意思による楽観のための読書日記

面白きことなき世を面白くするのは楽観力、意思に力を与えるのが良い本
*****必読****推奨 **閑なれば *ムダ 

バッテリー あさのあつこ ***

2011年04月30日 | 本の読後感
小学6年生を卒業するその時、岡山県の新田市に引っ越してきた少年野球のピッチャー原田巧は自分の投球に絶対的な自信を持つ少年であり、野球に対しては決して妥協することをしない心をすでに完成させているピッチャーであった。弟の青波は4年生だが体が弱く小さい頃から病気がち、母の真紀子はそんな青波の体調がいつも気になる生活をしてきた。父の広は営業マン、東京、から転勤で福岡、岡山と移り住み、それにしたがって家族も . . . 本文を読む
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宗教の日本地図 武光誠 ***

2011年04月29日 | 本の読後感
都道府県別の神社仏閣と歴史解説、興味深い編集である。一向一揆、法華一揆、島原の乱などは宗教に絡んだ戦いであるが、神仏習合があり、日本では宗教対立よりも多くの宗教を受け入れてきた歴史がある。数多くの神社、八幡信仰、天満宮信仰、稲荷信仰、仏教では南都六宗から天台宗、真言宗、そして浄土、浄土真宗、時宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗という鎌倉新仏教から、明治の廃仏毀釈を経て現代の新宗教まで地域別に相当の特徴もあ . . . 本文を読む
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親指さがし 山田悠介 **

2011年04月27日 | 本の読後感
小学生の時に仲良しだった男女5人組、12歳の時に由美が言い出した「親指さがし」というゲームからこの恐ろしい話は始まった。輪になって手を繋ぎ、隣の人の左手の親指を隠して目をつぶる、そしてそこで見えてくる部屋の中で親指を探す。背後から肩を叩かれても振り返ってはいけない、元の場所に帰りたかったらろうそくを消す、というルール。最初は信じられなかったが、それは起こった。本当に見知らぬ部屋に迷い込んだ気がした . . . 本文を読む
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となり町戦争 三崎亜記 ***

2011年04月26日 | 本の読後感
普通の町、舞坂で隣町と突然戦争が始まる、というちょっと変わったおはなしだ。 戦争と言っても大砲やミサイルが飛び交うわけではなく、役所に隣町戦争係が設置されて、予算が計上され、新聞に戦死者数が掲載されるだけという実感のない戦争なのだ。町の役場から偵察業務を委託するという任命書が会社員の私に届く。いったい何を偵察するというのか。実感のないまま任命に応じる。 役所の担当者香西さんは若い女性であり好感 . . . 本文を読む
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看守眼 横山秀夫 ****

2011年04月25日 | 本の読後感
それぞれ一回ドキッとさせられる短篇集である。 表題作「看守眼」。県警の機関誌編集を任された山名悦子は26歳、ベテラン上司が定年退職前の休暇中、定年退職者特集の定年者による回想手記、47人いるのが46人分しか集まっていない、全部集まっていると上司は言っていたはず、なぜだろう。残りの一人はF署の近藤宮男、留置所の看守係で、昨年の主婦失踪事件の被疑者を留置していた担当者だ。刑事になりたかったのになれな . . . 本文を読む
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激変!日本古代史 足立倫行 ***

2011年04月24日 | 本の読後感
箸墓古墳と卑弥呼、ヤマト王権、邪馬台国と吉備、出雲、日本書紀と藤原不比等、群馬の古墳群、聖徳太子はいなかった?、大化の改新と蘇我氏、伊勢神宮の誕生と筆者の今までの疑問を取りまとめた書物。 飛鳥博物館長白石太一郎さんの説。「倭国大乱のなかで近畿。瀬戸内海連合勢力が鉄を求めて伊都国、奴国などの玄界灘勢力と戦った。近畿連合が勝ちヤマト王権で邪馬台国が盟主となり、卑弥呼の呪術的権威により宗教的指導者とし . . . 本文を読む
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ブラック・ドッグ ジョン・クリード ***

2011年04月23日 | 本の読後感
ジャック・バレンタインは元英国の秘密諜報部員、現役からは退いているが、トラブルに遭遇することが多い性格である。食べ物や音楽にこだわり、度々それらが登場するのは、村上春樹や景山民夫を思い起こさせる。 ジャックの隣人ジミーの兄、ロバート・カーの認識票がアイルランドに海岸に打ち上げられる。ジミーに付き添って検視審問にでたジャックは審問が延期され、延期理由に不審を抱いた女性記者から不審な理由を聞き出して . . . 本文を読む
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博士の愛した数式 小川洋子 ****

2011年04月20日 | 本の読後感
数学者だった「博士」、その家に家政婦として務めることになった私は10歳の一人息子を持つ30歳前のシングルマザー。博士は義理の姉と暮らしているが、母屋と離れで別れて住んでいる。博士は数学の賞も受賞した数学者であったが、1975年に交通事故でそれ以降の記憶はなく、新しい記憶は80分しか保持できない64歳の老博士、という設定である。 博士はタイガースファン、そして数学に強い関心を持っているが、それ以外 . . . 本文を読む
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カリナン 春江一也 ***

2011年04月19日 | 本の読後感
プラハの春、ベルリンの秋を書いた筆者の手になるカリナン、フィリピンの首都マニラから1000キロ離れたダバオ空港、そこから車で1時間程度で着くのがカリナンである。柏木雪雄は都市銀行の常務にまで上り詰めたエリートであったがバブル崩壊で巨額の損失を銀行に与えたとして1年の刑期を務めていた。カリナンは記憶の中に幼い頃の記憶にある懐かしい地名、自分が生まれて5歳まで育った土地はフィリピンだった、その時に自分 . . . 本文を読む
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いい家は無垢の木と漆喰で建てる 神崎隆洋 ***

2011年04月18日 | 本の読後感
タイトル通りの内容の本、家を建てることを検討している人には気になる内容である。建売の住宅だけではなく、ハウジングメーカーに依頼して建てる住宅、工務店でも集積材やビニールクロス張りの家を建てる事が多い、フローリングの板も合板、土台も集積材や米ツガ、相談するとその方が反りがなくて長持ちしますよ、おまけに経済的です、等と言われて納得してしまう。 無垢の木や漆喰は古くから日本建築で使われてきた素材であり . . . 本文を読む
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今日も元気で読んでいます!


2008年1月から読んだ本について書き残してきました。読んだ内容を忘れるのは致し方のないこと、でも少しのヒントがあれば思い出すこともありそうです。今日も応援いただきありがとうございます