水徒然

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猛暑、熱中症に係る記載を調べました。(その3:熱中症とは)

2011-07-11 | 日記

'11-07-11投稿、強調
 既報で熱中症に係る猛暑など外的要因を調べました。
今回は熱中症に係る内的要因にはどのようなものがあるのか?、
及び、その処置に係る記載を調べました。

 熱中症 症状・予防・応急処置のポイント 2分チェック
(一部割愛しました。文中強調はブログ主メモのため)
 「熱中症」、猛暑の続く夏に負けぬよう、その恐ろしさを学び対処したい。
熱中症とは~いくつかの症状の総称、最悪は死に至るケースも

 「熱中症」とは、
 発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、様々な体の不調を総称した症状です。

体温調節機能」がうまく働かなくなると、発汗による蒸発や皮膚からの熱放出を通じた「体温のコントロール力」が崩れ、本来なら暑いときも寒いときも一定に保たれるはずの体温が上昇し、体内に熱がこもってしまいます
  同時に、体内の水分や塩分のバランスも失われます。 それらによって、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など、さまざまな「熱中症」の症状が引き起こされることになります。
・・・
 はっきりした自覚症状を感じることも少なく、「ちょっと調子が悪い」「気分がよくない」といった程度の状態を放置して症状が深刻になるケースが多いのも、恐ろしいところです。また、一度熱中症を経験した人はその後熱中症になりやすくなる、との説もあるようです。
 「熱中症」はただひとつの症状ではなく、・・・
熱疲労」:水分不足による脱水症状と血圧の低下の急激な進行によって、頭痛やめまい、吐き気や脱力感などを生じる症状です。
熱けいれん」:汗を大量にかいた後に水ばかり飲んで、塩分の補給をしなかった場合に起こりやすい症状です。塩分やミネラルを多く必要とするお腹やふくらはぎの筋肉が、場合によっては痛みを伴い、強くけいれんします。
熱失神」:直射日光下の野外や高温多湿の室内などで、長時間活動していた場合に、末梢血管の拡張によって血圧が下がり、めまいを起こしたり失神したりします。
熱射病(日射病」:死亡率が高く、病院で緊急の手当てを要する症状です。
体温調節のための中枢機能そのものが麻痺してしまうため、体温が40℃以上に上昇し、発汗もみられなくなり、また吐き気や頭痛・言動がおかしくなったり、意識を失ったりします。
  そのままでは最悪の場合、死にいたるケースがあるため、体温を下げるための応急措置をとりながら救急車を至急呼び、病院で治療を行う必要があります。
 熱中症は、炎天下やスポーツ時だけの病気ではない 暑い夏には「熱中症」を心配するものですが、熱中症はたしかに梅雨明け後の7~8月にもっとも起こりやすい、といわれています。 また、気温でみると、最高気温が30℃となるあたり(いわゆる「真夏日」)から熱中症の患者の発生がみられ、33~34℃あたりになると患者数が急激に増加する、といわれます。
  特に気温が36℃を超えると、人体の皮膚温を上回ることで体温調節に重大な影響を及ぼすため熱中症による死亡者数が多発する、とのデータもあります。
  加えて、前の日に比べて特に気温があがった時なども要注意とされています。 ・・・
 温調節機能を妨げる「熱」が体の内側からやってきた場合にも、熱中症は起こる可能性があります。
  たとえば室内で軽い運動をしていて、湿度が高いために汗をかいても蒸発せず、体内に熱がこもってしまった場合にも、熱中症が起こる可能性があります。 ・・・
  室内で静かにしていた高齢者の方が熱中症で倒れる場合もありますし、梅雨どきの湿度の高い日に、体調のすぐれない子供が体内の熱をうまく放出できずに、熱中症になる場合もあるのです。
  とりわけ65歳以上の高齢者は、他の年齢層に比べ、重症患者の割合が増加する傾向にあるそうです。 高齢になると汗腺の機能が低下して汗をかきにくくなりますし、また体温を調整する自律神経の働きも低下するなど身体機能が低下して、熱中症が起こりやすくなるのです。
  このように熱中症は必ずしも、炎天下や猛暑日に激しいスポーツをしているようなときだけ起こるものではありません。 特にまだ体力がなく、体温調節機能も未発達な幼児・小児に対しては、暑い時期がくる前の梅雨時においても熱中症に対する備えが必要になります。・・・
熱中症は室内や車中、あるいは冬の室内などのさまざまな場所・状況で起こりうること、そして外見上さほど汗をかいていなくても脱水症状が進み、熱中症となる場合もあることを知っておきましょう。
  熱中症 その予防対策と、水分補給のポイント
 熱中症の予防対策としては、まずは「体調の管理」そして「体温調節機能を助けるための環境(場所・服装)を整え、水分補給を行う」ことが、基本となります。・・・
 外出時には、時おり涼しい木陰やクーラーのある室内で、休息をとるようにします。 また水分補給による予防については、「こまめな水分摂取」「塩分の補給が必要」の二点を、おぼえておきましょう。
  人は普通の生活でも、一日に2リットル以上の水分を失っているそうです。 特に暑い夏場は多いときに一時間に1リットルの汗をかく場合もあるそうですので、こまめな水分の補給は欠かせません。 のどがカラカラに渇いてからでは、すでに脱水症状を起こしている可能性もあり、熱中症の予防という意味ではよくありません。 また冷えすぎた水をいつも一度に大量に飲んでいると、胃にも負担がかかります。 ほどほどの冷たさの水を回数を小分けにして、飲むようにします。
特に高齢者の方は、一般に歳をとるにつれて水をあまり飲まなくなりますしトイレに立つ回数も減ってきますので、熱中症を予防するためにも意識してこまめに水を飲むようにしたいものです。
また寝ている間に熱中症が起きるケースもあります。暑い夜には、寝る前にコップ1杯程度の水を飲んで補給しておきたいものです。
 ・・・塩分摂取という意味で時々干し梅をかじるのもよいでしょう。 なおアイスコーヒーなどカフェインを多く含む飲み物は、利尿作用があるので避けるようにしましょう。

熱中症 応急措置と病院での治療について
 熱中症になってしまった場合、すでに体温の調節機能がなんらかの障害を受けているので「人命にかかわる緊急事態」という認識を、まずは持ちたいものです。
  応急措置としては、「いかに早く体温を下げるか」ということが、まずポイントになります。 暑い戸外からクーラーの効いた室内や涼しい木陰に避難し、同時に衣服を緩め風通しを良くします。 冷たいタオルなどを使って、体を拭いたり首周りや脇の下を冷やしたり、うちわなどであおぎながら、体を冷やすように努めます。
  水分や塩分の補給も行うべきですが、すでに「熱射病(日射病)」で意識を失っているような場合は、水を飲ませては気道に流れ込んでしまうため、かえって危険です。もし吐いたりした場合は、気道をつまらせないよう、横向きに静かに寝かせるようにします。 本人が意識障害を起こし自分で水が飲めないような場合には、救急車が到着するまでは体を冷やす応急措置を続けながら、一刻も早く病院・医療機関に運ぶことが大切です。
 また熱中症の症状から回復したつもりでも、体力が弱った状態のまま翌日からすぐに動き回ったり、周囲にあわせて無理をすると、再発のおそれもありますので、過信はつつしむべきです。 熱中症が場合によっては「死に至る病」となることの恐ろしさを十分に認識し、その予防という観点からも適切な水分補給と日頃の体調管理に努めていきたいものですね。
  なお、太陽光が強さを増す暑い季節には、熱中症のみならず紫外線にも注意を払いたいもの。  
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財団法人 脳神経疾患研究所/総合南東北病院
知るほどTOPICS 2008年7月号
猛暑を安全に過ごす方法
(一部抽出しました。)
「・・・ 地球温暖化の影響で、世界各地で異常気象や気温の変化が起こり始めています。 ・・・ 

●日本の夏は暑くなり続ける?  
 現在、地球温暖化の影響が徐々にではじめ、世界各地で気温の上昇が確認されています。昨夏の猛暑の一因とされるラニーニャ現象も温暖化が関わっているといわれていますが、ヒートアイランド現象気温の上昇に深刻な影響を与えています。

ラニーニャ現象とは】 
  赤道近辺の太平洋の海水温が低下し、その状態が1年程度続く現象。 この影響で日本では、夏に気温が 平年より高くなり、また冬の気温が低くなる傾向がある。
 エルニーニョ現象とは逆の状態となる。 
ヒートアイランド現象とは
 ビルや工場などから排出される熱が増えたり、緑地の減少により、都市部の気温が周辺部より上昇してしま うこと。また、昼間アスファルトなどに蓄えられた熱が夜間に放出されるため夜間の気温も下がりにくくなる。

気をつけたい熱中症!
 ・・・重篤化すると死に至ることもあり(表1参照)、


・・・、室内でお年寄りが亡くなられたというニュースも何件か報じられました。 ・・・

●暑さに要注意!乳幼児と高齢者
 まだ発汗機能が未熟な乳幼児や、発汗機能が低下している高齢者は、身体に熱がこもりやすいため、注意が必要です。
・乳幼児…大人よりも背が低いため、地表の熱の影響を受けやすい。ベビーカーも同様であるため、気温の高くなる時間帯の外出は避ける。
・高齢者…高齢者は喉の渇きを感じにくいため、脱水症になりやすい。定期的に水分摂取するよう気をつける。また、暑い時間帯を冷房の効いた公的施設(公民館、図書館)などで過ごすということも提案されている。 」 本文読む

⇒既報で記載しましたが、熱中症は数年前からも、年々増加傾向にあります。特に、乳幼児、高齢者は注意しなければなりません。
 今後、上記のマニュアルを遵守していきたいと思っています。
本文中の貴重な記載の詳細を参照願います。


 


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