週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

戸隠の夜!

2012年02月17日 | 呑み屋探訪(恵比寿、渋谷界隈)

                    戸隠そばのざる

 とある週末、学生時代の同期と恵比寿に降り立つ

 今宵の目当ては、久しぶり信州そばの「なゝ樹」である。

 本格的な戸隠のそばに、信濃の地のさくら肉、野沢菜や山菜が味わえる名店だ。

 寒冷地ならではの風味豊かな素朴は、洗練とは対照的に、発作的に食いたい衝動に駆られるのだ。

 古民家の寛ぎ。

 まさに、都会のオアシス。迷える大人の安全地帯なのだ。。

              

 この時季は熱燗に限る。なめたけのおろしのお通しが添えられている。うれしいねっ。

          馬刺し
          公魚の天ぷら
          蕎麦コロッケ
 
 さくらと呼ばれる、馬肉の刺し身が分厚い。極寒の湖を泳ぐワカサギの白身はどこまでも脆く、淡い。塩の加減を愉しめる酒飲みの供である。熱々の蕎麦粉は重量感たっぷり。

 見事な色の出汁巻きや厚く切った板わさと山菜、馬のもつは歯応えがあり、あくまでも淡白である。噛むと信濃の草原を駆ける駿馬の爽快がみえるようだ。

          出汁巻き
          ご存じ地鶏の…
          馬のもつ煮
          かまぼこと山菜

 5年で居酒屋を6店に広げた友、生え抜きで奮闘するメーカー勤めの友等の苦悩と賞賛、研鑽と歓喜をつまみに飲る盃は、なによりの安堵をもたらしてくれる。過去にどっぷりとゆり戻されながら、現在進行形の己を俯瞰で見られる好機でもあるのだ。

          ざざ虫とイナゴ

 親御さんの出が信濃の友が虫の佃煮を頼んだ。こうした滋養を味わう歳になったのだな。ぬる燗にことさら合う黒い食感に笑顔がこぼれた。

          香の物

 「なゝ樹」の愉しみの野沢菜と沢庵、ごぼうのお新香は再三お代わりした。

 シメの戸隠のざるまで、いったい何本徳利が空いたことか。

 トロッと濃厚なそば湯まで飲み干して、女将さんにさよならする。

 やっぱり、いい店だなあ


       「田舎そば 冬にもざるは 心意気」
                            海光

  

 
◆恵比寿「なゝ樹」◇

 渋谷区恵比寿西1-13-2
 03-3496-2878
 http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13002064/


  2012年TOTAL RUN  239km    2月17日現在  

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4 コメント

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蕎麦酒はいいですね~ (ティコティコ)
2012-02-17 14:21:35
美味しそうなものばかり、こんな肴をつまみに美味しい酒を飲みたいものです。

そば前は大好きですが、何時も昼下がりの暇な時間(3~4時頃)に行って軽くつまみ酒を2,3本軽く飲んでモリそばを手繰るか時にはヌキ(ふだんは天ヌキ寒いときは鴨ヌキ)してサッと次の店にハシゴです(笑)

ぬき (海。)
2012-02-17 18:07:23
ティコティコさま
なんのなんの、いつも美味しそうなつまみで飲んでいらっしゃるではないですか(笑)。
ぬきで、蕎麦まえとはさすがの粋人ですなあ。
上級者のティコティコさん見習って、こちらの呑み助も精進いたしやす。
うわーっ!なゝ樹だ!! (赤)
2012-02-23 10:32:19
久しぶりに見た~!
恵比寿といっても、今は代官山寄りなので、
最近とんと行ってないっす。
恵比寿駅前のビルに出向してた時は、
よく昼に行ってたんだけどなぁ。
今週末は飲み会(あ、勉強会・汗)ですね!
また楽しく飲み(勉強・大汗)しましょう!!
なゝ樹っすよ。 (海。)
2012-02-23 15:13:26
赤さま
昼は野沢菜食べ放題。あれはいいサービスだ。仕事しながら、合評作に、投稿作と読んで選評も大変でしょうが、頑張って乗り切ってくださいまし。
ご褒美の飲みってこってすな(笑)。
よろしゅう!!

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