応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 呉座勇一 ***
「一夜で虚し 応仁の乱」ほとんどの日本人なら年号記憶のあるその大乱について、その時代背景、原因と結果についてどれほどの人の記憶にあるだろう。記憶力の良い方なら、その戦いが幕府の実質...
二液エポキシ樹脂レジンによる一枚板テーブル節穴埋め(備忘録)
以前一枚板テーブルをDIYした。その際、幅3cm、長さ10cmほどの節穴があり、これも味に...
なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか 石平 ****
タイトルはキャッチーだが、内容は日本における哲学・思想史ともいえるもので、日本における宗教と哲学を一気に解説してくれている。東アジアの国で、中華思想による影響を受けていない国はない...
京都ぎらい 官能編 井上章一 ***
2015年に出版された「京都ぎらい」がそこそこ売れた、ということで二匹目のドジョウを・・。...
世界のなかの日本 司馬遼太郎、ドナルド・キーン ****
ちょうど10年前に読んでいる本。御二人とも亡くなってしまい、今ではその声を聞くことはできないが、こうして書物として残っているものを読めるのは幸せなことである。現在の日本で「日本的」...
マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの<すきま> コリン・ジョイス ***
ニューズウィーク記者で92年に来日、日本に20年在住していた筆者による文化比較エッセイ。イギリスに行ったことがあって、イギリス人と会話した経験がある方なら「そうそう」と思うことしば...
名古屋のトリセツ 日本経済新聞社 ***
1.名古屋人の喫茶店好きの理由:尾張一宮は繊維の街で、家での商談は織機の騒音で難しくいつもミーティングは近所の喫茶店で実施した。常連になると店主からサービスで食事を付けてもらうこと...
ギリシア文化と日本文化 藤縄謙三 *****
ギリシア文化史の泰斗である筆者がギリシア文化と日本文化を比較するという、ちょっと大変な一冊に出会った気がする。こんな内容であった、と要約するにも恐れ多いような貴重な一冊だと思う。ま...
不思議の国の信州人 丸山一昭、岩中祥史 ***
長野県には複数のかなり違った文化と気質が存在していて、そのことを他県民はあまり知らない。そもそも「長野県人」という概念はあまりなくて、「どこの生まれですか?」と聞くと、飯田、伊那、...
なぜ、地形と地理がわかると幕末史がこんなに面白くなるのか 大石学 ***
幕末の50のエピソードを地図と地形図とともに紹介した一冊。ペリーが江戸湾に深く侵入できなかったのは、当時の万国公法では領海沿海部三海里(5.5Km)と決まれていたからで、浦賀奉行所...