たされているように思えてならない

何故か今回は、かなり指定管理者制度について、非好意的な内容となってしまった
この半年、このR町学童保育の指導員から相談を受けて指定管理ということを、意に添わず学ぶ機会に置かれた
調べれば調べるほど、政治の流れに影響を受けていることが見えてきた
一地区、一地域だけの問題ではなく、行政との関わり方も念頭に置いての対応を考えないといけないのではないだろうか
結論はまだ見いだせていないものの、当事者は誰なのかを考えたた時、当然ながら『子どもが真ん中』に置かなければならないことだけは見えている

それが、保護者だったり、設置している行政であったり、運営している事業者が主体となってはならない
保護者であれば「サービス事業」となり、行政であれば「画一的な対策」であり、運営者となれば「利潤」を求めることになる
しかし、子どもを主体に考えることが出来れば、そこには『子どもの居場所』を作ることが出来る
私たちは、何よりも「子どもを真ん中に、子どもの居場所」を作ることを優先すべきであって、そこから動かなければいかないものだと考える


いつになったら、そんな社会が出来るのだろうか

暑い夏休みが終わりました

2018-09-04 17:43:26 | 日記
先週で、夏休みが終わりました
今年の夏休み期間中も、子どもたちと、ロケット飛ばしたり、流しそうめんしたり、割りばしで鉄砲を作って遊んだり、牛乳パックでウクレレ作ったり、段ボールでクルマを作ってみたりなど、いろいろと遊ぶことができました








今年はいつになく暑い夏だったことから、私がかかわった学童では、暑くて、外で遊べた時間が少なかったのが残念でした
市の通達で、基本、外の気温が35℃以上だと外遊びが出来ません
しかしです、どことは言えませんが、その気温を携帯で検索し判断している指導員がいます
携帯で居住地域を検索すると、代表的な地域なのか温度が表示されるのですが、どこで測っているのでしょうか
市内32か所に学童があり、地域的にすべての施設が同じ気温だとは到底考えられないのですが
私が現職の時には、各施設が個別に温度計を管理させて施設の温度を測定して判断をしていました
外用の温度計でも、かなり温度が上がってしまいます
私の場合には、砂場近くの日陰に配置しておいて確認していました(温度計は、置き方にもよりますが、日向に配置するとパンクします)
やはり実測が原則なのではないかと思います
同じ校庭で、でも、場所によっては高かったり低かったりするはずです
流石に100円ショップの温度計は店で売っている物で確認すると違う温度を示しているのでどれを買っていいのか、どこまで信頼していいのか不安になりますが、ホームセンターでそこそこの値段であれば目安にするのであればいいのではないかと考えます
先日そこそこ2〜3000円位でもいいのではとNETのサイトに投稿したら、ダメだと指摘されてしまいましたが、携帯で、気象庁の公示温度で判断するよりはいいと、私は考えます




そんな中でも、この夏に記憶に残っていることがあります
ある施設で、ひとりで遊んだり、私とふたりで遊べても誰かが一緒に入ってくると出て行ってしまう女子が、友だち遊びができる様になったことです
たくさんの子どもたちと接することが出来ましたが、その中でもいちばん嬉しかった
夏休みの最終日も、4人でトランプ遊びをして、ババ抜きでは声を上げで笑ってくれました
その子とは、いろいろトランプをしました
ババ抜き、神経衰弱、中でもシチゴサン(イッキュウサンと呼ぶこともあるようですが、個々の施設ではシチゴサンと呼んでいました)が好きなんです
タイミングをずらして負けたりすると、大声で笑える様になってくれました
なんか、とても嬉しかったです


でも、やはり夏休みに学童で昼寝をさせるのには抵抗感しかありません
先日も、寝なかった子どもたちが半分くらいいました、強制的に寝かすのには疑問です
その昼寝として暗くして横にならなければならない2時間が勿体無いと感じて仕方がありません
寝たい子は寝てもいいんですけど



私が現職時は、昼食後はお腹を落ち着かせる意味で、1時間程度は静かに過ごす時間とし、ふらふら歩き回ったりせず室内で過ごさせていました
基本は本読みとか折り紙くらいになってしまうので、ビデオを流すこともしていました
最近は、VHSからDVDに時代になり、レンタルやコピーで簡単に観ることが出来るようになりましたが、ビデオは著作権の関連が難しいことがあるため、安易な利用は難しくなっています
私の時代では、中古のビデオを自費で買ってきて施設に寄贈し、その中から子どもたちに選ばせて観せていました
リサイクルショップで、VHSなら税込108円で、かなり豊富に売られています

今はDVDの時代になって、少し値が張ってしまうので、DVDプレイヤーしか無い施設ではコスト高になりますね

ビデオを観せる場合は、2次著作権、3次著作権、外国の映画では吹替著作など、複雑な権利関係があるために簡単に見せることができません
私が現職時には、学童だけでなく児童館にいた際にも、施設でビデオを購入しそれを観せていました
ここにきて、ダンス教室だけでなく、音楽教室でも著作料をの支払いを求められる時代、なかなか権利関係があるものの利用は難しくなっています

昼寝の話ですが、今年係わった3ヶ所の内の1ヶ所では全員が強制的に、部屋を暗くした上で茣蓙を引いた床に寝かせられています
昼食後の3時間弱、何か勿体無いような気がする
前のことではありますが、ある地区では、昼食後そのまま外遊びをしていた施設もありました、それもどうかなぁ、とは思ったものの外に出るのは高学年ばかりでした
他の2ヶ所の施設では、寝たくない子どもは本読み時間となっていました
寝なくてもいいが本読みとは言え、3時までの2時間を強制的に自由にできなんてちょっとおかしいのではないかと思ってしまいます
小学校では昼食後は掃除時間です
2学期になって、この子たち大丈夫なのか心配になります

学校が始まりました、さてさて子どもたち、どうなってしまうのでしょうか