諸行無常

１６日はオヤジの命日、仏教で云う１周忌だった。
うちは神道だから、そうは言わないが…。
急な他界の為、昨年の今頃はバタバタしていたのを思い出す。

友人の見舞いの後、高校時代を過ごした田辺（紀伊）のまちを
久しぶりにブラブラと歩く。
あまりに変わり果てたまち並みに愕然。。。

田辺は城下町で、Ｔ字型の道が連続に複合しており、
攻め込まれても敵が迷ってしまう迷路のようになっているのが特徴。
下屋敷、中屋敷、上屋敷町など面影が残っているが、
そんなＴ字型道（一部）を潰し、
広い真っ直ぐな道を１本ド～ンと通してしまった。

防災（消防）や地域経済活性化の為かもしれないが、
無謀な計画（…と勝手に思っているが）に怒りより無常を感じてしまった。

こういう現象は地方都市に行けば、いくらでも見られ、
みんな同じ様なまち並みで、面白くもなんとも無い。
地方にとっては死活問題かもしれないが、
結局それが自分で自分の首を絞めている事に繋がる。

青春時代の想い出に浸るだけでなく、
当時はまち、大地に気が充実し活気があった。

今、まちは綺麗になっているが、気も薄まり、
歩いていても楽しくない。

人口減少、経済状況などの問題もあるが、
もっと違うまちづくりもある。

お困りの方、どうぞ私に電話下さい（笑）。。。