意思による楽観のための読書日記

国境 黒川博行 ****

「疫病神」の続編、極道の桑原は、二宮の「疫病神」、舞台は北朝鮮。詐欺師が北朝鮮に逃込んだために、桑原と二宮のコンビが国境を越えて北朝鮮に密入国する。このような危険な状況でも異彩を放つ極道の桑原。口では二宮を罵りながら、二宮を助け、詐欺師を追い詰めてゆく。主人公は桑原である。黒川博行は、北朝鮮という不可思議な国家と、極道でありながらやくざの主流とはならないだろう桑原をおもしろく、しかしうまい筆致で描いている。
国境 (講談社文庫)
疫病神 (新潮文庫)

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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